ニュージーランドに来てから人から借りてずっと日本語の本を読んでいました。そんなに選べないので普段読まない本とかも読めて楽しんでいたのですが、最近飽きてきました。本屋さんに行っていろいろ見て回りますが、高い!!怒りを覚える位この国の本は高い!!
ペーパーブックが$36とか$24とかします。とても買えません。
そこで、図書館に行ってみたのですが、探している本がありません。そこで図書館のWebサイトに行き検索。
借りたい本を予約すると一番近い図書館まで届けてくれて、メールで知らせてくれます。
便利だけど、驚いたのは、$1かかること。別の図書館からの移動費用みたいですが、図書館でお金を払うなんて日本では国会図書館くらいでしかしたことのない行為なのでちょっと違和感がありました。
予約したのは、ハリーポッターの1冊と、私の運命を変えた1冊です。
私の運命を変えた1冊とは、
「The Alchemist」 Paulo Coelho
という本です。
日本語版もあり、文庫本はとても安いです。とても薄いので1日で読み終わります。
今回は英語で読んでみようと図書館で借りたのです。
そもそもの出会いは、日本でちょっと知り合った人から勧められたのがきっかけで読みました。
ちょうど会社を辞めて海外に行くかどうか迷っていた時期でした。
『海外にいきたい』と思い出したら、とたんに私の背中を押すような人と出会ったり、たまたま行った講演会でも背中を押されたり。この本もそんな中で出会った運命の一冊でした。
簡単に中身を紹介すると、ある少年が夢を求めて旅をする話です。両親は少年が苦労しないように牧師の学校に通わせますが、少年は旅がしたかったので羊飼いになります。少年はある少女に恋をし1年後の再会を楽しみにすごしてきました。少女にあと数日で再会できるというある日宝物を見つける夢を続けてみます。そこから運命を変える人々と出会い羊飼いを辞め、困難を乗り越え、夢を追って旅をしていきます。道中の困難や決断の時、少年は人生を学んでいく話です。
特に、2年かけて培った安定した羊飼いの生活を捨てる決心をする時や、大事な決断を前に迷うとき、少年の迷いやそこから学ぶことすべてが人生の教訓となります。それが満ち足りていた日本の生活を捨て、私にニュージーランドにくる決心をさせてくれました。
そして、ニュージーランドに来た今また読み返してみると、さらに深く理解できるようになった気がします。
英語で読んでいるとわからない単語もでてきますが、文脈をつかむのに支障がなければそのまま読み続けています。
現在、人生で決断の時、迷ってるとき、困難に陥っているとき、夢に向かってがんばっているとき、どんなときでも気づきを与えてくれる本だと思います。

いい本に出会えましたね、という方。
図書館大好き、という方。
風邪がは治りましたか?、という方。
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(るき)
その本、日本語版はどういうタイトルなのですか?
留学に向けて背中を押される出来事が続いたのは、そういう運命だったからかもしれませんよ。
ピンと来ること、明らかに感じる追い風は大事にしたほうがいいと、知り合いのお寺の住職さんが言われてました。
実は私も、1冊の本のおかげで(?)ニュージーランドまで飛んできてしまった口です。「人がなんと言おうと、自分のやりたいようにやれば道は開ける、ちょっと変わり者でも、皆を楽しませることができればそれはすばらしい個性」という趣旨の本でした。
今でもちょこちょこ開いています。
読むたびに、こちらの感じ方が違うのも本の魅力のひとつですよね。
読書するにはちょっぴり不便な国ですが、負けずに(?)お互い読書しましょう♪
Nobyさんも大事な一冊があるんですね。
私は本や映画を2度見返すのは苦手ですが、今回は違う感じ方を楽しんでいます。
英語の読書、がんばります!
古い本でも読み返すと何かしら新しい発見があります。
あ、この言葉に出会うためにこの本を手に取ったのだと神様に感謝したくなります。
はっぴぃきうぃさん>神様に感謝できるような人や物との出会いってすばらしいですよね。落ち込んだときも、感謝できるものを思い出して自分を励まします。