普段はお客さんとしてか利用できなかった薬局ですが、職業体験するといろいろなことが見えてきて、楽しいですね。

普通なら薬剤師やテクニシャンしか入ることの出来ない調剤室になぜ入ることが出来たのか、体験が出来たのか。
私の自己紹介で少しわかっていただけるかもしれませんが・・・
日本では薬学部卒業し、薬剤師免許を所有しています。でも、ニュージーランドでは日本の薬剤師免許を使って働くことは出来ないので、普段はお客さんとして利用しているというのが現実です。
そんな時に、知り合いの方が薬局を経営しているということを知り、頼みこんで、調剤室を見せてもらいました!

日本でもニュージーランドでもなかなか調剤室の中を見ることは出来ないので、興味のある方も多いのではないでしょうか?
調剤室の中は、本当にいろいろな種類の薬、風邪、高血圧、ぜん息など日本でも一般的に使われている薬。また錠剤だけでなく、シロップや粉薬など、形も日本でよく使われているものが多かったですね。
でも少しずつ違いがあるようです。
日本では錠剤のシートを輪ゴムでとめて、患者さんに渡すことが多いですが、ニュージーランドでは箱ごと、小さなボトルに小分けして渡すのが一般的なようです。
シロップもあることはありますが、あまり使われていなようですね。
日本では見たことのなかった剤形もありました!日本でも風邪薬と一緒によく処方される抗生物質です。
調剤室にある状態では、粉薬のようになっていますが、患者さんに渡すときには、水を入れて水剤(液状の飲み薬)になるというもの!
使われている薬のブランドも多く違いがあり、調べてみると面白かったかもしれませんね。今回は時間がなくて出来ませんでしたが・・・。
私が日本にいたときにいた薬局よりも規模も小さくて、地域密着型といった薬局だったこともあって、とても患者さんとフレンドリーで、薬剤師さんたちも患者さんのことをよく知っていて、とても頼りになる存在という感じがしました。
同じ状況ではないので、簡単に比較することは出来ませんが、ニュージーランドの薬局のほうが、臨機応変に対処することが出来たり、患者さんとの距離感が近いのかもしれません。

最近はニュージーランドで薬剤師のインターンシップをしたいと思っているので、とてもいい体験が出来て、今後のモチベーションアップにもつながりました。


(サリー)