
語学学校の卒業数週間前に、アルバイトを始めることを決めました。
理由はただ一つ、お金がなかったからです。(笑)

辛い時期は「このまま学校を卒業したら帰国しようかな」とも思っていましたが、せっかくなのでアルバイトをしてもう少し滞在してみようと思ったのです。
NZに住む日本人用のWebサイトがあり、その中に求人広告があるので、そこからメールで数件問い合わせました。全て最初のメールでCV(履歴書)を添付しました。当たり前のことですが『仕事』のメールなので、最低限、日本語の求人には日式の・英語の求人には英式のビジネスメールが出来ないと、仕事を手に入れることは難しいと思います。私は数件問い合わせて面接を受けました。条件面で合わないところからはお断りもされましたが、自分で面接に行ってみて少し違うなと思ったところはお断りもしました。最終的に今のアルバイト先で働くことになりましたが、結果的にとても楽しく働けています。

私の仕事は、日本食レストランのホールスタッフです。当初私は自分の英語に自信がなかったので、ホールスタッフになりたくありませんでした。(笑)更には数週間は学校に行きながらアルバイトをするという生活だったので、またしても辛い日々が始まりました。
何が辛いかというと、ここでもやはり英語がわからないこと。そして、今までは学校の先生、友人の英語ばかり聞いていたので、ある程度『察して』会話することができていましたが、初めて会う人の英語は毎回私の脳をフリーズさせました。

しかし仕事を覚えたら、あとは英語をやるだけだ!と思い必死で覚えました。英語も、ネイティブのスタッフやお客さんがよく使う表現を注意深く聞くようにして、「それってどういう意味?」と聞いたり、家で自分で復習したりしました。また、接客英語をネットで調べて言い回しを覚えたりもしました。
あとは、休みの日や仕事終わりにスタッフ同士で遊びに行ったり食事に行ったりして、そこでも「現地の子の英会話」に触れられたことも良かったと思います。
私の職場はネイティブのスタッフもたくさんいるとCVを出す時から知っていたので、だからこそこの職場を選んだというのもありました。ここまで考えて行動したことが、全て結果的にはうまくいったと思っているので、本当に良かったです。また、語学学校で基礎を習ったからこそ日常会話がスムーズに学べたとも思っています。

少しですが旅行にも行き、それぞれ記しているので、もし興味があれば過去の記事を読んでいただけたら嬉しいです。
もちろん、それぞれ楽しかったし日本では絶対に見ることができない景色ばかりだったので、そこそこで色々な感情があったり、考えさせられました。
でも、約1年の滞在となると、旅行というような特別な時間よりも、やはり普段の何気ない生活から学ぶことや思うことの方が圧倒的に多かったです。細かい表現がわからなくて友人を怒らせてしまったりしたこともあります。でも、失敗する経験があってこそ、これからどうしなければならないかが考えられます。
思えばこの1年、日本にいた32年分と同じくらい失敗したんじゃないかというくらいわからないことだらけでした。大人になっても失敗するし、失敗って、怖いです。そして、大人になればなるほど、怖さは増します。でも、生きていく上で大切な経験になり得るのも、『失敗』と思っています。
成功するに越したことはないですが、失敗から学びカバーする能力こそ、生きていくために必要なことと再認識した約1年でした。また、新たな目標や夢も出来たので、それに向かってまた始めたいと思います。

最後に、私の好きな写真を数枚載せようと思います。


日本から遊びに来た友人と、デボンポートに行った時の写真です。オークランドのシンボル、スカイタワーがきれいに見えます。

仕事が忙しすぎて、2017年12月31日ギリギリで、フィリピン人の友人宅の年越しパーティーに参加した写真です。紫のケーキはUbe cake(フィリピンでポピュラーな紅芋のようなものらしい)で、美味しさに感動している私です。

NZに入国して4日で、オールブラックスの試合に行きました。この後、帰りのバスで降り過ごし、カタコト英語でバスの運転手さんにバスで家まで送ってもらいました。

今回で私のブログは終わりになります。このブログを読んで、少しでも海外生活(特にNZ)に興味を持ってもらえたら、それだけで私は嬉しいです。

読んでくださったみなさんと、キックオフNZさんには感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました!

(Ayaka)