kapottoです!

先週の月曜日は、日本では「成人の日」でしたね。

横浜市の成人式では、ワクチン接種を行っていない人のために抗原検査キットを配布したニュースを見ました。
年始明けからのパンデミックで、また新型コロナウイルスの対策措置がこういった晴れ舞台の場面でも必要になったのがとても印象的でした。
成人になられた方々、おめでとうございます。これから、また若い力を存分に発揮して、日本をよりよくしていけるように頑張ってもらいたいなと思います。

それはさておき、
ニュージーランドではこのように成人を祝う祝日というのはありません。

日本「成人の日」という祝日は、他のアジアの国々でも無い様で、日本の特殊な祝日だそうです。(ちなみに成人の日は ”coming of age day ”というそうです。)
日本でのこの成人の日はもう20歳を過ぎてしまえば、ただのうれしい祝日になってしまいますが、20代前後の人にとってはとても大切な祝日ですね。
20歳で成人を迎えると、日本ではタバコを吸えるようになったり、お酒が飲めたりするだけでなく、オートレース等の賭け事もできるようになります。クレジットカードの契約なども保護者の同意なくできるようになりますが、その分、責任のある行動をとらなくてはいけなくなります。

しかし、今年の4月より、タバコなどの健康にかかわる事、賭け事以外の事は18歳からできるようになります。
例えば、保護者の同意なく、携帯電話の契約や賃貸契約、ローン契約、結婚等です。10年パスポートの発行もできるようになります!

そうなると、「成人式」はいつ行われるようになるのでしょうか。今のところ、20歳のままであるようですが、保護者の同意なく契約ができるようになったり、選挙ができるようになったりするというのは、自立のという意味でとても大きな変化なのではないでしょうか。
ニュージーランドでは、成人式などの催しは行われませんが、18歳と21歳は大きな誕生日として祝う慣習があるようです。21歳は法的に特に大きな変化がありませんが、大学を卒業して働き始めるという点で、生活に大きな変化があるので、21歳も大きな誕生日になります。


この国では18歳はすでに、保護者なしの契約や、お酒、タバコの購入ができるようになります。また、狩りをしたい人たちはその歳からライセンスを取れるようになるそうです。選挙ができるようになるのもこの歳からです。
成人式という行事はない様ですが、その代わりに大きな誕生日を行うようです。友人の話によると、18歳になってお酒を飲めるようになった若者が、自分の誕生日でお酒を飲みすぎて二日酔いになってしまうことはよくあるようです(^^;)
ニュージーランドでは、アルコールによって起きる傷害事件や事故が多いようで、アルコールの販売は2012年より厳しくしており、そのお陰で件数は減少傾向にありますが、未だに根絶はできていません。
そういった意味で、お酒やタバコの年齢が引き下げられなかったのはいい事だと思いますが、日本でも未成年者の飲酒・喫煙は多くあります。これらの問題をどうやって克服していくかは、政府の腕の見せ所ですね。
ではまた次回!

ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!
Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!
(kapotto)