いつも通りにアルバイト先に向かったところ、通りがかなり混雑していました。
店に入っても、なんだか異様な忙しさ。いつもの倍は軽く売れています。
お客さんは皆興奮気味で、顔にペイントをした人や、派手なコスチュームを着た人もちらほら。
一体今日は何の日?と新聞を見ると・・・

‘The stage is set’
(10月23日 The Press Christchurch版より)
9月4日のカンタベリー地震の、復興ライブの日でした。

このライブ、地震の被害にあった市民のための、チャリティーライブ。
市の中心にあるハグレー公園で行われました。
ニュージーランドの全域からアーティストたちが集まり、朝の11時から夜の8時まで休みなく演奏が続けられたそうです。
このライブ、アーティストだけではなくゲストの顔ぶれも豪華。
市長のパーカー氏のほか、なんとジョン・キー首相も出席。

新聞には「ギタリストの○○○(私は知らない人でした)の出番を楽しみにしています」との彼のコメントが。
チャリティーライブということで、入場は無料。
ハグレー公園周辺は多くの人でにぎわい、まるでラグビーの試合が引っ越してきたかのようでした。
家族連れや学生さん、ご夫婦・・・みなさん思い思いのメンバーで集まって、めいっぱい楽しんだようです。
実際の復興の状況ですが、市内中心部は8割以上の復旧が完了した状態です。
ところどころに手のつけられていないレンガ造りの建物がみられたり、封鎖された通りがまだあるものの、その他は問題ありません。
まだ壊れた建物が目立つのは、市の南部です。
壊れた建物を避けるように臨時で作られた道はまるで迷路のよう。この地域の完全復旧には、もうしばらく時間がかかりそうです。
まだ100パーセント元通りとはいえませんが、通りを歩くライブ帰りの人たちの嬉しそうな様子をみると、なんだか私まで嬉しくなってきました。

アルバイト先のコンビニの一日の売り上げが過去最高レベルだったのも、うれしいおまけです。

一日も早く、全員の生活が元通りになりますように

ライブでの市民の様子を見る限り、完全復旧の日は近そうです。

復興を願います!、という方。
ライブ聴きたかった、という方。
ニュージーランドの首相ってどんな人?、という方。
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(Noby)
今日、手付かずだったシティのレンガ造りのユニットに、建設作業員の人が入っているのを見ました。
ひとつひとつ、直していっているようです。
皆が普段どおりのクリスマスを迎えられるよう願っています。