雨の日が3〜4日続き、久々の晴天に上機嫌だった私とちゃやんこ(実は彼氏の呼び名もちゃやんこ。詳しくはブログ『はじめまして』のコメント欄参照)は、今日はいつもと違うお寺に行ってみよう、と彼が以前1度だけ友達と行ったことがあるという、家からやや遠いお寺に行くことにしたのです。
バスに乗り込みちょっとした遠足気分でウキウキ♪しかし知っての通り、この町(国?)のバスにはアナウンスがなく、そしてほとんどのバス停には名前すらついていません。そのためお寺の住所はもちろん、ストリート名さえ分からなかった私たちは、運転手さんに尋ねるわけにもいかずただ彼の記憶だけを頼りに目的地に辿り着こうという少々無謀な旅に出たのです。
しかし『以前1度だけ』というのがミソ、知らない土地では迷うもの。しばらくすると彼がこう言うのです。
「ちゃやんこ、このバスなんか違う方向に行ってる気がする。どうしよ、全然見たことないとこに来ちゃった。」
「えー!?どうしよって・・・、どうしよ。とりあえず降りる?」
こうして私たちも例に漏れず案の定道に迷ったのでした。
降りたそこは、見通しの良い1本道でずっーと向こうまで良く見えるものの、お寺らしき建物は全く見当たらず、これは大通りに出なければと思いひたすら歩く。歩く、歩く・・・・。しかし歩いても歩いても、お寺どころか私たち以外の人間もいなげれば次のバス停すら現れない。
これは本格的まずいと思ったのか、ちょうど家の外に車を止めて一服しているキウイのおじさん(第一村人!?)を発見すると、突如歩み寄り
「エクスキューズミー ドゥーユー ノゥ ウェアー イズ ディス?」と尋ねる彼。
おいおい、地元の人間にウェアー イズ ディス・・・って(^^;)と軽くつっこむ私をよそ目におじさんは
「ウェアー イズ ディス!?!? おっとこりゃあ驚いたな、ここは△○%だよぉ(^^)」
ワハハーと笑いながらドリフばりのずっこけを見せてくれた。
道を迷ったことを話すと、「じゃあ大通りのバス停まで乗せていってあげるよ。」と意外に親切。彼の『ウェアー イズ ディス』がよっぽどウケたらしく、私たちを『突然現れたアメイジングカップル』と名づけとても楽しそう。
車で5分程走り、大通りに出ると「あ、この通り知ってる。」と彼が言うので近くのバス停で降ろしてもらうことにしたのです。
ドリフのおじさんにさよならを言い、バスを待つこと30分。
遅いなー・・・。
1時間。
うーん、来ない・・・・。
日本でバスを1時間も待ったことがあっただろうか。
1時間半。
まだ来ない・・・・・・・。
こんなに乗り物を待ったのは富士急の『フジヤマ』以来じゃないだろうか。。。
2時間。
おかしい、何かがおかしいぞ。いくらNZでもここはオークランド、しかも大通り。
なのに何故来ない。だんだんと二人の会話もなくなってきた。
よーしこんな時は『ちゃやんこの日本語講座』だ。
「ちゃやんこ、こないだ1から100まで数字教えたよね。ちゃんと覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。いーち、にーい、さーん・・・・。」
「・・・・・・・・きゅうじゅうはち、きゅうじゅうきゅう、ひゃく!!」
「わー、すごいすごい。じゃあ今度は200まで数えてみようか。」
って子供と風呂に入ってるんじゃないんだぞ!!と一人つっこみにも力が入らず、
あまりのバスの来なさに怒りが込み上げてきたちょうどその時、
「おーっと、こりゃあたまけた!!君たちまだここにいたの!?!?」と背後から聞き覚えのある声。
わーっ、ドリフのおじさんだ!!
「おじさ〜ん、あれからずーっと待ってるのにバスが全然来ないんだよー(T_T)」二人して泣きそうになりながらそう言うと
「えー、ホント!?それは可愛そうに。よし、じゃあおじさんが乗せていってあげるよほら、乗りな」
と、運転席から後部席のドアを押し開けてくれた。
「わーい、ありがとう。」
「しかし、アメイジングカップルにはたまげたよ。2時間前にここで降ろしてまたここで出会うとはね(^^;) 初めからお寺まで行ってあげればよかったよ。」
そんな親切なおじさんに2度も助けられ、無事にお寺に辿りつくことができたのでした。
「おじさん、本当にどうもありがとう。」とお礼を言うと、
「今度道に迷ったらここに電話しておいで」と冗談まじりで言いながら名刺をくれました。
道に迷ったのは災難だったけど、迷ったからこそおじさんとの出会いがあった。
いい事と悪いことはいつも背中合わせなのかもしれないなー、と思った1日でした。
(ちゃやんこ)
ニュージーランドの人は、困っている人を助けようとしてくれる人が多いですね。でも、いいおっちゃんですねー。おっちゃんは一人で何してるんでしょう?
>こんなに乗り物を待ったのは富士急の『フジヤマ』以来じゃないだろうか。。。
>って子供と風呂に入ってるんじゃないんだぞ!!
おもしろいなあ、ちゃやんこさん。
200も数えさせたら、子供は風呂でのぼせるんとちゃうやろか。
>いい事と悪いことはいつも背中合わせなのかもしれないなー
私もそう思います。
言い換えるといいことと悪いことは表裏一体のような。
>200も数えさせたら、子供は風呂でのぼせるんとちゃうやろか。
ホント・・・、のぼせる前にドリフのおじさんが現れてくれてよかったです(^^:)
ちゃやんこ×2は、なーんかほほえましい二人ですね。
バス待つのに200まで数えるなんて。
今度は寿限無でも教えてあげて。
なんか、「お疲れ様です@」って言いたくなってしまいました。ジェイはあまり辛抱強くないので、2時間は待てません!!
(断言)
しかも、車に慣れているのでそんなに歩けません!!(断言)
それを考えるとちゃやんこさん×2はすごいですよー☆尊敬しちゃいます。
今、ジェイの日本語能力は落ちているので、200までちゃんと数えれるかあやういー(汗
きっと200まで数えているうちにおうちまで着いちゃいそうです(笑)
でも仲良しカップルでいいですね☆
ちゃやんこ(彼)は年下で、しかも覚えたての日本語を一生懸命使うので、本当に子供みたいです(^^)
また、日本語の童謡が大好きで
こないだは「キラキラ星」を声が枯れるまで歌わされました(苦笑)
ひょっとして、振り付ですか?
ちゃやんこ彼はかなり年下?
うーん、年下かあ。いいなあ。
ジェイさんのボーイフレンドは年上?
確かにニュージーランドにきて、車ばかりでほとんど歩かなくなってしまった。
だから休みの日にトレッキングをしたり、夕方ウォーキングをしたりしています。
実はまだ19歳(今度の1月で20歳)なんです(^^)
友達に話したら「犯罪」と言われました(苦笑)
きっとジェイもちゃやんこさんの友達だったら、冗談で「それ、犯罪だよー!(笑)」ってつっこみいれてたかもしれません(笑)
ジェイはひとつ年下の人とお付き合いしたことがありますが、それでも犯罪だー!と友達につっこまれました・・・・