kapottoです!
私の働いている職場に新しい人が入ってきました。
彼は24歳。現在はスチューデントビザで、現在ワーキングホリデーを申請中とのこと。

大学時代も日本のラグビー部に所属し、ラグビー一筋でニュージーランドにやってきました。

ニュージーランドにやってきたのは本場のラグビーを体験してみたいという気持ちがあり、現在はクライストチャーチのラグビークラブに所属し、働きながらラグビーを楽しむ生活を送っています。
先日、お昼休みに彼の今までのラグビー生活についてお話しする機会がありました。
大学の頃、比較的ラグビーの競争率が高い関東圏への進学を考えていて、運よく神奈川の大学に拾ってもらうことができ、大学時代はラグビーをメインに大学に通っていたそうです。
朝練から、アフタースクールのトレーニングと、毎日がラグビー一色の生活で、さらに、上下関係が厳しく、後輩は先輩のサポートとして、トレーニング後の寮での炊事などもやらなくてはいけい、まさに「体育会系」の部活でした。

そのような厳しい生活から一転、現在ニュージーランドのチームに属して練習をしている彼ですが、日本のラグビーとの違いにとても驚いているようです。
日本は、監督からの指示に沿った戦略でチーム全体として行動するプレースタイル
それに比べ、ニュージーランドのプレースタイルは監督はほとんど指示を出さず、自分自身が考えて行動するプレースタイルなのだそうです。
日本の様にチームという仕組みでプレーするのではなく、各々ポジションによって役割が違うのだから、各々が自ら自分の役割を考えてプレーをすることで、自分のポジションに責任をもってプレーしなくてはなりません。
そのような大変さはありますが、基本的に自由にプレーをして良いので、彼にとってはとてもやりやすいプレースタイルのようで、今のニュージーランドでのラグビーに満足をしているようです。

ニュージーランドと日本のプレースタイルに違いがあるのは、彼も感じているようです。
日本のように、「チームのための自分」という存在なのか、
ニュージーランドのように、「自分という存在があってのチーム」なのか、
それぞれに良いところ、悪いところはあると思いますが、
ある程度、自由にプレーをしたい、自らが考えて、チームのためにプレーをしたい。という人にはニュージーランドのプレースタイルが向いているのではないかと思います。
これらの違いは、日本の「和」を重んじて育ってきた教育と、各々に自分で考えて行動するニュージーランドの教育との違いが影響してくるのではないかと思いました。
自分の意志や責任をもって行動しなくてはいけないと、私もニュージーランドに来て感じているところですが、人に言われて、誰かのために行動するような人にとっては、ニュージーランドのプレースタイルや生き方にうまくすり合わせていくのは難しいと思います。
しかし、自分で考え、自分で瞬時に決断をくだす「Decision Making」の重要さを小さい頃から教えられて育ってきているニュージーランドのプレイスタイルが、ぴったり「はまる!」人もたくさんいるのではないでしょうか。
私も今は自ら行動するということがこんなに大変なことなんだと苦戦しているところですが、ニュージーランドにいるからこそ、自分で考えて行動することがいかに大切な事かも気づかされています。

ラグビーにおいても、私生活においても、一つ殻を破って新しい事に挑戦するのは大変ですが、新たな自分の可能性を探しにニュージーランドに来るのはいい影響があるのではないかと思います。
ラグビー留学も推進しているニュージーランド。
チャンスがあればぜひニュージーランドのプレースタイルを学びに来てはいかがでしょうか。

ではまた次回!
ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!
Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!
(kapotto)