最近のオークランドは天気も良く、秋の過ごしやすい日が続いています。

今がオフシーズンらしくて、日本との往復航空券が5万円からととてもお値ごろです。
気候も穏やかで、今なら日本との差があまりなくて、オススメの時期と思います。
さて、私は図書館が好きで、良く利用しいていますが、一つ気になることがあります。

図書館で自分で読んだ本や雑誌を机や椅子の周りに出しっぱなしにしています。
机の上に雑誌が置いてあるので「誰かが席取りしてあるのかな?」とか思って始めのうちはその席を使わずにそのままにしておきますが、そのまま誰も帰ってきません。
他の人を見ていると、それをどかして自分が座ったりしています。
良いポジションの席なんかだったら、もうがっかりです。
なので今では私もそのようにしています。
それで誰かが帰ってきたという経験はありません。

Warehouseというホームセンターのような大型チェーン店があります。
そこには値段を調べるためのバーコードチェッカーが置いてあります。
お客さんが値段を調べたい時に自分で、ピッとやって値段を調べるためのものです。
その値段チェッカーの辺りには値段を調べたであろう商品がいっぱい置いてあったりします。
私は自分の子どもには『自分で出したもの、使ったものは自分で片付ける』と教えているので、そのような光景を見ると困ってしまいます。

なんで自分で元の場所に置かないのだろうと思ってしまいます。
日本にいても時々全く場違いなところに商品が置いてあったりしますが、あれも誰かが「やっぱり買うのやめたもんね」とその場に放棄していってしまうものなのでしょうか。
雑貨ならまだしも、時に生鮮食品(牛乳とかお肉)とかが冷蔵になっていないところに置き去りにされていることもあって、そんな場合はもう『もったいない、ムキ〜っ

困るのを通り越してイライラです。

日本でも見かけるのですが、オークランドの方が目につくような気がしますね。
個人的見解ですが、日本では子どもの頃学校で掃除を生徒がしていますよね。
そのことで、自分達の使う物はきれい使いましょうという意識があるように思います。
ニュージーランドの学校では自分で使ったものは片付けますが、掃除の時間というものはなくて、掃除は業者が行うことが一般的です。
自分以外の誰がか片付ける、きれいにすることが当然であるから、図書館の本も、値段を調べたあとの商品もそこで働く人が当然片付けるという意識があるのではないでしょうか。(あくまで個人的見解です)
まあ、ある意味それで雇用が生み出されているという意義も確かにあります。
片付け要員をお店は雇わなくてはいけないからです。
まあ、ワークシェアリング的な発想かも知れませんね(笑)。
ですが、私は感覚的に違和感を持ってしまいます。
これはニュージーランド人がという訳ではなく、私の通う学校でも出しっ放し、やりっ放しが横行しているので、日本以外の人との感覚のズレなのかもしれません。
というか、気にしているのは私だけなのでしょうか?
でも、子どもには「ちゃんと片付けなさ〜い」と伝えていく私です。
(しゅう)
この4月から幼児の療育を行なう部署に転属になりましたが、「何をどう伝えていくか」ということに対して成人期の支援よりもナーバスに考えるようになっています。
私の価値観がそのまま子どもたちにも反映されてしまうことって、ちょっと考えると恐ろしいようでもあります。自分の娘なら良いのだけれど。
だから「出したら出しっぱなしでいい国がある」という現実は、そんな私の困惑に拍車をかけるのでありました(笑)
今はいろいろとお忙しいみたいですね。
ニュージーランドでも出しっ放しでいいという訳でもないようですが、親によるところが大きいと思います。
その辺りを伝えていない親御さんも多いのだと思います。
学校でも、教育、指導するというよりも本人の自己管理能力を育てることを重視しているようなので、日本のように厳しく指導したりはしないようです。
全部ではなく一部の問題だと思います。ただ、一部の数は日本よりは多いように思います。社会的環境も影響しているのかもしれませんね、
ただ、カフェやファーストフード店では、食べた後そのままの人が多いですね。