私は「日本では考えられない光景だな」と思いながらも、飽きることなく見ていました。恐らく日本では、このような大掛かりな作業は、施設や店舗等であれば営業終了後、また24時間営業の場所であれば、比較的人の少ない時間を選んで作業をすると考えます。
しかし、この作業は昼日中に行われていました。スカイシティといえば、オークランドでもメインの観光名所であり、そのビルにはホテル、観光案内所、レストラン、カジノ等の施設があり、多くの人で賑わっています。
もちろん、このような大規模施設のため、一日中人が途切れることがなく、もしかしたら、この時間帯が一番人通りが少ないのかもしれません。
ただ、メインフロアの中心にこの巨大ツリーが立てられるため、その現場は大きな囲いがなされ、人が通るスペースは縮小。また、ホテルの表玄関でもある広場にも作業道具が所狭しと敷き詰められています。おまけに観光客のみならず、ラウンジやインフォメーションスタッフ、ホテルのポーターもその作業を眺めながら、話に夢中です。
このため、一部迂回しないと行けない施設があったり、かろうじて確保されている細い道には、人が並んでいます。また、外にはタクシーや自家用車の列。辺りを見渡しても、人や車の流れを整理する警備員もおらず、日本ではあれば、この状況にクレームが生じるかもしれません。
しかし、人々は自然に道を譲り合ったり、迂回路に進んだりと、ゆっくりながらも滞ることなく人も車も流れていきます。
もちろん、この施設がビジネスビルではなく、比較的時間に余裕のある人々が利用していることは否めません。ただ、それを差し引いても、彼らの根本にこの作業を「作業」としてではなく、クリスマスイベントの一つとして捉え、飾り付けの工程を楽しんでいることが伝わってきます。
「長所短所は表裏一体」。一見すると、その裏面に目が行きやすい事柄も、常にその表面にスポットライトを当てること。これが、以前のブログライターAiさんも書いてた「西洋人のポジティブ思考」と、私は考えます。
私にとって、久しぶりに「ニュージーランドのここが好き」と、改めて惚れ直した出来事でした。

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(Umi)
私も、Kiwiの何でも楽しんじゃえ♪みたいな所とても好きです。確かに日本だったら、通行人の邪魔になってでも作業をする、というのはあり得ませんものね。でも彼らにとっては邪魔でさえない、楽しいイベントの一つなのでしょうね☆
そして、夏にXmas!!すごく不思議な感じがしませんか?南半球のサンタは半そで半ズボンと聞いていましたが、普通に長そでですよね(笑)
ツリーの大きさですが、右下の円形のカウンターに座っているのが、人ですよね。高さは10メートルくらいあるのでしょうか。
スカイシティ、すごく綺麗になっていますよ。ぜひ見に行ってくださいね。
これを見ると少しはクリスマスを実感するかもしれません。
確かに南半球のサンタさんは半袖短パンと聞いていましたが、そんなことはありませんでしたね。あの服装に違和感が未だにあります^^;
Kickoff-T様
ツリーの高さは10mはあると思います。かなり圧倒される大きさです。
本当にNZは許容範囲が広いと感じることがありますね。これは見習いたい彼らの長所です。
Ai様
共感して頂けて良かったです。
Aiさんの仰るとおり、あれこれいつから?と思うこと日本では多いですね。
もしかしたら、物事のできる過程をもっと知ることが今の日本人には必要なのかも知れない・・・と感じることがあります。
来週は日本に帰国なさるのですね。一時帰国ではなく、本帰国なのですか?確かに最初はペースの違いに戸惑いそうですね。