
最近はやっと日本でも少しずつ浸透してきたIELTSですが、まだまだ認知度は低いという印象を受けますね。
IELTSはそもそも、どのような試験かというと、英語の全部のスキル、
つまり@リスニング
Aリーディング
Bライティング
Cスピーキング
の4つのスキルを1日で試験するということになります。
さらにAcademic(アカデミック)とGeneral(ジェネラル)の2種類の試験に分けられています。
今回は私自身も受けてきたAcademic試験についてお話したいと思います。
もともとイギリス圏の国で、よく使用されているIELSTでしたが、最近では世界的に認知度が上がってきたので、TOEFLなどと同様に扱ってくれる機関も増えてきたと思います。
日本では、「日本英語検定協会」つまり英検を運営している機関がIELTSの運営も同時に行っています。
スコアはそれぞれの項目が9点満点で、0.5点刻みのスコアが付けられます。
9点が一番高い点数になりますが、リスニング以外は、ネイティブスピーカでも満点を取るのは難しいと聞いたことがあります。
なぜかというと・・・・
基本的には英語能力試験なんですが、Academicの場合には、世界的な問題や出来事に対して、自分または他人の意見を読み書き、また論理立てて話すことができるか。
ということも試験されるからです。
なんだか、こうやって書くと、ものすごく難しい試験のように聞こえますが、ちゃんと勉強してれば、結果はかえってきます。
各点数の詳細については以下のURLを参考にしてみてください。
http://www.ielts.org/institutions/test_format_and_results/ielts_band_scores.aspx(英語)
では、この試験結果は何に使えるのか・・・・
私たち留学生や英語が第一言語ではない人たちの、英語能力の証明ということになります。
具体的には、大学の入学条件を満たす(入学条件のひとつに英語能力の条件があります)、移住や永住権を得るため、仕事やインターンシップする際の英語条件を満たすなど。
本当に幅広く、使われていますね。
私も実際に大学の入学条件として必要だったので、何度か受験しました。
学部によって点数の条件は違うのですが、
大学(学士)レベルでは6.0以上(各項目すべて5.5以上)。
大学院(修士)レベルでは6.5以上(各項目すべて6.0以上)
が条件になります。
法学部や医学部、また英語を専攻する学部では、さらに高い条件があるようです。
留学を考えているみなさん、
留学前後で自分の英語能力の伸びや違いを発見し、留学に対するモチベーションアップ、また英語に対して自信がつき、さらに結果も将来的に使える機会があるIELTSの受験、考えてみてください。

最後にURLをくっつけておいたので、参考にしてみてください。
http://www.ielts.org/ (英語)
http://www.eiken.or.jp/ielts/ (日本語)
(サリー)