そんな約4ヶ月間の滞在の中で、些細なことなのですが私が感動したこと、素晴らしいと思ったことがいくつかありました。

今回はそれらについて三つご紹介したいと思います。
1.郵便屋さんの自転車さばき

郵便物は、自転車に乗った配達員さんたちが一軒一軒まわって届けてくれます。華麗な自転車さばきはアスリート並み。初めて見たとき、配達員さんたちのことをトライアスロン選手がロード練習でもしているのかと思いました。
いちいち止まらずに、自転車に乗ったままどんどん投函していく様は、まさにプロのなし得る技。時に立ち止まり世間話まで始まってしまう、そんな住民と距離が近いニュージーランドの配達員さんたち、今日も笑顔が素敵です。

2.公衆トイレの清潔さ

私は散歩が好きで、そのついでに公園を通ったりするのですが、その度に素晴らしいなと思うのが、公衆トイレが非常に清潔で、キレイに保たれているということ。公衆トイレを清潔に保つことは、街の品格を意味すると考えられている、という話も聞いたことがあります。
日本の公衆トイレというと、いたずら書きがしてあったり、照明が暗かったり、水漏れがひどく湿っぽかったり…と、キレイに保たれているところはそう多くないと思います。
比べて私がニュージーランドで利用した公衆トイレのほとんどは、自然光を取り込んで明るく、また湿っぽさがない。トイレットペーパーが常に補充されており、広くて清潔な個室。あまりのキレイさに、思わず一つ一つドアを開けて中を確認したこともあります。(笑)
また、車椅子利用者だけでなく、健常者向けのドアまで自動ドアになっているところもあります。
ちなみにトイレは男女共用のものと、それぞれ男女別のものがあり、「Engaged」が使用中、「Vacant」が空きを意味します。

写真は公衆トイレではないのですが、私がニュージーランドに来てから見つけたとあるトイレです。かわいすぎて、使用するのをためらいました…

3.ゴミ箱

シティ中心部の大きな通りはもちろんのこと、ホームステイ先がある郊外の小さな通りも含め、ほぼどこの通りにも公共のゴミ箱があります。
ポイ捨てをするまでもなく数十メートルおきにゴミ箱があるので、道路にはほとんどゴミが落ちていません。タバコの吸い殻でさえもあまりなく、また毎日中身がカラになっていて、あふれることがありません。
いつ掃除しているのかなあと気になっていたのですが、先日早朝6時過ぎにゴミ回収車に乗って回収員さんたちが回収しているところを見かけました。
通りがきれいに保たれるようになっているシステムが整っている点も素晴らしいと思います。

ここに挙げたことは私がオークランドで生活してみて発見したことなので、ニュージーランド全域で一般的なことかどうかは定かではありません。しかし少なくとも私の目には、日本と違って素晴らしいと思ったので紹介させていただきました。
外国にいると、何をしていても日本と比べてしまいます。
そして、日本にあってニュージーランドにはないもの(特に食べ物)を思い浮かべ、これがあったらなあと恋しくなることも正直たくさんあります。
だけど、日本にはなくてニュージーランドにあるもの、
ニュージーランドのよさを発見するのも楽しいです

…しかし相変わらず、日本の温泉と納豆が恋しい私です。(笑)

(youme)