kapottoです!
先日、4人のクラスメートと海外の話をしていた時のことです。
そのうちの一人が、オランダに旅行をしに行ったことがあり、帰国間際、チーズを買おうとマーケットに寄った際、開店より少し早くついてしまいました。
フライト時間に間に合わなくなりそうだったので、店主に少し早めに開店してくれないか尋ねたところ
「15分早いからダメだよ」と冷たくあしらわれてしまったそうです。

そのような経験から、彼女は「オランダの人は冷たくて笑顔もない。」と印象付いてしまったようです。
しかし、私はオランダに住んでいたこともあり、沢山の人に出会った中で、そこまで冷たい印象を持ちませんでした。
その話を聞いて私も反論しようと思ったのですが、それより先に他のクラスメートの男性が反論しました。
「一つの印象で、その国の人全員を同じようにとらえるのは間違っている」と

彼は、コロンビアから全く環境の違うニュージーランドに来ることで、多くの文化の違いにショックを受けたこともありました。
しかし、クライストチャーチで現地の人、ヨーロッパの方々や、語学学校でアジアの人々と出会う中で、自分たちの文化がすべてではないことを知り、それらの違いを受け入れることができるようになったそうです。
確かに、「あの国の人はそういう文化だから、ああいう人だ。」という傾向から、その人の性格を判断してしまいがちです。
海外に出ていて様々な文化に触れていても未だに、そう思ってしまうことがあります。
人は一人ひとり性格によって全然違う考え方を持っていて、「お国柄」だけで判断してはいけない。
とても大切な考え方だと思います。
彼も、ヨーロッパの人たちに出会う前は、ヨーロッパに住んでいる人々は冷たいのかなと思っていたらしいのですが、実際に出会って、お酒を一緒に酌み交わして、彼らの陽気で明るい笑顔を見て、そうやって勝手に出会う前から判断するのは良くないと思ったそうです。
私もその意見にとても賛同しました。
もう一人のクラスメートも、「コロンビア人は確かに陽気で明るい人が多いけれど、私は人と仲良くなるには時間がかかるし、馴れ馴れしく近寄られるのは嫌だ。」とはっきり言っていました。
人は性格によって、必ずしもお国柄に当てはまるとは言い切れません。
それぞれの国にお国柄があり、お国柄で人の印象を決めてしまうのはありがちな事なのかもしれません。
ただ、その「お国柄」を決めるのも、主観でしかありません。
しかし、彼の言った通り、実際に会ってみるとないとでは、印象は大きく変わります。
よくよく考えてみると、こういう文化の違いを受け入れられるようになったのも、実際に体験してみないとわからないことで、自分にその考えを吸収することも、体験してみないとわからないことだと思います。
そして、現在は新型コロナウイルスの影響で国際的移動というのは難しい状況です。
もし私たちが100年前に生まれていれば、異文化に触れる事もなく、このように「人は違って当たり前」だという概念も持てなかったと思います。
だからこそ、いろんな人と出会えるチャンスのある現代で、海外に出て、異文化を知ることができるという状況に改めて感謝しなくてはいけないなと感じました。

ではまた次回!
ニュージーランドのココが知りたい!などのご質問や、要望など、
私のわかる範囲でお応えしていきたいなと思いますので、
コメントお待ちしています!
Au revoir!
See you soon!
Ka kite ano!
(kapotto)