.

2009年10月05日

完敗

9/17(木)横浜の実家から、表面に黒い猫の絵があしらわれたひとつの段ボールが南半球に向けて旅にでました。24日(木)までにその荷物が欲しかった私は、4日で着くという国際スピード郵便で送ってもらいました。

クーリエポストからの不在通知を発見したのが24日(木)。
21(月)に一度配達にきていたようです。気づくのが少し遅かった。

オプション1:クーリエポストまで取りにいく
オプション2:自動的に土曜日の朝に配達される

オプション1は少し遠いし車もっていないし、荷物が大きいので却下。
できれば金曜日夕方に欲しかったので金曜朝、電話。この日の配達は無理との事で明日の朝の配達になりました。これはしょうがない。

土曜。
11時になってもこない。電話する。
12時までには来るといわれたので待つ。
友人に待ち合わせ時間を遅らせてもらい12時15分まで待っても来ないので諦めて出かける。
夜、帰ってポストを確認すると何とこの日は来ていなくて、金曜日の昼に来ていた模様。なぜ?

日曜。
カスタマーサービスお休みの為、ネットで再配達申請の手配。
明日朝配達するという手配完了の画面をプリントアウトしました。

月曜。
11時になってもこない。電話する。イライラ。

ク:17時までに配達するけど何時になるかはわからないですー
私:出かける用事があるので明日の朝に変更してもらってもいいですか?
ク:もうドライバーが出発しているので無理ですね。
(・・・)
私:今日絶対にくるんですか??
ク:はい。もし15時までに来なかったらドライバーに電話するからもう一回電話して。

今回もう一度不在通知になってしまうと再度配達は不可で取りに行かなければいけないとい言われたので、予定を変更してその日は一日待つ事にしました。
16時、来ない。イライラ。電話する。

ク:今日は配達されませんね。明日の朝配達されます。

(はあー?)

私:電話で確認して今日配達されるって言われたのでずっと待ってたんですが??
ク:それはすみません。でも明日配達されます。
私:明日って何時ですか?また一日待たなければいけないんですか?
ク:12時までに配達します。
私:絶対ですか?
ク:絶対とは言えないので一応明日の朝もう一度電話して確認してください。
私:・・・

火曜日。
私:私の荷物は何時にきますか?
ク:12時までにお届けします。

12時半、こない。でんわ。

私:何時にくるんでしょーか??
ク:配達はされません。2度不在通知がいった場合はそれ以上再配達は不可能です。
  こちらまで取りにくるか、最寄りのポストオフィスに転送します。
私:あの、今まで何度も電話して、再配達するっていうから予定をキャンセルして待ってたんですよ!?

ク:あーそれは間違えた案内ですねー。ソーリー。


やばい、コイツラ、、レベルたかい、、
日本ならカスタマーが再配達を100%勝ち取れるであろうこの試合、NZではこちらの勝ち目はゼロ。 安西先生(スラムダンク)が諦めたらそこで試合終了ですよといっていたけど。あるイミ正解。ここでは諦めない限り試合は終了してくれないのです。 戦闘モードをもたずして勝ち試合をこなす彼等の恐るべき戦闘力。

最寄りのポストオフィスだと明日になるらしいし、でもそれも信用ならないので、フラットメイトに車を借りて地図を印刷して初めて一人で運転して取りに行きました。運転コワい。。
憎きクーリエポストに荷物をとりに行き、あっさりと出て来た黒猫の段ボールを家に運びこみ、長かった負け試合を終えて私はひとりバンザイをしました。私は今、外国で荷物をうけとったのだ。
おとーさん、おかーさん、ワタシヒトリデデキタヨ!!
※実際は「ひとり」ではなくヘルプを2回つかったのだけど・・

それにしても私がうかつでした。完璧に油断していました。
オークランド一応都会だし、クーリエポストって日本でいうところの郵便局だしと。
しかし敵はニュ−ジーランド人だったのです。そしてアウェイ。
こんなエピソードはNZにはいくらでもあるのです。
こちら側で手を打たなければいけないのです。

自立した客を育成する国。
あなどるなかれニュージーランド。

(ayako)

posted by キックオフNZ at 06:11 | Comment(7) | TrackBack(0) | NZ Life
この記事へのコメント
残念ながらこういうことはニュージーランドでは少なくないです。こういう社会でどうやって生活していくか、その方法と技術を自分自身が身につけるか、あくまでも相手にサービスを求めるか、どちらかだと思いますが、日本のような宅配の早さと時間の正確さをニュージーランドで求めるのは難しいでしょう。
Posted by Kickoff-T at 2009年10月07日 14:10
ありがちですよねー、こういうこと。
こういうことに応対しているうちに、だんだんたくましくなっていきますよね。
私だったら、「ドライバーさんに、今電話して、折り返し電話ください」とか「ドライバーさんの電話番号教えてください。」とかがんばってみるかもしれません。

間違った情報を教えられることもたまにあるので、応対した人の名前を聞いておくのも必須ですよね。
Posted by はっぴぃきうぃ at 2009年10月09日 11:19
Kickoff-Tさん

他にも長距離バスが時間より少し前に点呼をとらずに出発してしまったりするのもよく聞きます。やはりこちらの勝ち目はなし。新しいチケットを買うしかありません。
何だか気が長くなりそうです。
日本はやっぱりすごいですね、特別。

はっぴぃきうぃさん

ドライバーさんの電話番号は断られ、応対した人の名前も2人は聞いたんですが効果なしでした。。
きっと英語がもっと話せればもうちょっといけたかもしれませんね。。
もう最後はめんどくさくてギブって感じでした・・・
英語話せる様になりたいです。。
Posted by ayako at 2009年10月12日 16:08
誰しもが通る道だよね、後から思えば笑い話だけど。お疲れ様でした。
ストレス満タンだったでしょうけれども、荷物無事に受け取れてよかった!(↑の流れで、そのまま荷物が行方不明になってしまった知人もいますので・・・)


私は今はもう、不在通知が入った時点で負け戦を認め、すごすご頭を下げて自らピックアップに行くようにしています・・・。
お客様が神様ではない国ニュージーランド。それもまたひとつの在り方かもしれないですよね^^
Posted by 虹 at 2009年10月18日 11:34
虹さん

私が神様だった時代、私は店員さんとかに大してかなりやさしくて穏やかだと思っていたのに、それでもストレス満タンだったので、
日本で店員さんとかに切れている人は耐えられないんでしょうね。

これからはちょっとした事には動じないでしょう。もし荷物が受け取れなかったら、ということを考えると私はラッキーだったんですね。いや、でも受け取れないとかあり得ないな。極力荷物は送らないでこっちで調達するようにしようっと。
Posted by ayako at 2009年10月19日 14:36
Wellingtonに住んでいる、Snowyと申します。私も先日びっくりする出来事がありました。ナント、日本からの小包が同じ市内の、まったく別人のお宅に配達されてしまったのです。。。その方が小包のあて先に書いてあった私の電話番号を見て直接連絡くださったのでなんとか無事に受け取ることができましたが、日本ではありえない出来事にタダタダびっくりでした・・・・
Posted by Snowy at 2009年10月23日 14:39
Snowyさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
色んな人の話を聞けば聞く程、私の件なんてレベル1のショボイ話に思えて来ます。
ニュージーランド、予想の遥か上をいっている。。
あんなことごときでゴチャゴチャ言ってすみませんでした、、。
いやあ、恐るべし。

Posted by ayako at 2009年10月23日 15:49
コメントを書く
Name:

Email:

URL:

comment:

この記事へのTrackBack URL

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。