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2009年09月11日

ただいま〜!Christchurch!!

私の旅行記・南島編も最終回となりました。これまで読んで頂き、ありがとうございました。3月〜4月にかけて決行した一人旅、人・自然・動物・歴史・文化…たくさんの出会いの中で、最後に感じたことは…。

第10回 ただいま〜!Christchurch!!

理想としては、朝早く起きてQueen’s Townの湖畔を優雅に散策、そしてスッキリとした気分で出発…というものですが、私の場合「バスに遅れないこと」が最大の目標。ということで、湖畔は猛ダッシュ、かるく汗ばんだままスッキリというよりジットリした状態で出発。そんな中でもあの朝の空気はすごく澄んでいて、バス停まで走っていても大変気持ちが良いものでした。それに、あの匂い…雨上がりの、緑も深呼吸しているような夏の終わりの匂い。ぴかぴか(新しい)

ゆっくりお別れをしている時間もないままQueen’s Townを後にして、この日はただひたすら北上します。途中でTekapo湖に立ち寄りお昼休憩をするだけの予定でした。

ところが、バスの運転手さんがTekapo 湖の手前にあるPukaki湖でも下車させてくれました。本来なら通過するだけのところを、美しい景色だからと写真を撮る時間を与えてくれました。その心がとても嬉しかったです。キスマーク

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今年の年越し旅行で、友人とTekapo湖には来たことがありましたが、Pukaki湖をじっくり見るのは初めてでした。Tekapo湖にも劣らないPukaki湖の美しさには圧倒されてしまいました。湖のパステルカラーの水色は、絵の世界そのもの。人工的に作ったみたいな景色。でもこれが自然のものだから感動します。こんなに綺麗な色を出している湖は今まで見たことがなかった。空と同じ色の湖…もしも山がなかったら、どこから空でどこから湖か分かりません。もちろん美しいのは湖だけではなく、その周りの山々もまた湖を守るようにしてそびえ立っています。深い緑は湖面にも反射して、そして雪を被っているのはそれほど高いのだ、と自分の存在をしっかりと表している気がします。

こんな景色を見るたびに、いつも思うこと。

「皆に見せてあげたい!!一緒に見たい!!」

でも、私は一人旅。だから今、こうしてつたない表現でも書くことができて、とても嬉しく思います。少しでも伝わっていると良いのですが…??

湖を満喫して、バスに揺られながら今回の旅を振り返りました。満足度は95%。残りの5%は、[第1回カイコウラ編]でも書きましたが、クジラツアーのキャンセル。なんと、出だしからー5%だったのです。やはり動物に関することは大打撃でした。それでも95%をキープしているとは何とも高得点です。自己満足ほど大事なことはありません。わーい(嬉しい顔)


私が一人旅の終わりに感じたことは、意外にも「私は一人では何もできない。」ということ。
それは一人旅に満足していないということではなくて(上記の通り大満足です)、もっと長い27年間の旅について。帰ってきて久しぶりに見たパソコンのメールや携帯電話には、たくさんの人からのメッセージ。それを見た時、周りの人からの愛情を感じて、「私は一人で生きているのではない。」そう思いました。皆様、ありがとうございました。ハートたち(複数ハート)わーい(嬉しい顔)

一人で何かをする自信や勇気、行動力はもちろん身に着いたけれども、それができるのは周りの支えがあったから。それはこの旅中に出会った人々だけではなくて、これまでの全ての出会いを通して、見える直接的な支えも見えない心の支えも…。今までのすべての出会いがあって、今の自分がいる。そう考えると、ここにいることに感謝、それを教えてくれた自然に感謝、そしてすべての人々に感謝するのでした。揺れるハート

感謝の気持ちはどうして良いか分からず、とりあえず近くにいた夕日に。久し振りに見たChristchurchからの夕日は、相変わらず無言のまま時間を夜にしていく。そして気づいたこと、いつの間にかこの町でも周りの木々は黄色一色になっている。どんなときでも確実に時は経過していく。

さて、また歩き出そう。

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ひらめき
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(Lisa)


posted by キックオフNZ at 05:19 | Comment(7) | TrackBack(0) | 旅行・イベント
この記事へのコメント
きれいな写真、心が洗われます。
誰かにみせてあげたい、一緒にみたいと思えるたくさんの人がいることを再確認できた旅だったんですね。すばらしいね。
私も最近、人間一人では生きていけない。誰かに助けられて生きているんだ、と感じました。
自分もできる範囲で自分の力のおよぶ範囲で、誰かのために何かできることをすること、それが助け合って生きるということになるのかなと感じます。してもらった人にそのまま返すのでなく、誰かに何かを返す。ボランティアの精神ってそういうことなんでしょうか。
Posted by はっぴぃきうぃ at 2009年09月11日 10:08
「さて、また歩き出そう。」ってフレーズカッコいいです。人生旅ですね。しかし、家の壁にでっかくプリントアウトして飾っておきたいような綺麗な写真です。癒されました〜。ありがとう!!クジラはまたの機会に見れるといいですね。
Posted by Ei-taro at 2009年09月12日 09:18
写真きれいです。青よりも青い。
長旅の終盤のときの感覚って好きです。
昔した5週間の旅を思い出しました。
きっと帰った日はびっくりするほどぐっすり眠ったんだろうな。
おつかれさまでした^^
感謝を次にまわす。ペイフォワード。
小さなことこそがとっても大切。
私もフォワードしなければ。
Posted by ayako at 2009年09月12日 16:54
はっぴぃきうぃ様

コメントありがとうございます。
はっぴぃきうぃ様のコメント、とても共感します。感謝をそのまま返すのではなくて、それも大事だけれども、もっと大きい範囲で返していくこと。特定ではなくて、誰かのために何かをする、私の目標です。


Ei-Taro様

コメントありがとうございます。
前にもクジラについて励まして頂き、今回もありがとうございます。はい、きっといつかは見に行きます!!私の中でクジラはピノキオの世界に存在しているので、ちょっと夢があるのです。


ayako様

コメントありがとうございます。
そうですね、自分にできることって小さいことかもしれないけれども、それができることは素晴らしいですよね。いつか、自然にできるようになりたい…そう思います。

Posted by Lisa at 2009年09月13日 00:35
旅はいいですよね。一人旅も大変なこともあるでしょうが、自由でいいですね。ニュージーランドの中でも自分のホームタウンと呼べる街があるのがいいですね。Lisa さんの文章を読んで、感動しました。
Posted by Kickoff-T at 2009年09月14日 15:28
空とつながっている湖の青さに圧倒されました。
クジラを見られなかったのはすごく残念だけど、
また来なさいなってことなんじゃないかしら。
心残りがあるほうが、次の旅につながったりもしますし。(私もこの夏、昔心残りにしていた旅をリベンジしたよ!)

旅行記、本当に楽しかった。
旅の内容自体もだけど、Lisaちゃんの感性が
素敵です。
共感したり、なるほどなって思ったり。
会うのが楽しみです。
Posted by めい at 2009年09月15日 23:48
Kickoff-T様

コメントありがとうございます。
ホームタウン…今はすっかりここオークランドに
なりましたが、今でも思い出すのは前の家から見たあの景色です。毎日15分急な坂を登ってようやく辿り着く家からの眺めは一日のしめにはピッタリなところでした。


めい様

コメントありがとうございます。
そうですね!!課題が残った方が学びが大きい!!
めいさんも、今年の旅楽しめたようですね!!リベンジ編だったとは知りませんでした。私もめいさんの旅行記楽しみにしています。

これまでの旅行記、毎回見て頂きありがとうございました。私のつたない表現でも理解してくれてとっても嬉しいです!!
Posted by Lisa at 2009年09月16日 13:30
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