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2009年04月13日

謙虚のすすめ

 NZは今日が「Happy Monday」と言われる、イースター休暇の最終日を迎えております。このイースターを過ぎると、南半球は閉ざされた季節がやってきますが、北半球では新しい生命の息吹を感じる季節ですね。

 さて、今日は私がこちらでの仕事を通して学んだことを書いてまいります。いす

 私は週20時間、夏休みは週40時間働ける学生ビザを持っております。そのため、友人は勉強と仕事を両立させておりましたが、私は学校の授業に集中することで精一杯だったので、決まった仕事を持たずに学校生活を過ごしました。ぴかぴか(新しい)

 その一方で、どこかで社会と繋がっていたいと考えており、友人から薦められたハウスクリーニングのオンコールスタッフに登録をしました。これは、最初に自分が働ける条件を登録先に伝え、人手不足のときに登録先から連絡があり、仕事を紹介されます。それを自分の都合に合わせて、自由に受けることも断ることもできました。キスマーク

 でも、正直なところ、私はこの仕事を紹介された当初「ハウスクリーニングって・・・」と、みじめな気持ちに襲われました。その様子を察した友人に「Kiwiの一般家庭に入れるチャンス。英語の練習にもなるし、色々な家を見ることもできて時給もいいから」と、半ば強引に押し切られました。ふらふら

 しかし、やってみるとこれがおもしろかったのです。仕事内容は、各家庭の契約条件によって異なりますが、一般的にすべて家庭の主婦がこなす家事全般(部屋、台所、風呂、トイレ掃除)です。中には、洗濯物をたたんだり、アイロンがけの仕事もありました。ハートたち(複数ハート)

 私は家事全般が苦にならないことが、この仕事を楽しめる理由です。ただ、それ以上に私にこの仕事を続けさせたのは、依頼主の方が私を見下すのではなく「助けてくれてありがとう」という、姿勢で接してくださることです。揺れるハート

 もちろん、これは依頼主にもより異なりますが、幸いにも私は仕事の最中に労いの言葉を頂くことも多くあり、これが私の心に心地よく響くのは言うまでもありません。わーい(嬉しい顔)

 「実るほど頭の下がる稲穂かな」まさにこの仕事を通して、これを体感。そして、そんな彼らの姿勢を通して、私は仕事に上下のランクをつけていた自分を恥ずかしく思うようになりました。たらーっ(汗)

 もちろん、自分ができる仕事とできない仕事はあると思います。ただ、どの仕事もなくてはならないもので、自分が行っていなければ、誰かがそれをして、私たちが快適に過ごせる空間を作っています。

 これに気づけた自分の成長を、少し誇りに感じる今日この頃です。わーい(嬉しい顔)ハートたち(複数ハート)

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(Umi)
 
 
 
posted by キックオフNZ at 03:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | NZ Life
この記事へのコメント
ハウスクリーニングのオンコールスタッフという仕事があるのですね。何でもとりあえずやってみると新しい発見がありますよね。特にUmi さんのように、前向きな人は、いろんなことからいろんなことを学んで、どんどん成長していくのでしょうね。同じ経験をしても、「面白くなかった」で終わってしまう人もいると思います。
Posted by Kickoff-T at 2009年04月14日 04:31
umiさんのそのような謙虚な姿勢とってもいいと思います。
謙虚であることは、本当は強い人なのかもしれません。
弱い人間ほど、謙虚さを欠くような気がします。

いずれにしても、働いて賃金をもらうというのは、本当に大変ですよね。
Posted by はっぴぃきうぃ at 2009年04月15日 06:19
Kickoff-T様

NZには日本では知らなかった、様々な種類の仕事があります。

本当に断る前に、とりあえずやってみる。この姿勢の大切さはNZに来てから学びました。

また、特に専門学校時代のKIWIの友人達たちは「私の仕事はクリーナー」「私の仕事はベッドメイキング」と、それを誇りにしておりました。

これも私の仕事に対するランク付けを取り払わせるきっかけの一つとなっています。

「楽しくなくても楽しんでみる」これは、大切なことですね。

はっぴぃきうぃ様

お褒め頂いてありがとうございます。

私は日本にいたときに、謙虚といわれることはありませんでした。また、それについて考えることもなかったように思います。

それが少しずつ変わってきて、自分が少し成長しているのであれば、嬉しいことだと思っています。

本当におっしゃるとおり、働いて賃金を得るのは大変なことです。お金のありがたみ。実感します。
Posted by Umi at 2009年04月16日 03:49
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