

約2ヶ月間の南島滞在を終えて、無事オークランドに帰ってきました。
さて、少し時間が空いてしまいましたが、前回の記事で想定外のハプニングが起こったと書きました。
今回はその続きから書いていきます。
私たちはクイーンズタウンからクライストチャーチに行くためにレンタカーを予約していました。
オフィスまで行っていざレンタカーを借りる手続きを!と思ったら、
「免許証をお願いします」と、スタッフさん。
私は国際免許証を持って来なかったので、彼が出します。
そうすると、「いやいや、これじゃなくてオリジナルの免許証」と、スタッフさん。
彼が焦り始めます。(笑)
そう、彼は自分の免許証を韓国に置いてきてしまっていたのです。

国際免許証は、免許証という名前が付いていながら、オリジナルの免許証と一緒に携帯して初めて効力を成すのです…
オリジナルの免許証がないと車が貸せないそうです…
クライストチャーチまでの宿は全て予約していたし、飛行機も予約しているのでどうしても行かなければなりません。
そしてその方面に向かうバスは早朝に全部出ていました。
彼を責めてもしょうがないのでとりあえずネットで調べてみます。
どのウェブサイトにも「諦めろ」と書いてありました。(笑)
もう最後の手段は、ヒッチハイクです…
前の記事でリスクがあるとか何とか書いていましたが、自分がまさかそれをすることになるとは…
やらないとどうにもならないので、とりあえず道端で親指を立ててみます。
その日テカポ湖に宿を予約していたのでそこを目指すことにしました。
やり始めて分かったのは、意外とみんな笑ってくれたり頑張れよ〜と言ってくれたり、優しかったこと。
それでも止まってくれる車は全然いませんでしたけど。

20分くらいして、スルーされるのも慣れてきた頃、突然後ろから声をかけられました!
大きめのバンが止まってくれてたのです!!
めちゃくちゃ嬉しかった!!!

その方はなんと韓国人でクライストチャーチからクイーンズタウンまで韓国の議員さんを送って帰る途中とのことでした。
私は韓国語は話せないんですが、私の彼が韓国人なので何やら2人で盛り上がっていました。
とっても良い方で、道の途中にあるチェリーの農場やサーモンの養殖場、きれいな景色が見える場所などたくさん連れて行ってくれました。観光のガイドを20年していたとのことで、ガイドツアーに参加しているみたいなヒッチハイキングでした。
4時間ほどで無事にテカポ湖に着きました。初めてのヒッチハイクで良い人に出会えたおかげですごく楽しかったので、バスには乗らず、またヒッチハイクをすることにしました。
次の日も20分くらい親指を立てていると、優しそうなお兄さんが止まってくれました。
その方はまさかの日本人!ニュージーランドの大学に短期留学中とのことでした。
久しぶりの日本語で道中とても楽しくて、あっという間にクライストチャーチに着きました。
本当に良い方に出会ったと思います。
ヒッチハイキングは私が思っていたより、怖くはありませんでした。
ハマってしまう理由も分かります。しかしリスクもあるので、特に女性は複数人ですることをオススメします。
予定通りではなかったけど、優しい方々との出会いもあり、お金もほとんど使わず、
これはこれで楽しい南島最後の旅になりました。


(Yu-mi)