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2017年11月27日

大学生

こんにちは。

『大学生』(もしくは『学生』でも良いです)と聞いたら、どんなイメージですか?
18歳〜20歳代前半で、キャピキャピ(死語ですね。笑)しているイメージでしょうか。
私は、そうです。それが一般的だと思います。

でも、それは『一般的』ではあるけれど『普通』や『当たり前』ではないと思います。

私は現役の学生時代、看護学校に通っていました。
中途退学しましたが、クラスメイトには社会人になってから再度勉強したいと考え入学して来た同級生も数名いました。そして、私自身も休学をして復学をした経験もあります。

私は、現役を離れてから学校の勉強をし直して、更には資格の勉強を始めるということが大変なことで、尊敬すべきことと思っていましたが、残念ながら他のクラスメイトの中には“年齢が違う”ということだけで私や彼女たちを馬鹿にする人、見下す人もいました。

ここNZでは、大学はもちろんのこと、専門学校や、更には語学学校まで、様々な『学校』に様々な年齢層の人がいます。

要因として、学びたいことを専門的に学べる(いつでも入学できる、自分が学びたい分野の単位だけを取ることができる)ことが前提にありますが、それが『当たり前』なので、見下したり馬鹿にする人は全くいません。

むしろ、語学学校で知り合った他国の友人たちに聞くと、(全てとは言いませんが)他の国でもそれが『当たり前』のことのようです。

私の元ホストマザーはvet nurse(動物看護師)として働く方でしたが、その資格を取る前は銀行員として働いていて、動物看護師の資格を取るために大学に入学したのは約15年前で、当時小学生の娘と息子を育てながらだったということでした。

また、語学学校時代のクラスメイトには35歳のロシア人女性がいて、彼女は夫と5歳の息子をロシアに置いて、単身でNZに来ていました。彼女はロシアでは金融関係の仕事をしていて、NZではその仕事に関わる法律を学ぶために大学に通いたいので、そのための語学力をつけたいと、語学学校に学びに来ていました。

日本では、“(現役で)大学に入学するために勉強をする”ことが多いので、入学したことがゴールで、そのルートではないことが異質なものとされるのかなと思いました。

私は休学を繰り返して最終的に中途退学をしました。その時の絶望感と、『未来が見えない』感覚は一生忘れないと思います。なぜなら、『当たり前』のルートを外れたからです。

ですが一方、自分で自分の人生を考えて生きていくことの責任感と、それに伴うワクワク感もありました。
自分の気持ちに従って決めたことで、今でも後悔は全くありません。

大切なのは『自分がどう生きるか』で、他人が何をしているかを気にして、更にはそれを悪くいう人生が、楽しく生きているとは全く思えません。

そして、いつでも学びたいときに学べるし、自分で考えて決めた人生は、とても刺激的で楽しいです。

これは私が胸を張って言えます。もちろん、順調に過ごして来た人生は素晴らしいですが、他人から見ると『失敗』と思われる人生でも、得ることはたくさんあります。全ては自分次第です。ただし、『自分次第』が一番難しいことではありますが。(笑)

色々と言いたいことがあって、話が色々な方向にいってしまいましたが、NZの高校生たちが期末のシーズンなのを見て思いを馳せました。

なんとなく、特に現役の学生さんたちに伝わると嬉しいです。

(Ayaka)
posted by キックオフNZ at 05:00 | Comment(0) | NZ Life
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