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2005年07月28日

一生モノ

フラット生活がスタートし、数日が経った。晴れ


フラットは・・・というと、シャワーの出が異常に悪い事と部屋が超寒いことを除けば、まずまずと言ったところ。まあ週100ドルだし、こんなもんでしょ。



フラットメイトは全員キウイの大学生で、若者且つとてもフレンドリーなので◎。キスマーク


短い期間とはいえ、一緒の家に住む人なのでここが私にとっては一番胸をなでおろしたところ。今週末は一緒にバドミントンをする予定。健康的だ。




さて、私が書くのは今回が最後となりました。今まで読んでくださって有難うございました。



会ったことのない人達、違う国にいる人達、様々な人達にこのブログを読んで頂き、コメント頂き、自己完結ではなく双方向のブログになり得た事が一番嬉しい事でした。



それで、今日はこのブログに参加したきっかけを少し。

私が「ワーホリするぞ!」と決めてからの数週間は、周りにワーホリ経験者がいなかったので、「ワーホリって何?」「ワーホリで何ができるの?」という所から始まり、


ワーホリ関連の雑誌を読んだり、ネットで調べたり、あるいはエージェントを回って皆が何やってるのか聞いてみたり、情報収集に動いた、そんな感じでした。



でも、どの情報を見ても「充実の日々」「沢山の出会い」「偶然見つけた仕事が天職に」と心躍らされるようなフレーズばかり。



あたかもワーホリに行けば皆が必ず何かを見つけて、誰もがハッピーな毎日を送れるようなキャッチコピーの連続にうさんくささすら感じられ、


「ほんの一握りの成功事例だけを選んで載せてるんだろうなぁー」とげんなり。



だって1年365日に同じ国に居て、嫌な事・憂鬱な事が無いなんて楽天家すぎる!!


でしょ?



確かに「最悪の日々です。ワーホリ大嫌いです。」なんて載せても本は売れないわけで、そう考えるともう必要な情報だけ持って、後は自分で行ってやってみるしかないかーと。で、とりあえず友達に教えてもらった語学学校とホームステイだけ決めて、その後は「まあ何とかなるさ」で来てしまった次第。




で、結果。何とかなっている。というより、生活するうえで何とかせざるを得ないのでしてきた、と言う方が正確かもしれない。



銀行の口座開設も1度は失敗したものの、日本人スタッフがいる別の銀行を教えてもらって開設したし、スケイビーズにかかった時も自分で病院行って何とかした。仕事も日本語教師は不採用になったけど、ウェブデザインの仕事は見つかった。不採用になった日本語教師も、その楽しさが分かったから自分で貼り紙して生徒を見つけてきた。



そう、結構何とかなってる!



たった8ヶ月のNZ生活でも、友達もできたし、やりたい事もやってきた。だけど、日々は決してチャレンジ続きでもドラマチックでもイベントでもない。毎日頑張ってたわけでもない。



ホストファミリーとのごたごたもあったし、二日酔いで動けなかった日も、仕事でストレスを感じた日々も、何かしたかったのに結局何もしないまま終わっちゃった日も、家の近所で海を見ながらこれから先どうしたらいいのか考えていた日も、とにかくそういう留学雑誌のワーホリ体験談とは全然違う日々がそこら中に散らばっていた。




このブログに参加したのは、そういう日々を伝えたかったから。ワーホリは何が成功で何が失敗か、そういう風に分けられるものではないし、他人と比べるものでもないと思う。どれだけ沢山の人に会ったかでもないし、どれだけ無茶な体験をしたかでもないし、どれだけ長い間一人旅をしたか、でもない。


どう過ごすかは人それぞれで、誰に影響されたのか、何が作用したのか、あるいは何にも影響されず自分だけで全部決めてきたのか、それも人それぞれ。



私の場合。当初「英語のブラッシュアップ」が大目的で来て、確かに日本とは違う経験が出来るだろうとは思ってはいたけれど、それが具体的に何だかは見当もつかなかったし、実はそんなに大きな期待もしていなかった。それがずっと大切にしたい人たち・家族に出会い、WEBの仕事につき、その中で色んな事に気づいた。


でもそれはみじんも予測してなかった事。自分の中の価値観が大きく変わったこと −「家族」が苦手だった私にとって、一番の優先順位が「家族」になり「仕事」が二の次になったこと− は一番予想外だった事。




大目的だった英語のブラッシュアップは結局そこそこだったけど、ここに来なければずっと分からなかったであろう価値観の変化は、私にとっては一生モノ。



8ヶ月のNZ生活を経て迎えた今日と、例えばワーホリに来ないで日本で迎えた今日とは、私に
とっては確実に違った。




これからの事は実はあまり考えていない。日本でNZとのギャップにがっかりしながらも、すぐに生活に慣れ戻るんだろうなぁとも思う。だけど日本に戻った時に感じるであろう違和感、この違和感にだけはずっと慣れずにいたい。自分が得た価値観を忘れないという事だと思う。



では、最後になりますが皆さん、お読み頂き有難うございました。ワーホリ中の方も、これからの方も、どっちでもない方も、皆さん健康で、そして日々好日でありますよう、お祈りして終わりとします。


ひらめき
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むかっ(怒り)



(べっち)
posted by キックオフNZ at 06:18 | Comment(16) | TrackBack(0) | わたしの出会った人たち
この記事へのコメント
確かに、日本で手に入るワーホリ関連の情報はいいことばかり書いているものが多いですね。べっちさんの言うとおり、ワーホリに行けばずっと楽しい生活が待っているなんていうのは、事実は離れています。当然嫌なことやしんどいことも一杯あります。

人それぞれという言い方もできますが、別の言い方をすれば、本人次第ということだと思います。
Posted by Kickoff-T at 2005年07月28日 10:45
何とかなる!ってイイ言葉ですよね。
なんとかしようと思ったらできるモンなんですよね。
その8ヶ月の経験は、一生の糧になるんでしょうね。
私もそういう「違和感」を感じられるほど、精一杯NZ生活をしたいと思います。
Posted by あやっち at 2005年07月28日 18:44
楽しく読んでました、今回で終わりなんですね。残念です。

ほんと、充実した期間ですね。確かにいろんな物事の考え方が変わったんだろうなと思います。
その思いを大切に、これからも頑張ってね!
Posted by ひつじ at 2005年07月28日 19:21
べっちさん、長い間NZオークランド発のホットな情報を有難うございました。今度はべっちさんご自身のブログとかHPで声を聞かせていただければ、と思ってます。

そう、あやっちさんも感銘しておられるように、「なんとかなる」ものですね。たぶん大切なのは、小さくてもいいから第一歩を踏み出すことではないでしょうか。そうすると、世の中を流れている、「善意の流れ(海流)」に乗ることができると思ってます。Be of good cheer!
Posted by mikionz at 2005年07月28日 22:05
はじめまして。私はすでに帰国組ですが、楽しく拝見させてもらってましたgumeといいます。
べっちさんのおっしゃる通り、確かに海外に飛びだすことって行っちゃうことそれ自体が魅力的に取りだたされてるけど、ほんとに素敵なことってその本人にしか分からないようなことなんじゃないかなあ。だからこそ、1年振り返っても結果的に良いことが頭に残ってる。私も同じでhard timeもいっぱいあったけど、ほんっとに濃い月日だったなって思う。そう思ってると、ワーホリで得た自分にしかない経験を人に伝えるときってやっぱりキラキラしちゃうんよねえ・・・

またどこかでブログ再開願ってます!
Posted by gume at 2005年07月29日 00:55
べっちさ〜ん!

本当にお疲れ様でした。べっちさんからもいつもコメントいただいたりして、ありがとうございました!!ジェイもべっちさんの前向き姿勢を思い出しながら、自分も前向きに頑張って生きたいと思います。

残りのワーホリ期間、楽しんでくださいね!!お世話になりました。
Posted by ジェイ at 2005年07月29日 07:34
べっちさん
お疲れ様。
最後の記事、お顔の公開があるかな?とちょっと期待してましたが、残念。
ワーホリで得たものがたくさんありましたね。これからのべっちさんの人生に意味のあるいい体験をたくさんしたことでしょう。
またよかったらコメントなどください。お疲れ様でした。
Good Luck!
Posted by はっぴぃきうぃ at 2005年07月29日 09:45
皆さんありがとうございます!

>kickoff-Tさん
そうですね、本当に本人次第で、気の持ちよう次第というところだと思います。

私はあんまりふかーく落ち込みたくないタイプなので、よくホストマザーと「Tidak apa apa(ティダアパアパ=Who cares!のインドネシア語)」と言いあってました。

>あやっちさん
こんにちわ。あやっちさん、これからなんですものね!うらやましい。NZからもブログ続けてくださいね。
そしてお誕生日おめでとうございます。

>ひつじちゃん
どうもありがとう!!こっちに初めて来た時「日本人の友達はいらないや」って思ってたんだけど、ひつじちゃんいてくれて何でも話せて、本当に良い出会いだったよ。NZにいられる君がうらやましいぜ。

>mikiozさん
ありがとうございます。
一歩踏み出す事って勇気がいりますよね。きっと。
私はいつも、「ぬるま湯の蛙」(ぬるま湯に浸かってるカエルは、その心地よさにそこを離れがたく、最後はじわじわお湯が沸騰した事に気がつかずに死んでしまう、という話)を思い出してます。私には新しい世界に飛び込む事よりも、ぬるま湯をを捨てる事の方が難しく思えます。

個人ブログは・・・あまり機能していないので・・・笑

ジェイさん
こちらこそお世話になってありがとうございました。まだまだお若い学生さんですからね!!沢山楽しみですねー(って私はおばあちゃんかしら)

私もジェイさんがこっちの大学で頑張ってるの、すごいっていつも思ってましたよ。どうぞどうぞ夢に向かって走ってくださいね!

>はっぴいきういさん
ありがとうございました、お世話になりました。
「顔」・・・ちーともさんを思い出して、私も最後にのっけよかと思ったんですけどね、満月みたいな顔でオチ?とか思われるのを懸念してやめました。笑

今後ももちろんブログ拝見しますよ!沢山の方が読んでくれるブログになる事をお祈りいたしております。
Posted by べっち at 2005年07月29日 11:22
べっちさん
ブログお疲れ様でした。
性別は違えど、
同年代のNZワーホリ(ワタシは既に帰国)として、
毎回楽しく拝見させていただきました。

現在フラットにお住まいとのことですが、
ワタシは終始フラット住まいだったので、
ホームステイネタとかがむしろ興味深かったりしてました。

どうでもいい話ですが、
そろそろワタシはNZから帰ってきて一年が経ちますが、
「NZに帰りてぇなー。」
とボソリと言ってしまったら、
罰としてその場で「腕立て10回」を自分に課すと決めてます。
もちろんNZの日々は思い出だし、
色々なことで自分の中で自信になってますが。

NZにいても日本にいても、
結局は「今の自分」だと思います。
自分が「今」ベストを尽くしてるか。
自分が「今」を根性で乗り切れるか。
自分が「今」を心底笑って楽しめているか。
などなど。。。
ちょっと抽象的すぎですが、
その積み重ねでいろんな道は開けると信じています。

べっちさんも、
NZでの時間ひとつひとつを大切に過ごしてきたように、
日本でも同じようなスタンスで過ごしていけば
きっと最高の生活を送れるはず。
お互いこれからも頑張りましょう!

おおっと!
まだNZ生活は終わってないのですよね。
残り少ないNZ生活を最高に過ごますよう!

ではでは。

追伸:
ならず者のクセに少し偉そうでゴメンなさい。
お気に入り登録ありがとうございます!
(「草ラグビーの…」)

Cheers.

K'rdのならず者
Posted by K'rdのならず者 at 2005年07月29日 18:57
べっちさん
コメント遅めですが・・・・
いままでの記事、本当にありがとうございました。同じくらいの年齢だったからか、べっちさんが悩んで出した答え、感じていらっしゃったことにとてもとても共感して、時には背中を押してもらうこともありました。実際、自分のブログと照らし合わせてみましたら、WHに行くこと、NZにきめたこと、そのときには、べっちさんの記事を拝見していました。

一生モノの経験、きっとこれからのべっちさんの支えになることが沢山あるかと思います。これから、がんばってくださいね♪
Posted by Oyo at 2005年07月30日 14:16
べっちさん
こんにちは。毎回ほんとに楽しく読ませていただきました。特に今回のブログは、1番心に響きました。このワーホリで、大切な物が分かって良かったですね。価値感の変化、これからも大事にしてください。
Posted by めぐっど at 2005年07月31日 08:51
ならず者さん、oyoさん、めぐっどさん、いつもコレ読んでくださって、コメントも下さってありがとうございました!私も皆さんのコメントに励まされることや、なるほどと思うことも多く、ブログを続ける上でとても刺激になりました。

>ならず者さん
ありがとうございます。そう、NZにいても日本にいても、何かに取り組むスタンスは一緒なんですよね、本当は。

私もこのNZでのワーホリ生活はとても大事ではあるけれど、これを自分の人生の「超unusualな部分」として特別扱いしたくないんですよ。自分の人生の素敵な、でも一通過点にしたい、そういう感じです。

きっと私も日本で「NZ帰りてぇ」とつぶやくこと、あると思います。その時には・・・夕食後のアイスクリーム抜き、でしょうか・・・?

ちなみにホストファミリーがべっちsickにかかったので(?)、先週末遊びに行ってきました。いい距離感です。

>oyoさん
ありがとうございます、そう言って頂けると、本当に嬉しいです!!oyoさんもあと1ヶ月ですね。化粧品はやっぱり日本から持ってきたら良いと思いますよ。私が今使ってる化粧水はnzのですけど、ヒリヒリしますし。ご参考まで。

>めぐっどさん
ありがとうございました!私にとって、この価値観の変化は本当に衝撃的で、「NZ来なかったら一生知らなかった?」のかと思うと逆にちょっと怖いですね。色んな事を知るって大事ですよねー。
Posted by べっち at 2005年08月02日 15:42
ニュージーランド人のラグビーコーチが昨日、言ってました。
ニュージーランド人にとっても、海外にでて生活することは、非常に意味のあるいいことだと。
なぜなら、海外に行ってはじめて、自分がどれほど恵まれた環境にあって、自分がニュージーランドで暮らしていたことがいかにラッキーかがわかるから。だって。

同じ海外経験の重要性を語るのも、ちょっと言うことが違いますよね。
確かに、ニュージーランドに生まれて、ニュージーランドでずっと暮らせるのは、ラッキーなことだと、ここに住んで思います。日本もいいけど、ニュージーランドはやっぱりいい!
Posted by はっぴぃきうぃ at 2005年08月03日 06:07
べっちさん、はじめまして。
私の娘はこの3月から、ニュージーランドに語学留学しています。先月22歳になっています。
親としていろいろ心配で、このページを読むことでどんなに参考になり、勉強になったことか。本当にありがとうございました。
やはり行く前は夢や希望にあふれ、しかも、留学サポート会社や体験談の書かれた本などでは、よいことばかり書かれています。しかし現実は、ただの旅行ではなく、かなり娘も落ち込んだりしたようです。
最初は、帰っておいでといったらどんなに楽かと、思ったりしましたが、数ヶ月たった今、娘が苦労することが嬉しくなってきています。この経験が、べっちさん初めいつもぶろぐをかいてくださるみなさんと同じに、こころのひだをたくさん増やし、たくましくなるはずだと思っています。
べっちさん体に気をつけて元気でね。
Posted by みゆきのおかあさん at 2005年08月03日 21:02
>はっぴいきういさん
そうですね!確かに物質的に日本にいて「恵まれてるなぁ」と思う事はありましたけど、このNZの大自然や空気やら全て、心を満たしてくれるものを持ってるところに来て、やっぱり良かったって思います。

>みゆきさんのおかあさん
こんにちわ。
ブログ読んで下さっていてありがとうございました。親御さんからメッセージ頂くのは初めてで、そういう視点で読んで下さっている方がいる事に感激しました。

私の母は、若い頃にイギリスでオペア(住み込み労働)で1年間暮らしていた、まあワーホリのような事をしていたので割と理解があり、私がワーホリに行くと決めた時も「いつ言うかと思って待っていたのよ」と言うくらいオセオセの人でした。
そんな母でも、やはり見えないところで、離れたNZで生活する娘の事は心配だったようで、「やりたい事をやりなさい」と言いながらもその声が涙声なのが分かると、心配かけてるなぁと思いました。
だから逆に、私はこの1年間はやりたい事を思いっきりやる、親が心配しながらも絶対にNOと言わず、いつもサポートしてくれてる事に感謝して生かさなきゃ!と思ったんですよね。

みゆきさん22歳で行くなんて本当に勇気があって偉いと思います。私の周りにもみゆきさんと同じような年齢の人が沢山います。ある子は一人でネルソンで生活する事を決めて旅立ち、ある子はバッパーでクリーナーとして働いたり皆思い思いに生活しています。
みゆきさんもきっといい経験されていると思いますよ!

>べっちさん体に気をつけて元気でね。
ありがとうございます!
みゆきさんの健康もお祈りいたしております。
Posted by べっち at 2005年08月05日 10:09
みゆきのおかあさんさん、こんにちは。

>娘が苦労することが嬉しくなってきています。

こういうことをさらっと書けるおかあさんがいらっしゃるから、みゆきさんはがんばれるのだと思います。親御さんの目線で、またコメントいただいたらうれしいです。

Posted by Kickoff-T at 2005年08月06日 06:33
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