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2022年03月28日

同調圧力

キックオフNZのブログをご覧の皆様Kia Ora!!(*^^*)
kapottoです!

去年、真鍋さんがノーベル物理学賞を受賞したというニュースがありましたね。皆さんは、覚えていらっしゃいますでしょうか?

真鍋さんは日系アメリカ人で、日本で生まれましたが、最終的にアメリカの国籍を取得し、アメリカ人として生きています。


真鍋さんの受賞スピーチで、彼がアメリカ国籍を取得した理由に、

「日本人は調和のとれた関係を築き上げる人々、他人に迷惑をかけない。アメリカは自分がしたいようにできる。私は調和の中で生きられない」

と述べていました。

このことを日本のメディアでは「同調圧力」という言葉で、言及していました。


日本のテレビ番組 バンキシャの動画でも、コメンテーターがこの「同調圧力」について辛辣に言及していましたが、これを聞いて、私が日本にいた時の事を思い出し、同感しました。


私は、日本に住んでいた時、「周りがしていることは、自分もする」というような考え方に違和感を感じていました。学校に通っていた時も少し感じていましたが、会社で働き始めてからより強く違和感を感じるようになりました。

「空気が読めて相手のしたい事を察知し、それを相手にできる人。相手を喜ばせたり、相手の考えに同調できる人」そういう人は、他の人ともうまくやっていけ、仕事もうまくいき、出世も早い。

相手の気持ちを察知している人は私の会社の中にも多くいて、その人の事を本当に尊敬していますし、そうなれればいいな。と思っていました。

しかし、私は人の空気を読むのが本当に下手で、そして、いつも仕事を定時で終わらせられるようにという効率ばかりを考えていました。無料残業をしている周りの人にはきっと、私はいつも定時で帰るやつ。と思われていたと思います。

私にとって、自分がしたい事なら何時間でもできますが、会社の為に自分の時間を削ってまで働こうという気持ちはありませんでした。(今の会社の人には大変失礼な事を言っているとは百も承知ですが…自分の生活、自分の時間を会社よりも優先したいと考えていました。)

私は、自分が早く帰ることが他の人と違うことで、周りと違うことをしている。という負い目を感じていたのもありますが、

周りがするから、自分もしなくてはいけないという同調圧力という環境の中で生きていくのは本当につらいと感じていたのです。

しかも、私は、周りの人がしていた無駄に残って仕事をすることが、必ずしも正しいとは思いません。この無料残業の社会は段々と見直されてきていますが、未だに残っているのも現状です。

もし、仕事に情熱があって、自分がもっと働きたいという気持ちで働いているなら良いのですが、皆が残って働いているから、帰りづらいし私もしなくてはという思いでは、仕事も良くならないと思いますし、自分の大切な時間を無駄にしてしまうのは、もったいないと思います。


現在、私は私の考え方を自分自身で認めました。そして、私の仕事を評価してくれるアジアンマーケットのマネージャー、そして、キックオフNZの方と、楽しみながら、一緒に仕事ができていていると感じています。

メディアで、「同調圧力」という消極的な言葉を使っていましたが、私は、「他人に迷惑をかけないで生きる」ということはとてもいい事だと思うので、日本の和を大切にすることはこれからも続けていってほしい。と思います。

ただ、調和を保つ為に、「他の人に合わせなくてはいけない」というのは、違うと思います。


海外での経験というのは、その概念を取っ払ってくれる、最高の機会なのではないかと思います。

皆さんが、思い切って外に出ることを強くお勧めします。

バンキシャの動画はこちらから見られます。興味のある方はぜひ。↓
https://www.youtube.com/watch?v=_IUMa2K2dYM

ではまた次回!



ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!

Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!

(kapotto)


posted by キックオフNZ at 02:00 | Comment(0) | ニュージーランド
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