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2009年08月07日

旅行記Aネルソン

こんにちは。最近お天気が良く、折り畳み傘のQO技術(注1 )を使っていないLisaです。
せっかく身につけた技術が鈍ってしまいます。(注1: Quick Openの略、Lisa語)
さて、今回も前回に引き続き一人旅の出来事について書きたいと思います。

第2回 「カイコウラ→ネルソン」


博物館とクレイフィッシュで満足したカイコウラを出発し、次の目的地はネルソンです。バスは約4時間、東海岸から北西に進み、西海岸に出ます。カイコウラでは曇り空だった天気も、西海岸に進むにつれてピカピカの晴天に…。同じ日とは思えません。海の色も暗い色からブルーになり、ヤシの木も所々に点在していました。クネクネと曲がった山道をバスは揺れながら走っていて、ふと「私の命って今、この運転手さんにかかっているんだな〜」と感じ、無事に目的地に着くことを祈ってしまいました。私はもともと乗り物が好きなので、4時間くらいのバス移動は短く感じます。窓の外を眺めていることが大好きなのです。湖や川、森林、そして放牧されている羊や牛、馬たちもそこにいるのが当たり前の様に平然としていて、むしろ大きなバスと人が珍しいかの様にこちらをじ〜っと見ていました。この景色を見るたびにNZにいることを実感し、まだ慣れたくないな〜と思いました。揺れるハート

さて、ここネルソンの目的は…Waikoropupu Springsというところに行くことが第一でした。ここは、「NZ一きれいな水が湧き出る泉」として知られているところです。事前に友人から聞いていて、どうしても行きたくなった私は、旅の出発前から下調べをしていました。ここは、ネルソン市内からは離れている場所にあり、通常は車でしか行けません。残念なことに私は車が運転できないので、どうにかしてここに行くツアーに参加するしかありませんでした。ところが……また事件発生!!がく〜(落胆した顔)

なんと、参加するはずだったツアーは人数が揃わず催行されないと!!「ここでもか…。」とカイコウラのクジラツアーに続く自分の運の悪さにガッカリしました。が、諦めない私。
情報センターで他のツアーを必死に探し、お姉さんにわがままを言ってみたところ、そこのお姉さんがいくつかの旅行会社問い合わせをしてくれました。ネルソンのお姉さん、あの時はありがとう〜。わーい(嬉しい顔)

そして、たった一つだけ催行されるツアーが見つかりました。ところが、このツアー…とっても高額だったのです。予定していたツアーの二倍でした。なぜか??それもそのはず、‘ビジネスクラスのツアー’と題されたツアーだったのです。私は情報センターが閉まる直前まで悩みましたが、思い出=priceless!!いつかのカード会社のCMを思い出しながら、「どうしても見たかったんでしょ!自分!!」と言い聞かせ、申し込み。翌日の出発が決まりました。ぴかぴか(新しい)

いよいよ当日。「ビジネスクラスのツアーなんてどんな車が来るのだろう??」とワクワクしていました。が、来たのは普通のワゴン車タイプ。ただ一つ違っていたのは、車のドアにBusiness Toursと書かれていたところ。「あれあれあれあれ?」最初は完璧に疑ってしまいました。しかし、車内にはフルーツバスケットが準備されていて、リンゴに洋ナシ・フィジョア・モモ・プラム。フルーツの産地、ネルソンならではのおもてなしはうれしいものでした。食べ物に弱い私…。

そしてなんと、参加者は…私ひとり!!ここでもまたひとり。なんともVIPな気分でした。ガイドは現地のおじさまで、とても気さくな方だったので、英語の練習にもなるはずと前向きにとらえることにしました。

そうこうして車でしばらく走ったところにそれは突然現れました。ぴかぴか(新しい)

森の中を少し進むと、目の前にひろがる美しい水の泉…。言葉も出ませんでした。

090807_1_Lisa.jpg

深いところで水深11Mもあるのですが、泉の底までしっかり見えるのです。底からユラユラと揺れる巨大な水草もまた、緑や濃い青色で大変美しいものでした。ずっと見ていても飽きず、眺めていると吸い込まれそうな透明感という感覚を初めて体験しました。天気も素晴らしく、太陽の光が水面をキラキラと照らし、泉の周りに生い茂る木々もまた水面に映り、そして底から8L/分以上も湧き出る水が水面に輪をつくり、まさに神秘の泉といった印象でした。

090807_2_Lisa.jpg

ガイドのおじさまと二人、「うわぁ〜、きれいだね〜」と感激して、時間を忘れて見入っていました。言葉を失う美しさでした。

「あぁ〜、見に来てよかった。」そう思いました。しかし、人間もある意味この泉に似ているものです。ひとつの目的が達成されるとまた次々と湧き出てくる欲求。「泳いでみたい。」これが私の湧き出た次の思いでした。しかし、この泉は泳ぐことはもちろん手を入れたりすることさえ禁止されているのです。「う〜ん、そう言われるとますます…」とも思いましたが、ここは一応?大人の私、この環境のためだとそこは諦めました。

この日の教訓は、「思い出=priceless」「迷った時は、自分の根本(もともと何がしたかったのか?)その心に戻る」ということでした。

さて、ネルソンの旅はまだ続きます…。

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(Lisa)
posted by キックオフNZ at 04:55 | Comment(7) | TrackBack(0) | 旅行・イベント
この記事へのコメント
泉、本当に綺麗です。。
行って大正解でしたね^^
私もお金ためて旅したい気分になってきました。リサさんの旅そっくりそのまま真似っこしてみたい。
Posted by ayako at 2009年08月07日 12:24
わーすっごいきれい!!
鏡みたい。
みてみたいよ〜〜〜
写真だけでも吸い込まれそうになったよ。
毎日教訓があって、素晴らしいね(笑)
Posted by めい at 2009年08月07日 12:31
ayako様

コメントありがとうございます。
本当、行ってよかったです!!
ayakoさんもぜひぜひワーホリ中に旅してみて下さい。私の旅は…けっこうマイナーな旅で、あまり参考にならないかもしれませんが…。

めい様

コメントありがとうございます。
そうなの!!まるで鏡です。
ここはNZの中でも珍しく晴天率が高い地域で、
より透き通って見えました。

教訓…非日常の毎日だったから学ぶことが多くて
、まとめていかないと大変でしたのです。


Posted by Lisa at 2009年08月07日 17:27
Wonderful!!!すっごい綺麗だね〜
水の中に森があるね!!!せめてその水飲んでみたいな。

で、結局ビジネスツアーとエコノミーは何が違かったのかな??まあ、もういっか(笑)
Posted by Ei-Taro at 2009年08月07日 22:32
Ei-Taro 様

素敵な表現ですね〜、水の中に森がある…!!
まさにその通りです。
「飲む」という発想は浮かびませんでした…。
やはりおいしいのかな〜??

おっと…痛いところをつかれました。ビジネスツアーは、客が一人だったことと、フルーツバスケットがあったことと、おじさまがたくさん話しをしてくれたことと、帰りにアイスをごちそうしてくれたこと…ですかね。うん、大サービス!??
Posted by Lisa at 2009年08月08日 12:03
私もWaikoropupu Springsに行ったことありますが、大雨でした。晴れるとこんなにきれいなのですね。ロトルアにもハムラナスプリングスというきれいな泉がありますが、Waikoropupu Springsのほうが広いように思います。
Posted by Kickoff-T at 2009年08月10日 12:07
kickoff-T様

コメントありがとうございます。
大雨だと、やはり水が濁ってしまったりするのですか?
ロトルアにはハムラナスプリングスですか!!
今度ロトルアに行く時には寄りたいです。
Posted by Lisa at 2009年08月17日 21:54
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