kapottoです!

先日、日本人の友人と一緒にハイキングに行きました。

クライストチャーチから車で1時間の所にある、「ラカイア・ゴージ」というハイキングコースです。あまり急な坂がなく、往復で3時間程度なので、子供連れでハイキングを楽しめるコースでした。

美しい川沿いを横目にハイキングを楽しめるので、とてもおすすめです!


そのハイキングをしていく中で、2人で教育の違いについて、また日本の考え方、と西欧の考え方について話をしました。
彼女の旦那さんは、前妻との間に子供がすでに2人いたので、彼女からニュージーランドの教育について少し知ることができました。
話の中で一番印象があったのが、「自分で何か行動して答えを探す」教育方針についてです。

日本の様に、受動的に「何かを先生から教わる」という方針ではなく、「自分で答えを見つけに行く」という方針は問題解決力が身につくのではないかと思います。
私が中学や高校生の時、先生が問いかけても、誰も手を挙げることなく、当てられるのをまつという教育だったのを思い出しました。自分から積極的に答えるのではなく、消極的な姿勢は、「他人任せ」を生んでしまう事もあります。
日本の調和を大切にする教育方針、文化は他の国より何より優れていて、素晴らしい考え方ですが、その基本的な考え方は、「自分に何ができるのか」という考え方に立っていると思います。
一方で、ニュージーランドや西欧では「自分が何をしたいのか」という事をよく訊かれるようで、考え方の根本が「自分は何をしたいのか」に立っている様です。
どちらも大切な考え方ですが、
例えば
いつも「自分に何ができるのか」という考え方に立っている人は、他者や社会への貢献度はとても高いですが、自分の本当にしたい事や、自分の大切な人との時間を犠牲にしてしまう傾向があります。

反対に、極端に「自分は何がしたいのか」に基づいて行動する人は、自分の時間や生活への満足度は高くなりますが、自己中心的に考え行動するので、他者へ被害を被ったり、自分が正しいというプライドを持ちやすくなり、他人の意見を聞き入れない人も多いです。

お互いに極端に考え方が偏ってしまったら、自己と他人へのバランスも偏ってしまうので、今回の話の決着点としては、西欧の考え方と、日本の考え方を足して二で割ったらちょうどいいのにね。という考えでまとまりました。

その時に思ったのは、日本で生まれ育った人は、海外へ来ると、この二つの考え方を両立できている人が多いということです。
私が今まで海外であった日本育ちの人たちは、基本は調和で、相手を大切にする考え方を持ちながら、他人の言葉や考え方に敬意を持つことができます。なので、異文化の考え方を取り入れるのも早く、自分のしたいことや時間を大切にできる様になっている人が多かったです。
特に、若い人なら柔軟なので、もっと吸収するのが上手なのではないでしょうか。

また、もし自分自身が、他人への気遣いで疲れてしまったり、会社へ貢献しなくてはと頑張り過ぎている大人の方も、一度でも海外で暮らしてみると、見方や考え方が大きく変わるかもしれません。

ぜひ一度、大きな一歩を踏み出してみては、いかがでしょうか。

ではまた次回!
ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!
Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!
(kapotto)