.

2005年06月28日

皆さんはどう思いますか?

よく

「何でオークランドに住んでんの?」

と聞かれる。


元々は友達の紹介でオークランドに来て、そして他の地へ移住するつもりが、ここで仕事が見つかったので住み続けることになっただけで、まあオークランドというよりは私の住むマイランギベイとホストファミリーが大好きで、海もあるし星も綺麗だし、オークランドも悪くないっかと言うのが正直な所。



なぜ皆が「オークランド?」とたずねるのか。



理由はたぶん、その街の汚さ、NZLANDらしくないところ、アジア人が多すぎる所だろうか。


最初私がオークランドに来たときに驚いたのも、アジア人が予想外に多かった事だった。

そして目にする看板の50%以上がアジア語表記だった事。中国語、韓国語、sushi。いや、もう既にsushiは国際語なので良いとして、英語圏にありながら韓国語でしか書かれていない看板とか見ると「えっと、お客呼ぶ気あります?」と思う。


飲食店もアジア勢が大活躍。フードコートに行けば、ここは中国?と思うくらいアジア人でびっっしりで、ものすごい異様な光景。



そんなわけで当初オークランドしか知らなかった私は、これがニュージーランドなんだと思っていた。KIWIとマオリとアジア人の国。



しかし。南島に旅したときの事、見渡す限りKIWIそしてノーASIAN!こんなにアジア人が少ないのか!驚きと感動だった。南島最大の都市クライストチャーチですら、「アジア人少ない!!」と。


でも逆にアジア人の少ない町だからこその出来事もあった。


それはネルソンの隣町でのこと。友達とワイナリーまでの果てしない道のりをえっちらおっちらサイクリングしていたのだが、あまりの遠さに不安になり


「地元の人に道を尋ねよう」と。



しかし午後3時、あたりはまだ真昼間といえども、人っ子一人おらず。遠くにやっとおじさんを見つけ、駆け寄って「エクスキューズ ミー」と言った瞬間、


「この国は左側通行なんだよっ、知ってるか!!ニュージーランドに来たんだったらそのルールに従え!!」


とすごい剣幕で怒られ、一瞬訳が分からず呆然。その後


「ルールは日本と一緒じゃい!!」


と思ったもののおっさんを煽りたくなかったので


「・・・知ってます」と一言。



結局道は教えてもらえたものの、何だかとてもショッキングな出来事だった。



アジア人の多いオークランドですら、身近にこういう事は起きていた。

例えば私の友達は「おまえらアジア人のせいで仕事が無いんだよ!」とニュージーランダーに喧嘩をふっかけられたり、又、私の以前のホストファミリーは、友達に「何で日本人を家に入れるんだ。」と反対された、とか間接的に話を聞いてはいたけれど、自分がこんな直接的に言われたのは初めてだったので、「あーこれかー」と実感。



皆さんは、この出来事を聞いてどう思いますか?



私の個人的な意見では、これはどこの国へ行っても同じ事だと。


例えば私の祖母が住む日本の田舎村、ここは何十年も住人が変わらない保守的な村だけど、ここに“ガイジン”が突然やってきて住んでしまったら?と考えてみる。その人がたとえ無害な人であっても、最初はおそらく村中の人が不審感と警戒心でいっぱいになり、“ガイジン”の一挙手一投足をチェック、そして「仲良くなろう」とあえて危ないかもしれない橋を渡るよりは、「何かが起きる前に排除しよう」と。そうなると思うし、それが自然だと思う。



「差別」という強い言葉を使うのは控えたいし、これが実際何なのか、「差別」じゃなくて知らないものへの単なる「警戒心」なのか「不慣れ」や「とまどい」なのか、私には分からない。



ただ思うのは、“やっぱり自分の国じゃない”という事。だからそういう風に「よそもの」につめたい人だっていて当然。


この出来事は、私にとってこういう問題を考える良いチャンスにはなった。でもそれ以上に私が感じたのは逆に、本当に親切にしてくれる人達だってとても多いという事!あのおっさんがいた隣町のネルソンだって、とても親切な人が沢山いたし、ここオークランドにも沢山いる。



私が会ったおっさんのような出来事は決して稀ではない。


じゃあどうしたらいいのか?



友達の中には「アジア人への意識を変えてもらいたい」といってごみ拾いのボランティアで頑張っている子もいた。そういうアプローチもあるかもしれない。


だけど、正直言って、私的アプローチは分からない。


とりあえず自分の蒔いた種でなければ、冷たい風にあたってもいちいち気にしない!それくらいで。そしてもう一方の良い側面、親切な人達が沢山居た事、こっちに目を向けてNZをエンジョイしようと!そう思ってます。

ひらめき
難しい問題です、という方。
私も考えてみたいです、という方。
クリックで応援よろしくお願いします。
むかっ(怒り)



(べっち)
posted by キックオフNZ at 08:36 | Comment(6) | TrackBack(0) | ニュージーランド
この記事へのコメント
差別は、異なるものに対する恐怖心からくる場合もあるのだと思います。怖いから排除しようとする。そこから差別につながることもあると思います。

オークランドのアジア人も、2000年くらいから急に増えたので、あまりの急激な増加に危機感を持った人も多いと思います。

私は、せっかく海外に来ているのだから、傍観するのではなく、一人ひとりが、何かできるのではないかと思いますが、どうでしょうか。
Posted by Kickoff-T at 2005年06月28日 09:14
べっちさん、今晩は。私たちはオークランド(AKL)には、2000年の4月から翌年の2月までいましたが、当時ですら市の中心部にはアジア系が多かったですね。その後、AKLを訪れたマレーシアからの親類は、Queen St. は香港かと思ったと言ってました。

ヨーロッパ系Kiwiの間に確かにアジア人への偏見はありますが、ちょっと複雑なものがあると思います。

昔は、ボートピープル(難民=貧民)としてNZに来るアジア系が多かったのですが、今では、アジア系はヨットピープルとして来るんですね(つまりお金持ちのアジア人たちが、比喩的にですが、ヨットに乗ってNZに乗り込んでくるイメージです)。

そんなお金持ちのアジア人が高級車を乗り回し、ブティックで札びらを切って高級品を買い、ところかまわず声高に広東語やマンダリンを話すのを見れば、地元の人たち面白いわけがありません(日本人はずっとつつましやかな生活をしている人が多いですが、他のアジア人と区別つきませんし...)。

もしかしたら、ヨーロッパ系Kiwiは、金持ちのアジア人との接し方をまだ知らないという側面もあるのかもしれません。
Posted by mikionz at 2005年06月28日 23:21
私は長い間オークランドを訪れていないので、オークランドのアジア人率がどれほど高いかというのは、実際に感じたことはなく、話でしか聞いたことがないのですが。
私の知り合いのkiwiが、ある日銀行に行ったら、結構混んでいたのですが、来ていたお客さんが自分以外すべてアジア人だったそうです。どうなってしまうんだ?この国は。アジア人ばかりになってしまうのではないかと少し怖かったそうです。
Kickoff-Tがいうように、差別とは「恐怖」からくるのかもしれません。

ネルソンのとなりの町で、べっちさんが出会ったおっちゃんの態度を「アジア人差別」とうけとるかどうかは、一概にはいえないと思います。
例えば、日本の車もこないような田舎町で、交通ルールを守らずに自転車にのってる若い子がいたとしたら、「ちゃんとせえ!」と怒るおっちゃんとかいそうな気がします。その場合は差別とはいえないですよね?そういう怒りっぽいおっちゃんなのかもしれないし、説教好きなおっちゃんもいるし、虫の居所が悪い時もある。
でもべっちさんは差別されたと感じたわけですよね。
私は、このことに関してはアジア人差別とは違うんじゃないかなあと思いますが、でも差別は存在すると思います。


自分は差別してないのか?
自分の中に差別はないのか?
難しい問題です。
自分の中にいろんな差別の気持ちが全くないのか?ないといいきれるのか?
mikionzさんが書いてらっしゃるように、大金持ちの移民がすごい良い車に乗っているのをみると、「いいなあ」「くっそー」と思う気持ちはみんな持つのではないでしょうか。それが差別につながるのか?本当に難しい問題です。

Posted by はっぴぃきうぃ at 2005年06月29日 06:18
確かにオークランドはアジア人が多いですね。
それはNYとかシドニーでも同じだと思います。
でも、オークランドはアジア人だけではありません。
フィジアンとかサモアンなどのアイランダー系もいるし、
マオリからすれば白人だって後発的な人種だと未だに思っているとはずです。
なぜそんな中アジア人だけが差別的に見られていると意識してしまうのかは、
アジア人がオークランドで彼ら独自のコミュニティーを作ってしまうからだと思います。
そこからKickoff-Tさんが言うような、
”異なるものに対する恐怖心”
が生じてきてしまうのではないでしょうか。
確かにその国々、人種ならではの国民性というものがあるので、
共存、とまでは言い切れないですが、
少なくともKIWIのカルチャーに触れていこうとするアジア人が増えてきてもいいと思います。
彼らは来るものに対して基本的には”YES”と受け入れるはずですから。
そう考えると日本人はよくやっていると思います。
例えば、日本人の他にラグビー王国NZでプレーしているアジア人は僕がオークランドにいた限りでは日本人以外は皆無だったように思います。
KIWIと接するといろんなことを開けっぴろげに教えてくれるし、
彼らも彼らでこっちのいいところを理解してくれるはず。
同じ民族だけでバリアーを張っていてはいけないということだと思います。
まぁ、日本人が別のアジア人に間違われてしまうのは
運が悪いとしか言いようがないですよね。

論点がずれてると思った方ごめんなさい。
Posted by K'rdのならず者 at 2005年06月29日 10:53
みなさんのいうことはその通りだと思います。

差別は恐怖から来るとジェイも思いますし、日本にだって最近外国人の犯罪が増えて外国人に対する信頼が薄れているみたいだし。

ジェイも差別にあうのは毎日のことです。大学では留学生が差別されるのは当たり前のことのように思われている部分が大きいです。でも差別される理由はちゃんとあって独自のコミュニティーを作ってしまうことが大半の差別の原因みたいです。ジェイやジェイのボーイフレンドと仲良くなった地元の学生は必ずこういいます。
「あなたたちは違うんだね!!」
聞いてみると、とってもオープンなんだねと言います。ジェイたちだって、日本人の友達はいるし、日本人を避けてることはありません、でも周りからは独自のコミュニティーがあるように思われるそうです。

大学内でも日本人とわかると、対応や態度の変わる大学スタッフは多いです。特にビジネス学部は留学生の割合が多いので特にみたいですね。

解決法はないのでしょうか?
Posted by ジェイ at 2005年06月30日 18:51
レス遅くなりました、皆さんコメント有難うございました。
自分自身改めてこれを考えるチャンスになりました。

一人ひとりが出来ること、って何なんでしょうかね。とても難しい事のように思いますが、案外小さなことから始められるのかもしれませんね。

以前、新聞に「アジア人学生による車の事故 激増」という記事を読みました。交通ルールの違うアジア人が、きちんとした交通マナーなどの教育を受けないままNZに来てしまったために、事故が後を絶たないと。

こういう事件事故などのマイナスの印象は、人々の記憶に残りやすいですよね。「アジア人が流入してきた」=「NZの穏やかな生活がなくなった」という図式を避けるためには、そういった教育も遠からず差別軽減につながるかなと思います。

アジア人が独自のコミュニティーを作ってしまう事。これは私も良く思うのですが、シティーでアジア人とKIWIの学生が並んで歩いていると、「ほぇー」と思うくらい珍しい光景で、大抵はアジア人同士、kiwi同士で一緒じゃないですか?

これも何かの統計で見ましたが、留学生へのアンケートで、「kiwiの友達がいますか?」という質問にYESと答えた人が50人中たったの2人。正直、びっくりしました。こういうもんなんですかね。

そういう事を考えると、私たちも必要以上に気にしすぎて、あるいは自国の友達と一緒にいる心地よさで、kiwiに対してオープンになってないのかもしれませんね。ジェイさんやならず者さんの言う通り。
Posted by べっち at 2005年07月02日 21:00
コメントを書く
Name:

Email:

URL:

comment:

この記事へのTrackBack URL