さて、4月〜5月にかけて、私は自分の家族や親しい友人の誕生日ラッシュが続きます。その皮切りとなるのが、今月10日です。これは私のフラットオーナーの彼女の誕生日。そして何とその翌日が、フラットオーナーの誕生日になります。

私は昨年彼らに、彼らが大好きなパンと真紅のバラの花をプレゼントしました。誕生日プレゼントにパンと聞いて驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、このパンは特別。毎日焼かれるものではなく、週末の朝市でしか販売されておりません。しかも、毎週末ではなく、そのお店のオーナーが焼きたいと思ったときにしか販売されない、まぼろしのパンなのです。
昨年はそんなサプライズ効果もあったので、今年も何かちょっとした演出をしたいと考え、お菓子作りを苦手とする私が、誕生日ケーキを作ることにしました。とはいっても、ただ混ぜるだけの簡単なヨーグルトケーキに、季節のフルーツと生クリームで飾りつけ。それにフランス産の赤ワインを1本用意しました。

誕生日当日はイースターホリディで旅行中のため、昨夜彼女の家でお祝いをするというオーナーに便乗して、プレゼントを届けに行きました。すると、私たちがそこに到着したとき、既に彼女は外で待っており、私がケーキを渡すと目を皿のように丸くして驚きました。

そして「ありがとう」と言いながら、渡したケーキを持って飛び跳ねながら抱きついてきます。私はそんな彼女を愛おしく見つめながら「こちらこそありがとう」と抱きしめました。大人になっても、こんな風に喜びを体全体で表現できる素晴らしさ。見習いたいものです。

ちなみに、私は友人たちへの誕生日プレゼントの予算を2000円以内と決めており、決して高価なものではありません。しかし、そこに小さなこだわりを持っています。例えば、花を贈るにしても相手が一番好きな花、しかもその人が好きな色を探します。また、何気ない会話のなかで「海苔巻きが食べたい」と言っていたら、それを作ってプレゼントするetc

相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、プレンゼントを選んでいると、どこからともなく湧いてくる優しい気持が、静かに体全体を包んでいきます。完全なる自己満足ですが、この瞬間が私の最も愛する時間の一つです。

来月末まで続く総勢7名のお誕生日。さあ、次のプレンゼントのサプライズは何にしましょうか?


誕生日おめでとう、という方。
私も誕生日です、という方。
パン、おいしいです、という方。
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(Umi)
NZに来て私改めて思ったのですが、プレゼントは金額じゃないのですね。そのUmiさんのこだわりに何よりの価値がありますね♪
そして、ケーキを喜ぶお友達は、読んでいるだけですごく暖かい気持ちになりました。喜びを全身で表せられる人って素敵ですね^^*
あらまぁ。素敵な褒め言葉をありがとうございます。
本当におっしゃるとおり、プレゼントは金額ではないですね。私もこちらに来てから学びましたよ。
喜びを全身で表すこと。これも時にはとても大切なことですよね。臨機応変に。自分の気持ちを素直に表現して、愛される人になりたいですね♪
Kickoff-T様
やはり、誕生日を覚えていてもらえると嬉しいですね。
それが思いがけない人だったりすると、喜びも倍増します。
私は友人の誕生日を覚えるのは、とりあえず聞いた時点で、自分の手帳に書き込んでいます。
また、これはおもしろい偶然なのですが、こちらに来てから知り合った大切な友人の誕生日が、すべて私の家族や日本の友人達と同じか似たような日付なのも、私の記憶に残る要素になっています♪