kapottoです!

私の知り合いで、日本でホームスクーリングを考えている人がいます。🏠
ホームスクーリング?聞いたことがない。という人もいるかもしれません。
ホームスクーリングを簡潔にお話しすると、学校には通学させず、家庭に拠点を置いて学習を行う教育の一つです。
この教育はカナダでは合法、アメリカでは州によって異なりますが、この方針を認めているところが多く、この教育方針を取る家庭も少なくはありません。
私も、アメリカ出身の友人がこの教育方針で育っていたので、なんとなくは知っていました。アメリカではきちんと親に出席記録、テスト等をさせ、教育機関に提出する事が義務付けてある等、制度に関してしっかりしているなという印象があります。

ニュージーランドでは、ホームスクーリングを教育の一つとして捉え、認められています。彼女の周りでも、ホームスクーリングをしている家庭もあったそうです。
このホームスクーリング、日本ではなかなか耳にしないと思います。基本的に、子供が学校へ行きたくないという自由意志の不登校であれば法律上の義務に違反はしていないそうですが、広くは認められていないのが現状です。

しかし、ニュージーランドで数年暮らし、個の意見を尊重する教育方針に賛成していた彼女にとって、調和を大切にしすぎて、個性を尊重できない日本の教育にあまり賛成できないそうで、親の意志で日本でホームスクーリングをしてみたいと考えているようです。
確かに、日本では、小学校から教育が受け身で、あまり自分の意見より、皆で決めていく、足並みを揃えるという事が基本的に受け入れられている気がします。(この小学校教育に関しては、私の学校は「伊那小学校」という総合活動に力をいれる少し特殊な学校だったので、詳しくはわかりませんが、中学校・高等学校では世間一般的な日本の教育を受け、私もこの教育の現状に少し違和感はあります。)
日本の教育では、清掃教育等、良いところもありますが、全を大切にしすぎて、自分の意見を言いにくかったり、周りと違うと変な目で見られたりいじめられたりする、この現状で良いのだろうかと思います。(高校生の時、一人一人が違っていて、なんでいけないんだろう。と思っていた時期もありました。)
自分らしく生きる事が難しく、自分の意見や思っていることを自由に言えない。周りを気にして生きなきゃいけない。と思うようになるのはきっと、この調和を大切にしすぎる教育がいけないのではないかと、彼女は思ったそうです。
私は、海外へ留学した際に生徒一人一人が意見を言い合って、ディスカッションをしている姿にとても驚きました。日本と違って、一人一人が意見を言わない事がおかしいというような環境でした。(私は意見を言わな過ぎて変な目で見られました…)

自分の意見を大切にする、というのは、個性も尊重するのに等しいです。この教育をもっと日本は認めて、広げていけばもっといいのではないかと、彼女の話から思うようになりました。
国が違えば、違う教育方針がある。日本にももっといろんな形の教育の考え方があっていいのではないでしょうか?

ホームスクーリングを受け入れたり、もっと意見を言い合えるグループディスカッションの時間を設けたり、哲学を学んで自分の人生を考えたり…
いろんな教育方針を取り入れて、認めて、個も全も大切にできる、そんな教育に変わっていったらいいなと思います。
ではまた次回!
ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!
Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!
(kapotto)