
さて、昨年6月、私はひょうんなことから、友人宅の「ハウスシッティング」をしました。
「ハウスシッティング」とは、簡単に言えば留守番です。ただ、それが数時間ではなく、ある程度の期間に亘り、彼らに代わってその家に住み、家を守ります。この習慣もNZではよくあることで、期間や条件は様々で定義があるわけではありません。

私の場合は、期間は1ヶ月、条件はペットの世話と郵便物整理を毎日、花の水遣りを週に2,3回。少しの光熱費を事前払いでしたが、後は特に制限もありませんでした。

「海外で初めての一人暮らし」。しかもそれが、NZ最大の都市、オークランドで、私は久しぶりに「自由な空間、気ままな時間」を手に入れ、いろいろなことに挑戦しました。
その一つに
「日本語だけで生活ができるか?」
というテーマも設定しました。愚かなことかもしれません。それでも私は、様々な角度からNZを見てみたかったのです。当時の私は北島の地方都市で暮らしており、「オークランドは日本語で事足りる」という、噂の真相も確かめたかったのです。
これを実行しているときは、買物はJapan マーケットか大手スーパー。スーパーであれば、レジで話す必要もありませんし、金額も表示されるので聞き取る必要もありません。必要なものを探すのにも、英語は読まずとも品物で判断がつきます。外食も日本語が通じるお店で済ませ、ネットカフェも日本人経営を選択。日本語の情報誌を読み、遊びに行くのも日本人。学校で話をするのも日本人のみ(もちろん学校の授業中は除きます)。
しかし、それが3日も過ぎる頃、私は「むず痒さ」を感じました。

それにあらがうように生きることの息苦しさを覚え、私は初めて
「英語を話したい。例え片言で、自分の意思を100%伝えられなくても、私の言葉は英語だ」
と痛感したのです。それ以来、私は臆することなく英語の世界に飛び込むようになりました。
「生活する」という定義をどこに置くかにもよりますが、日本人弁護士、会計士、不動産、医療通訳etc いろいろな日本の方も活躍なさってるオークランド。ここでは「日本語で事足りる」というのは、ある意味正しいかもしれません。

ただ、どうか誤解をしないで頂きたいのは、日本語が通じる空間はあっても日本ではありません。自分が生まれ育った所と異なる地域で生活することは、そこの長所も短所も受容しなくてはならないと思います。
私の場合ですが、NZのすべての短所や言葉の不自由さを受け入れても、ここで生活をしたいと思います。この気持ちが「英語は話せなくても生活できる」と思わせ、また「もっと英語を自由に話せるようになりたい」との思いも生み出し、私をNZに留まらせるのです。

ほとんど日本語使っています、という方。
英語しか話しません、という方。
難しいですね、という方。
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(Umi)
そんなことより、面白いことを試しましたねっ(笑)私は初めての留学の時は本当にストイックに「英語ONLY」として、日本人の友達同士でも「英語にしよう」と決めて、でも語彙も表現力も少なかったがために大変でした・・。沢山沢山話したいことがあるのに何て言えばわからないっ、最後には「にゃーっ」とか「みゃーっ」とかジェスチャーとか・・顔で表現することも学びましたっ(笑)でも英語に慣れた今でも毎日毎分新しい表現に出会える、だから留学って楽しいんですよねっ。このブログの仕事を通しても皆からのコメントで学べる、NZにも皆にも感謝です!
コメントありがとうございます。
そう、私は体感温度が異常なのです。今日は暖かかったのですが、今はフリースの上下に起毛スリッパ。腰にはブランケットを巻いています。今からこの調子では、真冬はどうなることやら・・・。
Aiさんのように英語を自由に話せても、日々学ばれることが多いのですね。安心しました。私はいつも新しい言葉を学んでは忘れ、間違えては覚えの繰り返しです。年のせい??
「年」に責任転嫁をしないで、楽しみながら英語を使っていきます。
Kickoff-T様
コメントありがとうございます。
本当に仰るとおりです。
私はオークランドに来てから、日本語に接する機会が激減しました(学校もフラットもENGLISH SPEAKERのみ)。
今でも話すことが苦手ですが、そんな私の言葉を「練習」の一言で、我慢強く聞いてくれる友人たちのおかげで、少しずつ上達しています。
環境は本当に大切ですね。実感します。
確かに英語があまり話せなくても、日本語で生活はできそうな気がしますよね…。
私は日本で英語を教えてたので、文法や語彙は大丈夫なんですけど、
スピーキングが苦手なんです。。。
こっちには英会話力をつけに来たので、学校でも日本人の友達ともほとんど英語で会話してます♪
フラットはKIWI&日本人夫婦なんですけど、いつも英語で話してます♪
お互い頑張りましょうね☆
はじめまして。
コメントありがとうございます。
仰るとおり、日本語で生活が出来そうな錯覚に陥るときがありますね。
でも、やっぱり外国です、先日もカフェで「カプチーノ」を頼んだのに出てきたのは「紅茶」。久々に凹みました。
最近、友人やフラットメイトは、私の間違った英語(文法、発音等)でも察してくれることに甘えていました。
ひちんさんのコメントを拝見して、これではいけないと反省し、またやる気も復活です!!本当にお互いにがんばりましょうね♪