1か月いたそうなのですが、大学が忙しくて、なかなか一緒に過ごすことは出来ませんでしたが、彼なりに1か月初めての海外を思う存分に満喫出来たみたいです。
私にとっては、もう当たり前のようになってしまった、ニュージーランドのいいところを、彼は思い出させてくれました。

いろいろな国の人たちに出会えること。

語学学校では、英語がネイティブではない人たちがたくさん集まり、日本では会うことのなった人たちとたくさん出会うことが出来る。
異文化コミュニケーションという言葉が、一時日本でよく、耳にしましたね。この言葉がぴったりな場所、国かもしれません。
語学学校だけでなく、大学でもたくさんの国のひとがいます。
生まれはニュージーランドなので、ニュージーランド人ということになるみたいですが、両親が違う国の人で、オリジナルは違うということですね。
一つ一つの出会いを大切に思う。

日本にいるときにも感じている人はたくさんいるかもしれませんが、留学するとさらに「一期一会」という言葉が身に染みてきます。
毎週金曜日になると、数人がクラス、学校を卒業して、母国に帰っていってしまうからです。

そうそう簡単に再会することは出来ないけれど、毎日一緒に授業を受けた仲間はかけがえのない存在です。
私も大学に進学したものの、語学学校で知り合った友達が全員ニュージーランドに残っているわけではないので、今でも語学学校のころの友達は、お互いに助け合うことの出来る大切な存在です。

失敗することを恐れなくなる。

留学したら、英語が喋れないということで、多くの失敗をするものです。
でも、その失敗があるからこそ、英語だけでなく、文化も人も理解することが出来るようになるわけです。
知ったかぶりをして、笑ってごまかすことも、いくらでも出来ますが、そこから学べることは、失敗したときに比べたら、微々たるものです。
大学に通うようになってから、英語がわからなくて、人に聞くということをしなくなってしまった私にとって、本当にこの一言は刺激になりました。どんなに勉強しても、やっぱり語彙力はネイティブには劣ってしまうし、最初のころみたいに、聞くべきなんだと。

日本のいいところ、悪いところが見えてくるようになる。

語学学校では、自分の国の文化を紹介することが多く、日本の文化や環境を思い返すいいきっかけになります。
そこで、他文化と比較したり、考えることで、日本にいたときには見えてこなかった部分がたくさん見えてくるわけです。
ということで、興奮冷めぬまま、後輩は帰っていきました。
私も初心にかえるつもりで、今後のニュージーランド生活を送っていけたらいいと思います。


(サリー)