私のクラスだけなのかもしれませんが、こちらの学校では先生と生徒がとてもフレンドリーです。

冗談を言い合ったり、先生に意見したり対等な関係になっているように思います。先生が授業もコーヒー片手に、ジョークを言ったりしているので、どうしても日本の学校のような雰囲気とは違っています。生徒の側も先生をからかったり、足を組んだりしてざっくばらん(?)な雰囲気です。日本人の私は日本風にまじめに授業を受けていると
『どうした、どこか悪いのか?』
と心配されてしまいます。黙っているということが、どうやら奇妙に思えるようですね。韓国の友人は同じように話していたので、この辺は感覚が似ているようです。
さて、お昼ご飯ですが、わたしは日本から持ってきたお弁当箱を愛用しています。2段重ねで食べ終わると重ねてしまえるタイプの物です。日本ではあまり珍しい物ではありませんが、私の周りには同じような物を使っている人はいません。友人以外でも見たこともありません。私がお昼ご飯を食べていると、初めて見た人は必ず『ソレは何だ?日本で買ったのか?』
と質問して
『Beautiful!!』
とおかずのカラフルさを誉めてくれます。日本だったら極々、普通のお弁当なんですけどね。
こちらのお昼ご飯(お弁当)はとてもシンプルです。中国系や韓国系の友人達はご飯を持ってくることも多いですが、まあいわばドンブリの状態でタッパーに入れて持ってきます。インド系の友人はもちろんカレー。
毎食、小麦粉を薄く伸ばして焼いたナンのようなものに付けて包んで食べています。ニュージーランダー、ヨーロピアン系のお弁当はバナナやサラダ、そしてチョコやシリアルバーなど
「おやつ?」
と思うような物も多いです。
私の周りに限ってのことなのかもしれませんが、アジア系の方が「しっかりご飯」的なお弁当を持ってきていると思います。お店で買って、テイクアウト(こちらではTake
awayという)する人も多いです。「すし」も人気で多くの人が食べていますが、ここで言うすしは太巻き、のり巻きが主流です。あとサーモンのにぎり寿司も人気です。
昔、外国のテレビ局で日本の幼稚園のキャラ弁を驚きを持って紹介しているという記事を読んだことがありますが、日本人でも驚くキャラ弁を見たとしたら、それこそ度肝を抜かされるのではないかと思います。

(しゅう)