
日本で大学に通っていた時も、試験前は必死に勉強していましたが、もう数年前のことで、正直体が勉強の仕方や、習慣を思い出すまでに時間がかかってしまっています。

さて、タイトルにもあるように、日本とニュージーランドの大学の違いについて、特に試験について何が違うのか考えてみました。
日本では1年次は一般教養と専門分野を両方受けますよね、一般教育はとくに選択になっていて、いろいろな科目から自由に選べると思います。
(私は日本では薬学部を卒業しているので、他大学よりも選択科目は少なかったですが、それでも1年次には数種類の一般教養科目を選択履修していました)
この点では、ニュージーランドの大学も一緒です!
私の通っているオークランド大学では、General subjects(一般科目)と言って、専門にその分野を勉強している学生たちとは別の講義を受けることができ、課題やテストも専門よりも簡単になるようです。

しかも、そのGeneral でももちろん単位が取れるので、履修している学生も多いようですね。
大きな違いといえば、履修科目の数です。
日本の大学にいたときは、10科目前後は毎学期、履修していたのに比べて、ニュージーランドでは4科目しか履修していません。
学生によってはDouble major(ダブルメジャー)やConjoint(コンジョイント)といって、1つの専門分野にしぼらずに、分野を2つ、3つに広げて勉強している学生もいます。この学生たちのシステムは少し複雑なのですが、履修科目数に関しては4つ以上受けている学生もいるようです。
履修科目数が違うということは、試験の数も必然的に違ってきます。
つまり、基本的には日本の大学よりも試験数は少ないわけです。でも、だからと言って、勉強量が減るのかといえば、まったくそんなことはありません。
逆により正確に、一つの分野についてより深く勉強する必要があるかもしれません。
もちろん講義だけではすべてをカバーすることができないので、教科書や教授が勧めた論文なども読む必要があるんです。

もちろん、この教科書なども試験の出題範囲になってきます。
日本では、講義で出たことがすべて。教科書は、講義の内容が理解出来なかった時の補助として使っていましたが、ここではその勉強方法は通用しないみたいです。
読まなくてはいけない量もかなり多いので、試験前に一気に読むなんて、とんでもないです。
以前にも少しお話しましたが、毎日の勉強の仕方も違えば、試験の内容、試験勉強の仕方も少し日本と違うのがわかってもらえたでしょうか?
もしニュージーランドの大学進学を考えてる方がいたら、参考になればうれしいです。

ではでは、残り1週間の試験期間乗り切りたいと思います!

(サリー)