先週の日曜日、サマータイムの罠にはまってしまいました。サマータイムが終わる日は、ちょっと得をした感じで、一時間長く寝られる!と思っていたのに、サマータイムが終わる前日、てっきりそれを忘れて、携帯電話のアラームをいつも通りセットしてしまいました。朝、アラームが鳴って、起きて、シャワーを浴びていて、サマータイムが終わったことに気づきました。なんとなく損をした気分です。

もうちょっとベットでごろごろできたのに!
ポッサムを知っていますか?
ピンクの鼻でまん丸い目、ふさふさしていてかわいく見えるかも知れません。初めて森で出会ったとき、かわいいと私は思いました。しかし、NZの自然ではポッサムは天敵です。

私が、ポリテクでOutdoor Recreation を勉強していた時に、トランピングの実習で岩の下に寝たことがあります。
その夜にポッサムはやってきました。食べ物のにおいをかぎつけてポッサムは現れます。食べ物は木につるしてポッサムから守っていましたが、なんとクラスメートのスリーピングバッグにポッサムが入りこんでしまったのです。
ポッサムは、鋭い爪をもっていますが、幸い彼には何のけがもなく無事でした。
そのコースの中に、プレゼンテーションのクラスがあって、私は何も知らなかったポッサムについてプレゼンテーションをしました。
NZのポッサムはBushtail possumといい、夜行性で鋭い爪をもっています。昔毛皮の産業のためにオーストラリアから連れてこられました。オーストラリアでは、ポッサムにとって天敵がいるので、オーストラリアでは害はありませんが、NZではポッサムに天敵がいなく、ポッサムが自由に生きていける生態系です。
そのポッサムが、NZの木やカタツムリ、鳥や鳥の卵(もちろん飛べない鳥KIWIもポッサムの被害にあってます!!)などを食べつくし、多くの植物が絶滅の危機に達しています。さらに、このポッサムは柔らかい新芽を好んで、木の葉を食べつくしてしまいます。
ポッサムのふさふさした毛は、靴下やセーターなどに使われとても温かいと評判です。ポッサムの毛皮の製品は高いです。
私はポッサムについて知ってから、NZに観光でトランピングに来る人がどのくらいこのポッサムのことを知っているのだろうかと不思議に思いました。森や山で出会う動物は、珍しい気がしてかわいく思えるものだと思います。しかし、その動物がポッサムのようにその地域には害であることもあります。
駆除でポッサムが殺されてしまうのは悲しいことですが、NZの自然が失われてしまったらそれはもう取り返しのつかないことです。

私はNZの森がとても好きなので、この素敵な森がずっと存在するように、自分にできることをやりたいと思います。


ポッサムのこと勉強になりました、という方。
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posted by キックオフNZ at 00:00
| Comment(12)
| NZ Life
コメントありがとうございます。はじめまして!!!
やっぱり、NZとオージーではポッサムの扱い方が違いますね。NZでは、道でポッサムがしんでいるのを見ると、キウイは喜びます・・・ 噛まれるから触ろうとしてはいけないと言われたこともあります。
シドニーという都会で住んでいるポッサムってすごい!!!
NZとAUSIを比較できるコメント、大変うれしいです♪
人間が勝手に持ち込んで、増えすぎて殺す、、、
勝手すぎると思います、
でも仕方なしに殺すのはまだわかりますが、、、
学校で親子揃ってポッサムの死体をを投げコンテスト、
死体に服を着せてファッションショーとか、、、、
いくらなんでもやりすぎ、さすがにそこまでする必要なんか全くないと思います
NZのイメージが悪くなると思います
ポッサムに限らず、人間が持ち込んだ動植物が全体の生態系を壊していることも多いようですね。ポッサムの死体を投げるとか、ファッションショーなどは私は全く聞いたことはありませんが、もしほんとうにそんなことが行われているのなら、ニュージーランドでは大きな問題にすでになっていて何らかの対処がなされていると思います。
【8月2日 AFP】ニュージーランドの小学校が、子どもたちにポッサムの死がいに衣装を着させるファッションショーを実施し、動物愛護団体などから批判を浴びている。
ポッサムの死がいによるファッションショーが行われたのは、ニュージーランド北島(North Island)のウルチ小学校(Uruti School)。
子どもたちは、ポッサムの死がいにウエディングドレスやビキニの水着などの衣装を着せ、三輪車に乗せたり、イーゼルに向かって絵を描くポーズをとらせたりした。
同国の動物愛護団体RNZSPCA(New Zealand Royal Society for the Protection of Animals)のジャッキー・ポールス・スミス(Jackie Poles-Smith)氏は1日、AFPの取材に「正当化できる行為ではない。野生動物も家畜もペットも、尊重されなければならない」と語った。
「私たちはあらゆる動物への共感を呼び掛けています。たとえ死んでいてもです。学校がこのようなことを子どもたちにやらせていることは恥ずべきことです」
また、サットン校長は、このポッサムの死がいによるファッションショーを含む今回のブタ狩りを中心とした資金集めキャンペーンは予想以上の収益になったと語った。
ポッサムは、原産地のオーストラリアでは保護されているものの、ニュージーランドでは害獣として扱われている。ニュージーランドに19世紀に毛皮事業のために持ち込まれて以降増え続けたポッサムは、現在では約7000万匹が生息している。
2010年にも北島の別の小学校がポッサムの死がいを投げて距離を競う「ポッサム飛ばし大会」を実施し、非難された。(c)AFP
本当です、
少し検索すればすぐ出てくるニュースです。
小学校の行為に抗議する人もいますが、、
ある調査では、ニュージーランドの6割もの人たちが、小学校支持してると知りました。
親子で動物の死体を投げるコンテストに、
60%が賛成
正直、賛成が多過ぎると思います。
写真も見ましたが皆さん笑顔でポッサムの死体を投げてました。
小学校がなにか処分を受けたのか、わかりません。
でも、ニュージーランド在住の方も知らないということは、ニュースにはあまりならなかったということなのでしょうか、
とても悲しい事件なのに