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2022年06月16日

違う視点で日本を見る

キックオフNZのブログをご覧の皆様Kia Ora!!(*^^*)
kapottoです!

少し衝撃的な記事を読みました。(今日は、少し重い内容になってしまいます!ごめんなさい!)

それは、死刑囚が国に対して、「当日直前の死刑執行告知は違法である」と訴えたという記事です。

何が私にショックだったかというと、死刑執行を直前まで本人に伝えていないということです。

30歳にもなって、恥ずかしいですが、この告知システムについて知りませんでした。

死刑執行を行う国は現在では段々と少なくなってきており、日本は先進国でも珍しく未だに死刑執行制度が残っています。(ちなみに、ニュージーランドでは、死刑執行制度はなく、クライストチャーチで起きた残虐なモスクを襲うテロの主犯者でも、仮釈放なしの終身刑です。)


被害者家族の悲しさ、つらさというのを思うと、凶悪事件を起こした加害者は命を持って償われるべきというのは一つの死刑に賛成意見かもしれませんが、

死刑を行うことは、その死刑囚に改心させる機会を無くさせ、非人道的であるという国際的な意見が強い中、まだ日本はその制度を保有している事で非難の目が向けられることもあります。

日本の死刑に対し否定的なニュージーランドの友人はこの告知システムについて私よりずっと前に知っていました。

今回この情報を知り、死刑宣告の当日告知は死刑囚の人にとってあまりにも急すぎるのではないかと私も思いました。毎日毎日、いつこの告知が来るのかと思う怖さは考えただけでもゾッとしてしまいます。

日本では、このような情報公開は消極的で、日本で暮らしていても知らない事があります。(死刑執行については一般的知識で知っていて当たり前かもしれないので、私がいままで知らなかったことがすこし恥ずかしいことかもしれません。)

日本での情報公開についてもう一点例をあげると、Seaspiracyで公開された和歌山のイルカ漁についても、非難される可能性がとても高いこともあり、公開には消極的です。

和歌山県ホームページにはイルカ漁業に対する公式見解を掲示してありますが、文化の継承、生物資源の存続が脅かされる事がないようにイルカ漁を行っているとありますが、現在の海の生態系の事をよく調査したうえでそのように述べているのかと疑問が湧いてしまいます。

そして、この見解に対し否定的な意見を持つ方々が国際的に多い事も、日本ではなかなか知りえない情報だったと思います。

環境汚染等に知識のある人はこのことをSeaspiracy以前より知っていて、私がこの情報を知らなかったことに対して驚かれるくらいです。

時に、日本に長年住んでいても知らない情報というのは、今海外に住んでいて初めて知るということもあるのだな。と思いました。

海外からの日本に対しての目線はある面では厳しく、ある面では好評である。この経験は、海外経験ならではなのではないかと思います。

ではまた次回!


ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!

Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!

(kapotto)


posted by キックオフNZ at 02:00 | Comment(0) | わたしの出会った人たち
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