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2008年06月13日

「今」と「未来」

最近「今」と「未来」、どっちに重きをおくんだろうとなんだか漠然としたトピックで悩むときがある。

というのは、もちろん人によっても違うだろうが文化によって「未来」への感覚が違う気がする。ダッシュ(走り出すさま)

日本の英会話学校で教えていたときイギリス人の仕事仲間と口論になった。その彼の彼女は日本人だった。キスマーク

イギリス人の彼は日本の「貯蓄文化」がどうも納得できないらしく、あるお金は「今」の楽しみのために全部「今」使う。将来どうなるかわからないのに、稼いだお金をケチケチしたくないという。「バカらしい」というのだ。でもその一方で彼は日本人の彼女のことを凄く愛していて結婚してイギリスで家庭を持ちたいという。決定

イギリスはますます物価も不動産の価値も増して、一文無しでどうやって家庭を築くのだ、現実的になれ、とつっこむと「ほらね、日本人女性はいつも現実的、現実的ってつまらないよ。」と言ってきた。具体的な例を挙げてつっこんでいけば結局黙ってしまった。私が「ほら、答えられないじゃん!」と言えば「でも彼女を愛しているもん」と・・・。ハートたち(複数ハート)

少なくとも愛する人が日本人でそういう感覚をもっているのだったら、愛する人の為に貯金をし始めればいいのに、とそれはそれは長い口論だった。

個人的なことだが私の彼はアメリカ人で、そしてこないだ自分の彼とそのような話をした時「日本では“若いうちは死ぬまで働け”と言われているんだよ」と鼓舞してみた。「若いうち一生懸命働いて将来楽するんだよ」と言ったとき、彼は

「将来沢山お金があってもやりたいことがなくなっている。」と言ったのだ。

彼曰く、

「若い今だからこそやりたいことがたくさんある。遊びも勉強も仕事以外でたくさん。でも年をとったらやりたいことがなくなっているから働くことに集中できる」と言うのだ。NEW

いつもなら反論する私が「ほほぉ〜・・」と納得できるような気もした。それまでは若いうちは沢山働いて、「今」の為にも「将来」の為にも稼ぐ。そして「今」も楽しむけど、「将来」のためも考える。

けれど西洋の文化ではそのローン文化と似通った話で「お金があれば今使って今楽しむ。」「今後は今後」と。

もちろんその「将来」を過ごす場所、文化によっても考え方を変えてもいい。イギリスならシングルマザーに、カナダならホームレスに国からの援助もある。それぞれの国でその文化なりの援助も感覚も違う。

それでも「ほぉ〜」と納得していた何秒か後、

「とりあえず私達はゆくゆく日本で暮らすんだからつべこべ言わず黙って働けっ。!」と次に、

「When in Rome, do as the Romans do」(郷に入っては郷に従え)を説いておいた。

それでも心の中では「確かになぁ」と納得する自分もまだいた。NEW決定

「今」と「未来」どっちも私にとっては大切だからなぁ、と・・・。

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(Ai)




posted by キックオフNZ at 01:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | NZ Life
この記事へのコメント
うーん、Aiさんの考えにも彼の考えにも納得させられますね。
お金はあるにこしたことはないけど、ためるばかりではしんどいかも。(貯まってない私がいうのもなんですが。)

日本人は、国が守ってくれないので、自分でなんとかしないといけないという気があるのかもしれないですね。
でも、日本人って買い物好きですよねー。ニュージーランドに暮らすと、ものがあまり欲しくなくなります。欲しいのは日本語の本ぐらいで。

Posted by はっぴぃきうぃ at 2008年06月13日 04:11
考えさせられるトピックですね。ものすごくたくさんの要因があって、簡単にはどちらがいいとは言えませんが、もともと日本って、農耕民族で、寒い冬でも食料品を蓄えておいてそれを頼りに生きてきたので、何かを蓄えるということに重きを置く傾向があるのだと思います。後は、社会保障の問題もありますね。社会保障の貧しさが将来に対する不安を増しているようにも思います。

私は貯蓄派です。自分が何かをしたいと思った時に、大きなお金が必要なことがあります。その時に、他の条件は揃っているのにお金がないという理由だけでやりたいことを断念せざるを得ないという状態は好ましくないと思うからです。留学などもそうですし、自分でビジネスを始めるときもそうです。
Posted by Kickoff-T at 2008年06月13日 06:16
はっぴぃきうぃさま。
はっぴぃきうぃさんっ、こんにちは!
私も節約しながらも「でも節約のためにおいしいものも食べれなくなるのも」と、外食するときはなるべく気にしないようにしています。でないとしんどい、、ですよね(笑)。NZに二人できた理由もお金もない二人なので、NZに来て生活がシンプルになれば、節約の癖もつくかと(笑)東京にいると驚くほどすぐにお金を使う気がします。私が今欲しいものは、、、日本のお菓子、、かな。
Posted by Ai at 2008年06月13日 07:44
kickoff-Tさま。
私もです!全く同じことをそのイギリス人の彼にも言ったのですが、育った文化が違うからか?わかっていてもできないらしいです。彼らの場合、そこでローンなんでしょうか。学生ローンから始まり普通の買い物でもローンを組む、もちろん皆ではないけれど抵抗があまりないのですかね・・。私は先々の予定の為に節約をする、その節約をしている過程だって実は楽しいのにな、って思います。お金を浪費するだけが楽しみ方の方法ではないと思うのですが、その彼のように人によっては「我慢する」ことが楽しみに繋がらないみたいです・・・。
Posted by Ai at 2008年06月13日 08:02
Ai様

「今」も「未来」も大切ですね。

私の持論ですが、どちらが大切かではなくて「生きたお金の使い方」を考えています。
そのため、最近は額面金額以外の付加価値を重要視する感があります。

また、若い頃のように欲張らず、自分が譲れない項目を1つ選び、それだけは贅沢を許しています。

皆それぞれですね。とても興味深い内容をブログにして下さって、ありがとうございます♪

文章にするにはもどかしくて、会って話したい!!と思ったUmiでした。




Posted by Umi at 2008年06月13日 15:46
UMIさま。
UMIさん、勉強で大忙しなはずなのにコメントありがとうございますっ。(頑張ってくださいね!)
「生きたお金の使い方」・・またまた「ほほぉー」と考えました。確かになぁって。自分が譲れないもの、その案は何にでも使えますよね。
私もUMIさんの記事で、そうそうそう・・・!っともっと話したいとしょっちゅう思いますっ。コメントをくれた方々とも。会って話したらきっと止まらないんでしょうね(笑)
Posted by Ai at 2008年06月13日 20:43
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