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2013年07月29日

きっと大丈夫

今回は私のホストファザーについてです。

私のホストファザーは、優しくおおらかな性格のキウィです。揺れるハート

ガーデニングや家のリフォームが趣味で、休日は日中大半を手入れに費やしています。私が日中出かけて帰宅すると、家の中の家具の配置や壁の色が一日にして変わっていた、なんてこともよくあります。がく〜(落胆した顔)

綺麗好きの料理上手なパパ。毎週末は豪華なごはんをふるまってくれ、ワインを飲みながらいろんな話をします。るんるん

そんなホストファザーが言ってくれた言葉で忘れられない一言があります。

それは私がニュージーランド到着後約一週間のこと。

語学学校にも通い始めて数日が経っていました。
まわりが何と言っているのか聞き取れず、全然発言できずに一日が終わる。ふらふら
オークランドのバスシステムは非常に複雑で、バス停を間違えて降り、道に迷ってばかり。ふらふら

たった一人でこの地にやってきて、家族や友達が恋しくてたまらない、いわばホームシックの状態。もうやだ〜(悲しい顔)

学校に通えるのは6週間だけ、その後住む場所を見つけないといけない。

あまりお金を持ち合わせていないため、一刻も早く仕事先を見つけなければならない。
いろんな困難があるのは重々承知で、それを自分の力で乗り越えるためにワーキングホリデーに挑戦することを選択したのに、日本で応援してくれている友達や、金銭面でも力を貸してくれた家族に申し訳ないし、なんて顔向けしたらいいんだろう…もうやだ〜(悲しい顔)

…と、とにかくたくさん心配事があり、とてつもない不安に襲われました。

バス停からホームステイ先まで約10分間歩かなければならなかったのですが、真っ暗な中を歩いていると、なんでこんなところを歩いているんだろう?とさえ思ってしまいました。

そんな状態で家に帰宅。

ホストファザーは普段通りあたたかく出迎えてくれました。

How are you? How was your day?
といつものやり取り。

でもその会話でさえも嬉しくて、ありがたくて。
ホストファザーのにっこり笑顔を見ると、思わず涙が出てきました。もうやだ〜(悲しい顔)

どうしたの?何があったの?バス停からここまでの道で変なやつでもいたの?声かけられたり触られたりしてない?何かあったら電話していいんだよ?
と、矢継ぎ早に質問を飛ばし、私のことをすごく心配してくれているのが分かりました。

ああ、私はひとりじゃないんだ、日本から約9000km離れたこの地でも、私のことを心配して大事に思ってくれる人がいる、味方でいてくれる人がいるんだ…揺れるハート

そう思うと、涙が止まりませんでした。

ぽろぽろ涙を流す私を見てホストファザーが一言。

「両手を上にあげてごらん。きっと大丈夫。」

ホストファザーがまるでバンザイをするように宙に手を挙げました。

言われたとおりに私も真似をして手を上にあげてみました。

泣きながらバンザイしている自分の姿を客観的に想像すると、すごく間抜けな気がして力が抜け、ふふっと笑ってしまいました。

「そう、youmeは笑っているほうがいい。自分に厳しくしすぎないでいいんだよ。」
とも。そしてギュッとハグしてくれました。黒ハート

最初からうまくいくはずなんてない。
だめならだめで、それでいいじゃん。
私は私、ゆっくりやっていこう。

おかげで、すごく気持ちが軽くなりました。

今はホストファザーが言ってくれたように、

「きっと大丈夫。」黒ハート黒ハート黒ハート

と余裕をもってゆったり構えて日々過ごしているつもりです。

人のあたたかさにふれ、またひとつ学んだ一日でした。

きっとあの日のことは一生忘れません。
また壁にぶつかったりきつくなったりしたら、
両手を上にあげてバンザイしてみようと思います。揺れるハート

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | わたしの出会った人たち

2013年07月25日

接客術 ニュージーランド式VS日本式

お客様「$10くらい足りないんだけど…」

私「?!」がく〜(落胆した顔)

お客様「よかったら足りない分のお釣り返してもらえないかな?」

私「ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。大変失礼いたしました。」


私は語学学校を卒業し、take awayのsushi shopで現在働いています。揺れるハート
働き始めたばかりなので主にkitchen dutiesを必死に覚えているところなのですが、たまにcashier(レジ)も扱ったりします。

そして上の会話は私がレジを行ったときのとある日のお客様との会話です。

キッチン業務もしながらの同時進行だったためドタバタしており、私が間違ってお釣りを渡し損ねていたらしいのです。
お客様はわざわざお店まで戻ってきてくれました。

日本にいたとき、私はアパレルスタッフのアルバイトをしていました。(ちなみに英語ではretail shop assistantというみたいです。apparel staffと言ってもkiwiのホストファザーに通じませんでした)

そこでの接客では、お客様は何よりも優先しなければならない、いわば神様のような存在です。どんなに理不尽なクレームをつけられても、とにかく最初に謝罪の言葉を述べ、また関心を持ってくださったこと、わざわざ忠告してくださったことに感謝する。

一瞬でも待たせてしまったら、最初の言葉は

「大変お待たせいたしました。」

ほんの少しでもこちらに非があるならば、最初の言葉は

「申し訳ございません。」

でした。

大学生活3年のうち2年間はこうしてお客様第一の環境にどっぷり浸かっていたため、ニュージーランドでのお客様との対応の際にも最初に

"I am so sorry."

と謝罪しました。
というか謝罪してしまいました。ふらふら

完全に日本式アパレル接客の癖だと思います。

対してマネージャーは、
チェックするからちょっと待って、と一言残し、防犯カメラでお金のやり取りを確認し始めました。

しかし私がペコペコ謝っているのを見て
足りないって言ってる分のお釣り返しちゃっていいよ、
と許可しました。

そしてお客様が帰る際にも私はまた
"It won't happen again. I am sorry about this. Thank you for coming back. "
とまた謝罪。

お客様:(^_^;)←こんな感じの表情でした。

実際。
マネージャーによると私はお釣りを渡し間違えていたわけでなく、向こうの勘違いだったらしいです…ふらふら

一通りのやり取りのあとマネージャーに
こちらに非があると分かるまでは謝らなくていいよ、
と言われました。

理由を聞くと、極端な話、キウィは人を車ではねても謝らない国民と例えられることもあるらしく、先に謝ったが負けなんだそうです。

だってあなたさっき謝ったじゃない!ちっ(怒った顔)

と言われてしまうそうで…。

謝りたくなる気持ちは分かるけど、こういうときはぐっとガマンしてすぐ謝らないでいいからね、と。しっかり話をして、お互い納得した上で次のステップに進むから、全面的に頭を下げる必要はないよ、とも。


対等な立場でやり取りし、まるでお客様も友だちのように接するフレンドリーなニュージーランドの接客。

顧客とのやり取りに常に感謝の気持ちを持ってへりくだり、お客様を神様のように大切に扱う日本での接客。

どちらがいいとか悪いとかそういうことではありませんが、郷に入っては郷に従え、です。
ニュージーランドで働く上で今後こういったやり取りがあったら、まずはお客様の出方を見てすぐにペコペコせず、空気を読みながら堂々と接客しようと思いましたし、非常にいい経験をさせていただいたと思っています。かわいい

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | 仕事

2013年07月22日

Host Sweet Host - meeting new people

今回はホームステイ先の実態として、私のルームメイトたちについてです。かわいい

先日、新たにルームメイトが2名やってきました。

タイからの23歳の女の子と、もうひとりは男の子、なんと11歳!です。

タイの学生のグループが3週間オークランドに滞在するとのことで、その一員と引率者の二人が私たちと一緒に生活することになりました。揺れるハート

二人ともすごくフレンドリーで、まだ数日しか過ごしていないのにまるでもう何ヶ月もステイしていたかのような感覚になります。

仕事で帰宅が遅くなり疲れ果てて帰ってきたときも、とびっきりの笑顔とハグで出迎えてくれて本当に嬉しいし、疲れも吹っ飛び体が軽くなる気がします。わーい(嬉しい顔)

スイスからの留学生ともおしゃべりをして、ホストが飼っている猫に癒され、眠りにつく日々です。

23歳の彼女は、私が通った語学学校のタイ支局に勤めているらしく、今までシンガポールやオーストラリアへ学生を引率したことがあるとのことでした。本人が学生時代は長期でアメリカに留学していたらしく、アメリカンアクセントの英語でハキハキと話してくれます。るんるん

そして11歳の彼。

私が11歳の頃なんて挨拶や簡単な日常表現程度しか分からなかったのに(そして今も英語力上達に大苦戦しているのに)、そして中3での初ホームステイも泣いてばっかりであっという間に過ぎてしまったのに、
彼は特にホームシックにかかる様子もなくけろっとしていて、私に対してもどんどんキックやパンチを飛ばしてきます。がく〜(落胆した顔)

さらにインターナショナルスクールに通っていることもあって英語も大変流暢で、感銘を受ける毎日です。ご両親とも英語とタイ語のミックスで話すらしく、キウィのホストファザーとの会話で特に困難を感じているようには見えません。

私が神経をとがらせて集中しないと聞き取れないテレビ番組のナレーションも、ゲームをしながら聞き取ってケラケラ笑っています…

スイスからのルームメイトにしても、今回のタイ人の二人にしても、そしてもちろんホストファザーにしても、皆と話していると、なんだか運命というか、キセキを感じます。黒ハート

ニュージーランドに来なければ絶対に出会うことがなかったような、遠く離れた地に生活していた人たちと一緒に過ごすことができるキセキ。揺れるハート

たわいもない話をして、みんなで食卓を囲んで、11歳の彼のキックをよけながら冗談を言って、テレビのクイズ番組の答えを皆で一緒に考えることができる、この瞬間。揺れるハート

共に過ごせるのは確かにすごく短い機関で、帰国してしまえばもう会うことはできないかもしれない。

でもたった今、このひとときを共に過ごし、ニュージーランドでのステイに様々な色を加えているのは目の前にいる彼らで。

ホームステイに限らず、海外留学を通して出会うことができたすべての人達との

まさに、「一期一会」のキセキの出会い。黒ハート

キラキラ輝く運命のようなものを感じ、毎日すごくわくわく過ごさせていただいています。わーい(嬉しい顔)

彼らに負けないように、exclamation

というよりも彼らとより良いコミュニケーションをとることができるようにも、まだまだ自分の英語を磨きたい、とやる気みなぎる今日この頃です。わーい(嬉しい顔)

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(3) | NZ Life

2013年07月18日

私と猫とかゆみ止めと。

私のホストファザーは猫を一匹飼っています。名前はルーシー、すごくかわいくて毎日癒されているのですが、先日ある問題が発生しました…ふらふら

居間でテレビを見ていると、よく私のお腹に乗ってきます。柔らかくて温かいと分かっているのか、膝ではなく絶対お腹に乗ってきます(笑)

ある日の朝、ルーシーが乗っていたお腹がひどくかゆくなりました。

見ると、何かに噛まれたようなブツブツがおへそまわりにできていて熱を帯びていました。ふらふら

草むらに行った記憶もないし、きっと原因は日中屋外に出ているルーシーのノミかと…

日が経つごとに連れてそれは全身に広がり、無意識のうちにひっかいてしまい血が出ることもしばしば。まさかノミ被害にあうとは予想していなかったため、かゆみ止めは持って来ておらず。薬局に薬を買いに行くことにしました。

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ということで海外の薬局を初体験しました!

日本製でない薬を使うことに若干抵抗があったのですが、かゆみで眠れない時もあり、ためらってはいられませんでした。

飲み薬はその国の標準体重に合わせて調剤されるため小柄な日本人の体質には効きすぎてしまうことがあるらしい、と聞いたことはあったのですが、

私が必要なのは塗り薬だったため内服するわけでないし、とにもかくにも試してみることに。

薬局に行くと、白衣を着た店員さんがすぐさま声をかけてくれました。
かゆみ肌に効く薬を尋ねるとそれらしきコーナーに連れて行かれ、安いのはこれ、オススメはこれ、と親切丁寧に説明してくれ、ホッとしました。

そして、購入したのが写真のかゆみ止めです。
日本のムヒのようにスーッとするような即効性はありませんでしたが、塗って少し時間が経つとじわじわ効きました。

今はおかげさまですっかりかゆみは引き、夜眠れないこともなくなりました。揺れるハート
掻いたあとが残ってしまったので、ためらわずもっと早く使えばよかったなあと思っています。


私の友だちからこんなエピソードを聞きました。

風邪を引いたときに自分の国から持ってきた薬を飲んでいたそうなのですが、なかなか治らずこじらせていたとのこと。
しかしホストが用意してくれたニュージーランドの薬を飲んだら、たまたまかもしれませんが一気に回復したそうです。

説明書が母語で書かれていないと不安になりますが、私自身今回のかゆみ止めも効いたことだし、現地の薬も試してみるものだと思いました。

でもまずは、使い慣れた薬を前持って準備し持参すること、そして薬に頼らないでいいように体調管理をしっかりすることが何よりも大切だと思います。わーい(嬉しい顔)


さて、ホストが飼っている例のルーシー。
ノミ被害にあったにっくきカタキのはずなのですが、ゴロゴロ寄ってきてくれるとそのかわいさに全部許してしまいます。こんなに人懐っこい猫は見たことがありません。揺れるハート


到着してすぐの頃、ちょっぴりホームシックになりしくしく泣いていたとき。

学校でうまく発言できなくて落ち込んでいたとき。

job huntingがうまくいかずなかなか職が決まらなくて不安でたまらなかったとき。

調子が悪いときに限って近寄って来て励ましてくれて、まるで私の気持ちが分かっているみたいです。黒ハート

そんなルーシーを見ていると、残ってしまった跡も「まあいっか」と許してしまう私なのでした。わーい(嬉しい顔)

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | NZ Life

2013年07月15日

the time of my life in New Zealand

ニュージーランドに来てからというもの、日本にいた時と比べて1分、1秒が長いような、ゆったりしているような、そんな感覚がしています。黒ハート

現役女子大生の私ですが、日本にいた時はスケジュール帳なしに予定管理ができないほどどこに行くにも必ず持ち歩いていて、忙しい日々を過ごしていました。オフの日も朝から晩までアルバイトか、一気に部屋の片付けをするとか衣替えをするとか、何も予定がないとしても昼1時や2時近くまで寝るか…そんな、あくまで平日をなんとかやり過ごすための準備の日でした。

忙しいということはそれだけ充実した生活をしているということだとは思うのですが、たまにストレスが溜まって何もかも投げ出したくなる時もありました。

日本にいる大学の友達は、教員採用試験の直前ということで最後の追い込みをかけて朝から晩まで試験対策に必死とのことです。ニュージーランドに来ていなかったら、私もきっと同じように教育法規を覚えたり、面接対策に頭を悩ませたりと、バタバタ過ごしていただろうなあと思います。


ニュージーランドで雑貨屋さんに立ち寄ることがありますが、あまり需要がないからなのでしょうか、無地のノートは見かけても未だスケジュール帳らしきものを見たことがありません。それだけ時間に拘束されず、それぞれの時間をゆったり楽しむライフスタイルだからというのがひとつの理由なのかなあと思います。

私はこちらに来てからスケジュール帳をあまり必要としなくなり、いつも何かに追われている感覚も少なくなりました。

もちろん待ち合わせ等時間を決めて友達と落ち合ったりしますが、わざわざ書き出さなくともいいようなゆとりある生活ができるようになってきたのです。

あくせくしない時間の流れに身を置いて、何もしないゆったりした時間というか、ボーッと考え事をしたり景色を眺めたりする時間もできるようになりました。黒ハート

下ばかり見ていたら気づかないであろう木々の緑、鳥のさえずり、雨上がりの虹…

かつてだったら見過ごしていただろうと思います。時間通りにやってこないバスをゆったりベンチに座って待つのさえも最近では楽しいです。わーい(嬉しい顔)

しかし、私はフリータイムの過ごし方が下手です…
何をすればいいか分からないし、何かしなきゃ何かしなきゃ!とそわそわしてしまいます。

比べて、
自分のペースで颯爽とランニングしたり、
犬の散歩がてらウォーキングをしたり、
家族そろって公園で日向ぼっこしたり、
あるいはカフェのテラスに座ってゆっくり読書をしたり、
おしゃべりしながらお茶したり…

そんなキウィをよく見かけますが、私の目には

なんだかかっこいいなあ、オフをゆったり楽しんでいるなあ黒ハート

というふうに映ります。

ホストファザーも休みの日は
コーヒーでもどう?
と電話でお友達を誘っているのをよく聞きます。

その他にも趣味のガーデニングをしたり、家のリフォームをしたり、ジムで汗を流したり。

適度に息抜きをしながら自分の趣味や時間をゆったり有意義に楽しむ…ニュージーランドでの時間の過ごし方、時間の流れは心地いいし、とても気に入っています。

スケジュール帳は、
家計簿として、
観光した場所のパンフレットを切り貼りした思い出帳として、
またぼーっと考え事をした際に考えたことを書き留めるメモ帳として活躍しそうです。揺れるハート

(youme)


posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(3) | NZ Life

2013年07月11日

Do you believe in God?

あなたは神の存在を信じますか
と尋ねられたらなんと答えますか?

…私はうまく答えられませんでした。

現在私はオークランドでホームステイをしています。

キウィのホストファザーは飲むと語りぐせがあり、たまに鋭い質問をしてきます。

Do you know what the true love is?
Do you ever feel like your head and heart are connected?

等。そして昨日の質問は、今回のタイトルである

Do you believe in God?

でした。

私は仏教徒です。

自分の宗派が日蓮宗だということは知っています。
「南無妙法蓮華経」というお題目も知っています。
このお題目を唱えることがご先祖様にとって何よりの供養になるということも。

しかし今まで私は神だとか仏だとか、あるいは宗教だとかに関して興味関心を持っていませんでしたし、あまり深く考えたことがありませんでした。

ホストファザーに聞かれてとっさに答えることができず
神様よりも仏様を信じるかなあ
とうやむやで曖昧な返事をすることしかできませんでした。自分のことなのに、自分の意見なのに、はっきりと提示できずなんだかモヤモヤしました。そして初めて

そもそも、仏様って誰なのか。
死んだらどこに行くのか。
仏教の教えとは?
ということについて時間をかけて深く考えました。


ニュージーランドの人々は信仰深い人が多いし、僕自身は神を心から信じているよ、と私のホストファザーは言っていました。その目はとても穏やかだったのが印象的でした。

オークランドにはたくさん教会があります。日曜日は朝7時からserviceがあっていて、多くの人が通っているそうです。ホストファザーも心が落ち着かなくなったときは聖歌を歌いに行くと言っていました。

先日働いているときに、あるお客さんから
この近くにある教会のこと知ってる?
と聞かれたこともあります。

そんなことからも、ニュージーランドの人々にとって信仰は身近な事柄の一つでもあるのだろうと、私個人としては感じています。

個人的には、昨年祖母を亡くしたため愛や死について考えることはありました。
でも宗教については…

宗教なんて分からない、考えたことがないとサラッと流して終わるのではなくて、私自身宗教に対してもっと知ろうと思ったし、考えを深めようと思いました。

海外に行くと視野が広がるといいますが、それは今回の宗教に関することだけに限らず、日本にいたときには気にも留めなかったようなことや、考えもしなかったようなことに目を向け、思いを巡らせたり考えを深めたりすることがあるからだと、今回のことを通じて強く感じました。

昨年亡くなった祖母が熱心に信仰していた仏教…

その教えについても今まで考えたことはありませんでしたが、早速母にメールして詳しく聞いてみることから始めてみようと思います。揺れるハート

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | NZ Life

2013年07月08日

バス通も悪くない

私のホストファミリーはオークランドシティ中心部から少し離れた郊外に住んでおり、毎日バスを使って通勤しています。
路線がいくつもあるし、もうやだ〜(悲しい顔)
たいてい時間通りには来ないし、ふらふら
いつの間にか表示板から消えてもはや来ない時もあるし…もうやだ〜(悲しい顔)
今でこそ平気になったバスの利用ですが、最初は慣れるまで時間がかかりました。

今回はこのバス乗車に関して私が困難を感じたことふらふらと、ハッピーを感じる瞬間わーい(嬉しい顔)について、です。


1. Please signal driver.

目的地へ向かうバスが見えたら手を挙げたりしてサインを出して運転手に乗車の意志があることを伝えます。これをしないと目の前を通過されてしまいます。

ちょっとボーッと考え事をしていたためバスが来たことに気がつかず、今日も目の前をスルーされてしまいました…。とっさにすぐあとを走って追いかけたのですが、気づいてくれるはずもなく…ちょっとむなしくなったのはここだけの秘密です。(笑)

バスを待っている人が他にいる時は誰かがsignalを出してくれるため、その人たちのあとに着いて行けばいいので問題ないのですが、ニュージーランドに着いたばかりの頃で私一人の時は、このsignalを出すのがなんとも恥ずかしく、堂々とできるようになるまで時間がかかりました…


2. Communication

バスに乗る時は運転手に近い前方部から乗車し、乗る際に運転手に行き先を告げて料金を支払う料金前払い制になっています。これにも慣れるまで少し時間がかかりました。

私の出身地のバス(日本)は、バス後方部から乗車し、運賃表示板にある金額を降車時に運賃箱に入れるシステムになっています。
そのため何かを尋ねたりしない限り運転手さんと会話をすることはありません。

でもこちらのバスは、行き先を告げるだけだとしても運転手さんとコミュニケーションを取らなければなりません。

「(目的地までお願いします。)」と、一言。
だけどその一言を言うのにすごく勇気がいりました。

他にも
「(目的地)へ行きますか?」
「まだこの地に不慣れなので、下車するバス停が近くなったら教えてもらえませんか?」
発音が悪いためか何度も聞き返されたり、あと後者の質問に「まあ、覚えていたらね。」と返されたりした時は心が折れそうになったのを覚えています。もうやだ〜(悲しい顔)

まだ着いたばかりで心細い日々を過ごしていたので…


3. Thank you, driver!

そんな運転手さんたちですが、総じて皆さんとっても親切でフレンドリーです。ニコニコ笑顔で迎えてくれると、仕事を終えたあとの疲れも吹っ飛びます。

そして皆さんなんともおおらか。
お客さんと世間話をしながら運転する人なんてしょっちゅう見かけます。そのせいでバス停に停車するのを忘れてお客さんに"Driver!!!!"と叫ばれている人も。

飲んだり食べたりしながら運転する人、
お店に寄ってジュースを買ってきた運転手さんもいました。
洗濯物を運転席近くに広げて乾かしながら運転している人、
熱いからと前方ドアを開けっ放しにして走る人、などなど。
運転手さん観察をするのも一つの楽しみになっています。わーい(嬉しい顔)

バスを降りる時は、
Thanks!やThank you! と一声かけてから降ります。
私はいつも運転手さんの方を見ながら、ついでに手をふりながら言うようにしています。わーい(嬉しい顔)

乗る時にも降りる時にも接点があるなんて素敵だなあと思いますし、なんだか心がほくほくします。毎日ハッピーを感じるな〜、とこうして小さな幸せを感じている私なのでした。黒ハート

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | NZ Life

2013年07月04日

絶品キウィプレート

今までホームステイ先で二人部屋を一人で独占していたのですが、今日やっと新しいルームメイトが来ました!

来週来るよ、今週末来るよ、というホストファザーの告知に胸を踊らせて待ち続け、いよいよルームシェア再開です。

一人で部屋を悠々と使えるのもいいけれど、やっぱり誰かいた方が楽しいし、話し相手がいるのは嬉しいです。メール

スイスからの留学生で、30時間近いフライトだったとのことでした。

本人は、疲れてないから大丈夫!と言っていたけれど、シャワーを浴びてホッとしたのか、晩ごはんも食べずに寝入っていました。

今晩はホストファザーが作ってくれたお手製の絶品チキン煮込みだったのに、残念。ふらふら

そういえば、三ヶ月前私が到着した日も豪華なディナー作ってくれたなあ(ハッシュドポテトとジャガイモのオーブン焼きというダブルポテトに加えての巨大ステーキでした)

心細さと時差ぼけで眠れなかったなあ、ふらふら
とにかく体が重かったなあ…ふらふら
と自分が到着した日のことを思い出していました。

短い期間ですが、彼女にはたくさん素敵な思い出を作ってほしいです。黒ハート


そして今日は、ホストファザーが作ってくれるキウィ流ディナーについて。

日本食では「一汁三菜」という言葉があるとおり、
ご飯 お吸い物 主菜 複数の小物
等いくつもの小さめのお皿に少量ずつ盛り付けていただきますが、

私のホストファザーのキウィプレートでは、使用するお皿はプレートひとつexclamation×2

大きなお皿に、
グリルしたチキン+温野菜
パイ+野菜てんこ盛り
ピザ丸々一枚
お米+温野菜+ポークステーキ
ミートソースパスタ山盛り
といった感じです。

そして、その量がとにかくとっても多い!

お肉は塊、野菜は人参丸々一本とかジャガイモ丸々三個、ちんげん菜一束とかで出てきます。ナイフとフォークで豪快にいただきます。

それこそ到着直後は
グレイビーソースなどの濃いめの味付けと特大サイズの食材、
もちろん箸はないので毎食ナイフとフォーク
に苦戦し、ついでに時差ぼけで食事のタイミングと体がズレていただめ、あまり食べることができませんでした。

このホームステイ先での生活も3ヶ月。
毎晩の絶品料理に慣れてきて、少しずつ食べる量も増えていきまして…
今日のチキンはおかわりまでして大人二人分ペロリと平らげ、ワインも飲み、デザートのアイスクリームまで食べました。

お腹いっぱいで幸せでした!黒ハート

…かつての日本での食生活に比べたら異常です(笑)

おかげさまで
ベルトがないとゆるゆるだったチノパンが、ベルトなしでも履けるようになってしまいました…もうやだ〜(悲しい顔)

ニュージーランドでの思い出と共に、体重も着々と増えています。もうやだ〜(悲しい顔)

新しいルームメイトにも、ニュージーランド流ディナーをしっかりエンジョイしてほしいです(*^^*)

私自身あと数週でこのホームステイ先を出るつもりなので、それまでもう少しの間キウィプレートを思いっきり堪能します黒ハート

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | グルメ

2013年07月01日

ニュージーランドを選んだ理由

前回まで私の考えやカタイ話ばかりだったので、私がワーキングホリデーの滞在先をニュージーランドに選んだ理由、そして私が発見したこの国の素晴らしい人々について、書いていきたいと思います。かわいい

読者の方はニュージーランドへ来ることを視野に入れているか、もしくは地球上のどこにあるかをご存知の方がほとんどなのではないかなあと思います。

私は渡航前にこの国へ行くことを多くの人に説明しましたが、少なくとも親戚など周りの人たちにはニュージーランドの認知度はあまり高くなく、英語圏なの?という質問すら受けました。
かくいう私も地理的位置は認識していたけれど、ほとんど知識がありませんでした。ふらふら

英語圏で、オーストラリアに似た国旗で、南半球だからあったかいのかな?
羊や飛べない鳥が有名で、名前はえーと…ふらふら

恥ずかしながら、その程度でした。ふらふら

雪が降るほど寒くなる地域があることも、ロードオブザリングのロケ地があるということも、先住民族マオリのことも、有名なオールブラックスのハカも、渡航直前に買ったガイドブックを読んで、もしくはこの地に着いてから知りました。わーい(嬉しい顔)

ワーキングホリデーの提携国は現在12カ国。
ニュージーランドは行ったことがないし、知識もない。
そんな国に長期間滞在して、いつでも帰ってきていいよと言ってくれる友だちができたらどんなに素敵だろう。

高校時代の友だちがかつてクライストチャーチに留学しており、良いイメージを持っていたこと。

教育実習に行ったときに中学2年生の英語の教科書にあるニュージーランドのキウィーやタラナキ山についてのユニットの授業を参観し、この国についてもっと知りたいと感じたこと。

私がニュージーランドを選んだのは、正直なところそんな単純な理由でした。私のワーホリの目的は英語の上達が最優先事項ではないため、自分の成長のための国選択に強いこだわりはありませんでした。


実際にこの地での生活が始まってもうすぐ3ヶ月。

私が出会ったニュージーランドの人々は、明るく親切、おおらかで優しい方ばかりです。揺れるハート

あたたかく出迎えてくれたホストファザー。わーい(嬉しい顔)

自転車に乗った見ず知らずの女の子に"ハ〜〜イ!!"と思いっきり手を振られたり。わーい(嬉しい顔)

あらシティに行くの?今日はすごくいい天気だからきっといいお出かけになるわよ、とどんどん話しかけてきたおばあちゃん。わーい(嬉しい顔)

公園で趣味のダンスを踊っていると、"Nice move!"と一声かけてくれるランニング中のお兄さん。わーい(嬉しい顔)

"You are awesome!!"と目をキラキラ輝かせて近寄ってきた姉妹。わーい(嬉しい顔)

道に迷って地図を片手におろおろしていると、今あなたはここよ、と声をかけてくれる人も、わーい(嬉しい顔)

雨の中傘をささずに歩いていると私の傘にはいる?と言ってくれたおばさんもいます。わーい(嬉しい顔)

日本だったら、私だったら…なかなか話しかけたりできなかったと思います。

他人とできるだけ目を合わせないよう、関わらないようにとイヤホンをつけてスマホをいじりながら歩く人々を多く見てきたため、こういったkiwiとの関わりはすごく心があたたかくなります。黒ハート

どこまでも続く芝生の緑。
一日をスタートする元気をくれる朝日。
雨上がりの美しい虹…雄大な自然。

特にオークランドの近代都市と自然が融合するmulticulturalな点も私は気に入っています。
ニュージーランドを私の成長の地に選択して本当によかったと思っています。ハートたち(複数ハート)

国の選択を迷っていらっしゃる方がいたら、心からこの国をおすすめしたいです。
残りの生活で、もっともっとニュージーランドの素敵な人たちと出会い、素敵なところを見つけていきたいなと思っていますわーい(嬉しい顔)

(youme)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | ニュージーランド
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