
8月になりました。私のワーホリ生活も2/3が過ぎ、残り4カ月になりました。最初は時が経つのがゆっくりと感じたのですが、今はとても速いです。状況はあまり変わっていないのですが、カレンダーを見てびっくり!!焦ってしまいます。

そんな今月は、私がワーホリ生活1/3を過ぎた頃に行った一大イベント「一人旅・南島編」について、少しずつですがお話したいと思います。*)なお、はじめにお伝えしておきますが、これは全て現実の出来事です。移動中のバスの中でこま目に記録していた喜怒哀楽の数々をお話します。
さて私の一人旅ですが、「クライストチャーチ発→カイコウラ→(ブレナム・ピクトン経由)ネルソン→(グレイマウス経由)アーサーズ・パス→フランツ・ジョセフ氷河→(ワナカ経由)クイーンズ・タウン→ミルフォード・サウンド→ダニーデン→再クイーンズ・タウン→(テカポ経由)クライストチャーチ着」という反時計回りに南島を周る行程です。どこで何をして何日滞在するか、すべて自由きままに計画ができ、出発前から満足感でいっぱいでした。

しかし、すべて予定通りにはいかないものです…。むしろ計画通りの方が少なかったりします。
それを実感したのは、早くも1日目でした。
第1日目「クライストチャーチ→カイコウラ」
クライストチャーチからバスで3時間弱、北東方向にあるカイコウラ到着。
カイコウラとは、カイ=(食べる)、コウラ=(クレイフィシュ:日本で言う伊勢海老)という意味です。私のここでの目的は、もちろんその名の通り「クレイフィッシュを食べる」ことが一つ。もう一つは「クジラ」!!です。ここは高い確率でクジラが見られると有名なのです。船に乗ってクジラを見るというツアーを事前に予約しておいた私は、初めて見られるかもしれないクジラへの憧れが膨らみ、予定していた時間より早く船乗り場へ…。
そこで見た恐ろしい文字・・・・・
「canceled」
1度見て、2度見て、そして信じられずに3度は見ました。何度見ても掲示板の文字は変化せず。念を込めて見てもだめでした。
一応、受付のおじさまに交渉してみました。「どうしても乗れないの?私には今日しかないのです。もう日本帰っちゃうのです。日本ではクジラはなかなか見られないのです。」とまで言ってみましたが、だめでした。悪天候の影響で船が出せないのだそうです。小雨程度でそこまで悪天候ではないように思えたのですが、私一人の力ではどうにもなりません。

しぶしぶ諦め、こうなったらもう一つの目的「クレイフィッシュ(日本で言う伊勢海老)を食べる」は何があっても達成しようと決意しました。早速情報センターでレストラン情報を手に入れ、こちらは予定時間より早く(クジラツアーがなくなったため)達成できました。しかし、昼食か夜食か微妙な時間に、一人のクジラを見られなかった女性がワイン片手に(ツアー代がかからなかったため奮発して)伊勢海老を食べている姿…なんだか切ない感じがします。でもそこはNZ!!誰も気にしません(多分?)。自分が幸せを感じたのであまり同情しないで下さい。

さて、その後私は思いがけずカイコウラを満喫することができました。クジラに会えなかった代わりに、おもしろい博物館に遭遇したのです。とっても小さな平屋(約8畳)に、昔の捕鯨の写真、たった一匹のペンギン像、地形の模型、5種類の銃、カメラいくつか集めてみました…というような、手作り感いっぱいのまるで小学校の教室の展示物のような博物館でした。カイコウラに一応関係があるようですが、後半に行くにつれてよく分からなくなってきました。とここまででも十分不思議な感覚にとらわれたのですが、次の建物があるからと指示されて行ってみると・・・。
今度は大きな倉庫に、以前使用していたという3台の大きな金属加工機械、様々な形のアイロンコレクション、電話コレクション、昔の消防服とそれを着た異様に小さい、そして変わった風貌のマネキン人形。そして鹿のリアルなはく製。裏には昔の刑務所の部屋(本物)。まったく統一感がございません。半分混乱しつつもひとつひとつの展示物がとても興味深く、見入ってしまいました。さらに、二時間の間お客さんは私一人だけ。ますます感覚がおかしくなってハイテンションで過ごしたのを覚えています。
ぜひカイコウラに行った際は、こちらの博物館へ足を運んでみてください。
日本の博物館に慣れていると、少しの違和感を覚えるかもしれませんが、ここでもNZらしさを感じることができます。そして不思議なおもしろさがあります。

私の都合の良いプラス思考ですが、クジラツアーがキャンセルだったのは、この博物館を見なさい、ということなのだと言い聞かせています。もし、クジラツアーに参加していたらこの博物館には来なかったと思います。
この日の教訓は、「全てのことに意味がある」ということと「切り替えが大事」ということでした。そうでもしないとクジラへの諦めがつけられませんでした…。
こうして1日目は無事に終わっていきました。旅はまだまだ続きます…。

カイコウラって、そういう意味だったのですね、という方。
クレイフィッシュ食べました、という方。
南島旅行いいですね、という方。
クリックで応援よろしくお願いします。


(Lisa)
個人的には電話のコレクション気になりました。。。形がかわいいし、木製品が気になる!!
鯨はまたいつか見れること、祈りましょう!!
コメントありがとうございます。
このクレイフィッシュは、ワインとセットでNZ$45くらいだったと思います。旅1日目にして奮発した夕食でした。でもおいしかったです!!付け合わせがポテト(チップス)なのがさすがNZですよね。
Ei-Taro様
コメントありがとうございます。
そうですね!このごちゃまぜ感がここの博物館のテーマなのかもしれませんね。
私も博物館が好きでNZの博物館にもいくつか行ったのですが、その多くは配置の場所に違和感を覚えたりします。突然無関係の展示物が隣にあったり、時には途中から美術館になっていたりもします。
ところで、Eiさんは電話コレクション?の方ですか?
クジラは今度の夏にでも行こうと思います!!
いいなあ、食べたいなあ。
くじらも一度は見てみたいです。聞いた話によると、このくじらウォッチング、結構ボートがゆれて船酔いするとか?
そのあたりはどうなんでしょう?ご存知ですか?
贅沢ですね、おいしそう!
個人的にはクジラと同じくらいの価値がある博物館な気がしますよ、楽しそう。
再度コメントありがとうございました。
失礼しました。電話コレクターではなかったのですね。カヌー制作、すごいですね。夢があります。
ちなみに、カヌー博物館も興味があります。やはり日本の博物館だから統一されているのでしょうか?
はっぴぃきうぃ様
コメントありがとうございます。
クレイフィッシュ45$は安い方ですよね。
そうです、クジラウォッチングツアーはものすごく
揺れるそうです。船酔いは確実だと何度も周りに脅されました…。でも私、今まで何に乗っても酔ったことがないので、その検証もしてみたかったのです。また次回乗ったらお知らせしますね。
ayako様
コメントありがとうございます。
博物館=クジラ、価値が同等だとフォローして下さりとっても嬉しいです。私もそう信じています。