突然ですが、みなさんはニュージーランドにどのようなイメージを持っていますか?
ジューシーなキウイフルーツ?
羊がのんびり暮らす大草原?
全国民がラグビーに熱狂している国?
それでは、ニュージーランドに住んでいる人にどのようなイメージを持っていますか?
毎日新鮮な野菜や果実を食べて健康的な人?
羊とともにのんびり暮らす優しい人?
ラガーマンのように強くてたくましい人?
ニュージーランドに来る前の私の印象はこんな感じでした。

今回はいわゆる “ステレオタイプ” について私が感じたことを伝えたいと思います。
ステレオタイプは、情報を効率的に処理するために欠かせない能力の一つで、誰もが日常的に使っているものです。
固定概念や先入観とも訳されるように、人が社会で生活していくうちに知らずと身につくので、修正しにくく、知らないうちに差別や偏見を生み出していることもあります。
ニュージーランドの気候は比較的穏やかで、酪農業が盛んなイメージからでしょうか、
国柄はのんびりしていて優しいとよく言われています。
実際はどうなのでしょうか。
めちゃくちゃ便利な言葉を使っちゃいますが、「人による」んですよね!(笑)

というのも、ここオークランドは移民の街です。長期滞在ビザや永住権を取得するのが比較的容易いことから世界中の人が集まって来ます。
従って、純粋なkiwi(ニュージーランド人のことです!)は、おそらく多くないです。
そもそも純粋なkiwiが何かというのは置いといて、世界中から人が集まっているのでそりゃ色々な人がいます。
ひとくくりに「優しい」と決めつけてしまうのは良くないです。
日本人におけるステレオタイプもありますよね。
真面目で、よく働いて、礼儀正しく、静かで、ちょっぴりシャイで…
本当でしょうか?(笑)国民の傾向みたいなものはあるかもしれませんが、これも人によりますよね。
kiwiの友達が日本に行った時、レストランで騒いでいる日本人を見てショックを受けたそうです。(笑)
語学学校にいた時も、クラスで一番早く来て勉強していたのは日本人ではなくブラジル人でした。(笑)
私はここに来て、色々な人と出会い、知らず知らずのうちに人を見た目や出身国で判断しているということに気が付きました。
ステレオタイプが皆に当てはまるわけではないというのは知ってはいても、無意識のうちに決めつけてしまっています。

でも今、私の固定概念はガンガン崩されていっています。(笑)
日本人は時間通りに来ないし、踊るのが嫌いなブラジル人もいるし、辛い食べ物が苦手な韓国人がいることを知ったからです。

これもここに来なかったら知れなかったことですね。また一つ勉強になりました。

(Yu-mi)