よく数学能力を説明するときに使われる方法なのですが、
「勉強してもしてもうまくいかないかと思ったら、ある日突然ポンと上がる」というものです。
語学の習得にはいろいろな要素(語彙・リスニング・リーディング・ライティングなど)があるので、数学のように階段状であるとは限らない、と一般的にはいわれます。
現に私の友人達は、英語は毎日少しずつ上達するものだという見解を持っている人のほうが多いです。
私もニュージーランドに来るまではそうだと思っていましたが、毎日英語のシャワーを浴びるようになったこの2年間で、自分の英語上達についての考えが変わりました。
皆がそうとは限りませんが、今日は私の英語上達現象(?)について書こうと思います。
英語の要素の中でも、私が決定的に弱かったのがリスニングとスピーキングです。
英語圏にやってくれば自然とうまくなる項目なんじゃないか、と甘い期待をしていたのですが実際はそうではなく、
あいさつは交わせてもそれ以降がききとれないので会話にならなかったり、
パーティーに行ってみたけど皆と同じ話題が共有できなかったり、
バスの運転手さんにバスの行き先を聞くだけなのに、それが通じなかったり、
語学学校の授業はわかるのに、雑談になった瞬間わからなくなるので「Nobyはクラスメイトに対してフレンドリーじゃない」と誤解をされたり
・・・等々、へこむことがたくさんありました。

へこんだだけの上達もあるのかと思いきや、へこみっぱなしで何も変わらない。

なんともいえない思いをしながらもチャレンジし続けていたのですが、留学後3ヶ月ほどは何も変わりませんでした。
3ヶ月が経ったころ、毎日ひどい眠気と慢性的な頭痛がするようになりました。
薬を飲むほどの頭痛ではないのですが、なんとも気持ちが悪い感じなんです。
多分、1日15時間くらいは寝ていたんじゃないかと思います。
丁度ターム間の休暇だったので、思う存分眠っていました。
そんなある晩、英語の夢を見ました。
内容は覚えていませんが、とにかく英語の夢だったんです。
目が覚めたら、頭痛が消えていました。
休暇がちょうど終わった日だったので学校に行ったのですが、なんと授業や授業間の雑談が前よりも格段にわかるようになっていたんです。
嘘みたいな本当の話です。
それ以降、その頭痛と眠気、英語の夢と英語の上達は数ヶ月〜半年の間隔でやってくるようになりました。
面白いことに、見るたびに英語の夢はグレードアップしており前見たときは夢の中で会話をしていて、自分の寝言で目が覚めました。
そして、毎回英語の夢のあとは頭がはっきりし、前よりも何らかの形で英語が上達しているんです。
もしかしたら、脳内に蓄積された「英語シャワー」を、夢が整理しているのかなあ・・・と根拠はないのですが思っています。
そして今週。
眠くて仕方がない上になんだか頭が痛くて、ブログを書こうとしてもなんだか考えがまとまらず、書いたり消したりしていて気づいたんです。
また奴が来た!と。

ブルーになってしまう頭痛も、次に起こることを考えるとさほど気になりません。
次はどんな新しい世界が見えるんだろう?
何ができるようになるんだろう、とわくわくしています。

さて・・・
安眠できるようにホットミルクでも飲んで寝に行こうと思います。
おやすみなさい


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(Noby)
しっかり使われて、脳が疲れてるんですね。
英語かつ立ち仕事のカフェで、毎日大変だろうなあ・・・といつも思っています。
朝4時起きのようですが、しっかり眠れていますか?
冬が一歩一歩近づいてきて朝が起きづらくなってきますが、身体に気をつけてがんばってください。
頭痛と眠気と英語の上達の関連って、面白いですね。ひょっとしたらどこかにすでに関連した論文があるかもしれないですね。
記憶力と睡眠に関するものは以前読んだことがあるのですが、頭痛に関するものは見たことがありません・・・。
寝すぎで起こる肩こりのせいか?とも思ったのですが、いまいちわかりません。
いやになる気持ち、すごーくわかります。
というのも、私はいまだに眠たい毎日を送っており、ちょっぴりいやになってきたからです(苦笑)
早く眠気が覚めてくれないかなあ、と願っています。