kapottoです!

今日は、仕事が再開してから、ふと思ったことを綴りたいと思います。
日本にいたときに、サービスをする上で一番大切なのは、
「お客様をいかに満足させられるサービスができるか。そのために私達ができることは何か。」
を常に考えることでした。
お客様が「満足して、またここに足を運んでくれるようになる」ために、
「私達自身が工夫できることは何か」をチームで協力して考えていく。
いいアイデアがあれば、上下関係なく意見を言う。
そのような職場で働いていたので、私が日本で働いていたお店は、評判の良いお店でした。

ニュージーランドに来て、本当に違うのは、「お客様への接し方、考え方」です。
まず、
「お客様

でなはく、
「お客さん

というイメージです。
英語にはwould you like〜?May I 〜?などの丁寧語が存在しますが、
尊敬語、謙譲語、丁寧語のように相手を敬う語彙は多くありません。
私達は英語で接客する際(もちろん丁寧な言葉は使いますが)
「お客さんとは常に対等」
というようなイメージです。
サービスをする側なので、もちろん笑顔や、フレンドリーさはもちろん必要ですが、
閉店近くになればお客さんがいても掃除機をかけ始めますし、終い仕事をします!!!
(最初は、え!!いいの?!と思いました)
そして、お客さんのほうも、いくら私が掃除機をかけていても、お客さんはなにも気にせず座り続けていること、
掃除機が近くに来たら脚をあげて、「どうぞ構わずにかけていいよ」という態度!
これには本当に驚きました.…

日本では、お客様がいい噂や口コミをすることで、お店の売上が伸びます。
これは、日本人が人を気にする、人の評判を気にする文化だからこそ、起こる事だと思います。
お店を選ぶ際に、皆さんはどこを気にしますか?
きっと多くの方はインターネットでお店を調べ、評判がいいから行こうと思うでしょう。
ですが、ニュージーランドではあまり評価にこだわっている風には見えません。

特に、私が働いているモールは多くの人が来ますし、
ちょうど買い物終わりでふらっとカフェ横切って、
「コーヒーが飲みたい」と思ったからコーヒーを買う!
というお客さんが多いです。
これはニュージーランドに関わらず、ヨーロッパに住んでいたときも感じましたが、
人の評価、人からどう思われるかというのを気にしないで生きている方が多く、評判をさほど気にする様子がありません。
(もちろん、人や状況によって変わると思いますが)
特に、マネージャーのクレーム対応に関しては、対応はしていますが、その場しのぎのような感じで、改善しようという意思が見られません。
これに対しては、「果たしてそれでいいのかな。」と私はとても違和感を覚えます。


私は、お客様あっての私達の売上と思って今まで働いてきました。
だからお客様に満足してもらうための質の良いサービスをすることは大切で、
それが私たちの売上=生活の糧になる。と思っていました。

自分の生活が大切だから、早く終わらせて帰るという思いももちろんあるので、
プライベート大切にするという面では本当に働きやすいですし、お休みも取りやすいです。

お客さんに、親しみをもって接することができるのも、とても好きです。

今は常連のお客様で、「私と話をするのが楽しい」と来てくれる方もいるので、モチベーションは保てています。
ここで感じたことは、「何のために働くのか、仕事の目的はなにか」です
日本人は仕事ばかりしていると思われがちですが、
きっと仕事にやりがいを見出している事や、仕事の意味を理解しているからするというのも一つの理由だと思います。
私たちは1日多くの時間を働くことに費やしています。
自分自身が「なぜ働くのか」が明確で、
自分自身の成長につながるのであれば、
私は本当に価値のあることだと思います。

ただただプライベートの為にお金を稼ぐのは、なんだかもったいないような気がします。
やりがいは、自分自身を成長させ、結果的に仕事の質を上げることに繫がると思います。
人の目を気にする文化というのは
時に気にしすぎてしまい、自分を苦しめることになりますが、時にお互いに思いやりをもって、助け合える素敵な文化でもある事に気付かされました。
今回、私はここで働かせてもらうことで、ホスピタリティの大きな違いに気づくことができました。
仕事の在り方の違いを私は感じましたが、みなさんも海外で働いたらほかにも気づきがあるはずです。
ぜひ、色々なことに気付いてほしいなと思います。
頑張りましょう!私も頑張ります!
それではまた次回!
Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!
(kapotto)