
第7回Dunedin
ここDunedinは、スコットランド以外で最もスコットランドらしい街と言われています。
1860年代、ゴールドラッシュ時に多くのスコットランド人が移民をしてきたのだそうです。町の建物は、教会をはじめ駅や市議会議事堂、高校や大学でさえもどれも歴史的な建築物ばかり。しかし、ただ古いだけではなく、とてもオシャレでヨーロッパ調に統一されていて、街全体が博物館のような感じでした。


そして、ここの名物はオークランドに勝る「坂」。ギネスブックにのっている世界一の急勾配の坂があるところなのです。残念ながらこの坂に行く時間はありませんでしたが、町の中心部を歩くだけでも坂だらけ…大満足でした。


そして坂道の町ならではの景色の良さ。Dunedinは海に面しており、市街地からは東へオタゴ半島が延びています。その海岸線と緑の半島、雲一つない青空は「は〜っ」とため息をつく程美しく、「坂を登ってよかった〜」と思える景色がありました。

さて、ここでの楽しみのイベントの一つ…それは、「チョコレート工場」&「ビール工場」の工場めぐり。

まずは「チョコレート工場」何とも夢があるではないですか!!子供に混じって、いえ子供以上にハイテンションな私。一応大人なので隠しながらも内心ワクワクでした。チョコレート大好きな私にとって、いつも食べているチョコレートメーカーの工場見学、さらに見学中に匂える・食べられる・買えるという特典は魅力的すぎました。それに、数年前に流行ったチョコレート工場の映画を思い出して、一人頭の中はそのテーマソングと踊りでいっぱいなのでした。
実際には、抗菌キャップをかぶり、チョコレートができるまでの一連の流れを説明してもらうきちんとした社会科見学なのですが、工場内の匂いはチョコレートのかほりでいっぱい。かわいい人形やチョコレートの歴史などの展示物コーナーもあり、とってもhappyな気分でいられるのでした。最後に、何トンものチョコレートが上から「ドッカーン」と落ちてくる仕掛けは迫力満点!!チョコレートの滝なら修行しても良いかも…などと思えるのでした。そして、最終的には試食用のチョコレートだけでは物足りず、たくさん買っては、「買ってしまった…」とひとり後々後悔するのでした。

続いて「ビール工場」。こちらもできたてのビールが試飲できるということもあり、とても楽しみにしていたのですが…残念。この日は祝日だったためお休み。ガイドブックには無休と書いてあるのに…でもこれまた私一人の力ではどうにもなりません。この旅中、いくつかイベントの中止に遭遇することで、良い意味で気持ちの切り替えがうまくできるようになった気がします。

「これは、今日はやめておいた方が良いという意味なのだ。」と言い聞かせ、すぐに宿に戻りました。この宿もまた、築100年の建物で‘ghost house’といううわさもあるほど歴史がある建物でした。それもそのはず、人間の一生より長く存在している家なのです。TVなどで見る昔のヨーロッパのような雰囲気で、赤い絨毯と木造の階段、高い天井、そして暗くて静かな地下室もあり、一人でいると少し怖くなったのも事実です。しかし、内装はきれいで泊まった部屋は快適でした。そして、ここでも一人のNZ女性に出会いました。彼女は北島に住んでいて、子供が二人いるお母さんでした。一緒に夕飯を食べながら、家族や仕事、趣味の話をして、日本とは違うNZの事情なども聞くことができ、旅の間に学ぶことが意外と多いことに気付きました。それは旅に関わることじゃなくても。


日常生活の場所は、その土地や家、そして職場や学校、回りの人々もほとんど変化はなくいつも同じ環境になってしまいますが、旅中は当たり前だけど知らない土地や人々と初めて出会うことができます。この初対面の一瞬の感覚が私は好きで、物でも人でもその時思った自分の感覚を大切にしたいと思うのです。もちろん変わることはありますが、これが私の旅へ出る理由なのかもしれません。
そして、‘夢のようなDunedinの旅’はまだまだ続きます。


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(Lisa)
疲れたときは身体が甘いものを欲しがるのでチョコはいつも常備して食べてまーす!!
大好きなものは買い過ぎても後悔しないで食べよう!!
あの音楽とダンスを頭にリピートさせながらわくわくしているLisaちゃんが、すぐに頭に浮かびました。
とってもきれいな街だね。空の青さに吸い込まれそうです。
知らない土地で出会う、人や空気や食べ物などの初めての感覚が忘れられなくて、私も旅が中毒になりつつあります。
コメントありがとうございます。
その言葉、とてもとてもありがたいお言葉です。
「大好きなものは買い過ぎても後悔しないで食べよう!!」なんて素敵な響き。mさんはいつも優しい
言葉を下さるので、ついつい甘えてしまいそうです…。そろそろ自分に厳しくしなくちゃ!!と思いつつも…。
めい様
コメントありがとうございます。
あの頃の私を覚えていてくれて…そして想像してくれて…ありがとう。何やら恥ずかしいわ。
めいさんも旅中毒の一人ですね!一瞬の感動でも
一生モノになるんですよね。不思議なのは、その一瞬は一瞬であること。あたり前だけど、なんだか残念な様な…だから新たな一瞬を探しに行くんだろうけど。めいさんの感動体験も今度聞かせて下さい。
初対面の感覚、微妙に人見知りな私には第一印象って重要なポイント。もっと社交的にならなくては‥って思いました。
でね、、実は私ニュージーランドの位置を間違って認識していた事に先日気が付いたの!!
コメントありがとうございます!!
なになに?NZの場所を誤解されていたとは…。
みこちゃん的NZがどこだったのか気になります。
ところで、みこちゃんが建物好きだったのは初めて知りました。今度、泊まった築100年の家もお見せします。NZに来たら、ぜひDunedinに!!建物も自然も美しいのできっと気に入ってくれると思います!
Kickoff-T様
コメントありがとうございます。
確かに、下調べをしない方が先入観なく、それこそ自分の感覚でとらえることができるのかもしれませんね。今回の旅の場合、時間もなかったので無知で行きましたが、それぞれの街で全く特徴が違うので、それが興味を引き起こして後になって調べたりしています。知っておけばもっと楽しめた気もするし…旅の楽しみ方にもいろいろありますね。
ヨーロッパ調の家と水の色合いが本当に綺麗ですね。家の壁とかにに飾ったら癒されるだろうなぁ〜
工場って楽しいですよね。無かった物がどんどんカタチになっていく感じがたまらない。
縄文時代の人がみたら魔法だと思うんだろうな。
コメントありがとうございます。
ここのビールとチョコレート工場は、Dunedinに来たら必ず寄るポイントなんです〜。胃薬を持ってでも…。というか、実際そんなに食べられるわけではないので不要ですが…。
Ayako様
コメントありがとうございます。
チョコレート祭り!ですか!!なんて魅力的なお祭り!!ちょっと分かりませんが、坂道もあるし…
そうなのかな??すみません、分からないです。
でもそのお祭り行ってみたいですね。
私も工場見学好きです。初めて小学校で行ったコーラ工場が忘れられない思い出です。あの頃の私には
それこそ魔法のようでした。