今週からWWOOFの旅をスタートさせた私ですが、もう一度ここで初心に返ってWWOOFをすることに決めた理由などを書いておきたいと思います。

私の実家では両親は会社勤めでしたが、祖父母は農家をしておりいつも食卓には色とりどりの季節の野菜が並んでいました。




しかし私は一切手伝いをしたことがなかったので、野菜がどこでどうなって作られているのか知りませんでした。
料理好きな父はいつも「食べることは生きることだ」と口癖のように言っており、当時の私は「はいはい、そうですね」という感じで特に興味を持ってませんでした。
忙しい母の代わりに父が作る食事は化学調味料をなるべく使わず、素材の味を生かした栄養満点の食事でした。

しかし一人暮らしを始めると、忙しかったのとお金を節約するためにインスタントやスナック菓子ばかり食べるようになり、日によってはご飯を食べないこともよくあって、
そのせいか体調を崩しやすくなりました。そして何となく心の調子も悪く、食べ物が生きる上でいかに重要か身を持って知りました。
今となってはその生活がいかに貴重であったかよく分かります。

また、安いからといってインスタントやファストフードばかり食べていると、そのせいで病気にかかり結局治療のためにお金を使うことになります。
健康のためには健康な食事を取らないといけないことを今更実感したのです。(笑)
私は大学では都市と農村の交流をメインに扱うゼミナールに所属しています。生産地の農村と消費地の都市を研究していくうちに、そこで日本が抱える食の問題、食を支える農村の問題を目の当たりにしました。
少子高齢化によって弱くなっていくコミュニティや輸入農産物との競争など、日本はたくさんの課題を抱えています。
私はゼミナールでの活動を通してたくさんの農家の方のお話を聞きました。そして日本の農業について知るなかで「他の国の農業はどうなっているのかな」と純粋に疑問に思いました。
これが最初に海外の農業に興味を持ったきっかけです。
私は、理論だけでなく経験から学ぶことが重要だと思っているので、これは一度経験してみないとということでワーキングホリデーに行くことを決めました。
それを実現するためにニュージーランドを選んだ理由は、
@国土がそんなに広くないこと
A多様な農業を経験できること
でした。
一人でオーストラリアやカナダの広大すぎる大地を駆け回る自信はなかったし、なるべく移動時間を減らしてたくさんの人に会いたいと思ったからです。
これからWWOOFを進めていくうちにやめたくなる、帰りたくなることもきっとあるでしょう。
しかしそのたびにこの初心を思い出して頑張っていきたいと思います!

(Yu-mi)