「NZの幼児教育・保育を知りたい」
それが私の留学の第一の目的でした。

こちらに来てからまずTECSOLのコースで現地の幼稚園に行くことができました。
日本で働いてきたときとは違った光景。
子どもたちの遊ぶ様子、学ぶ様子もやはり違って見えました。


そして先生が子どもたちに接する接し方も私の目には違うように映りました。
このときそれぞれ違った5園に行くことができたのですが、場所が違えば子どもたちの反応も違う。
でも子どもたちの目はいつもキラキラしていて、私はそれに魅了され続けました。

そんな経験を通して、さらに現地の幼児教育に興味がわいてきたのです。
そんな中でこちらにも日系幼稚園や保育園などがあることを知り、ボランティアを募集していたりしました。
本当に私は子どもたちが大好きなので、子どもたちと少しでも関わる機会を作りたかった。
そこで今までたくさんのボランティアをしてきました。
こちらの日系の園に来ている子どもたちはほぼバイリンガルの子どもたち。
私たち大人から見れば「子どもの頃からその環境がうらやましい」と思うこともあります。
けれど子どもたちにとっては葛藤することの方がきっと多いと思うのです。
日本の文化や言語を忘れて欲しくないという親の想いがあって、そういう園に来る子どもたちが大多数を占めます。
だからこそ、子どもたちに苦のないように楽しく伝えていきたいという思いが私の中で出てきました。
日本でいたときには、なかなか出会わなかったそういう境遇の子どもたち。
私はその子たちに何かしてあげられることがないか…と思うようにもなりました。
そして自分の英語の勉強もひと段落つき、夢へもっと大きく動き出せるときが来ました。
NZも保育士は不足しているようで、ネットなどでたくさん募集が出ています。
けれど、法律が変わり教師登録のためにIELTSのハイスコアを要されたりと年々状況は厳しくなっているようです。
なので、ネットなどで募集されたところに履歴書など送ってみても返ってこないことがほとんどです。
やはり日本の資格だけでは通用しないのです。

それはもともと感じていたことなので、次はドアノッキングに挑戦し始めました。
人づてに聞いた園や、近くにある園などに履歴書などを持ってアタックをかけにいったのです。
もちろん緊張もしましたし、不安に思うこともありました。
何しろ日本人のいないところ、英語だけの会話。
伝えるべきことをちゃんとうまく伝えられるのか…など。
でも私の現地の園で働きたい!その気持ちはとても大きかったので諦めませんでした。
何回か挑戦を繰り返したのです。
その結果…(次の回で書きたいと思います

(Rin)