銀行のネタが続いたので、今回は日常的な話題をお伝えしたいと思います。

私が住むオークランドは鉄道網は発達していなく、市内への通勤、通学には主にバスが使われています。。とくに「シティ」と言われる中心街(CBD:Central
Business District)には道路が渋滞することと、駐車料金が高いことなどからバスのような公共交通機関が使用される訳です。
ところがこのバス、使い勝手がとても悪いんです。

バスの交通網が発達しているためか、バス系統が非常に複雑に入り組んでいてなれていない人にはどのバスがどこに行くのか分かりにくいのです。
例えばNew Lynnという郊外の街に行くには110番台から180番台、210番台から230番台といくつもの系統があります。
これはNew Lynnが最終目的地に限っている訳ではなく、通過しているだけのバスもあるので、その先に行くバスがいくつも分岐しているためです。
なので、単に「違う目的地で途中まで一緒

「じゃあ、その系統番号の範囲のバスに乗ればいい」と思われた、あなた。
問題は複雑で上に挙げた番号の範囲でも、New Lynnに行かないものもいくつかあります。気がついたら知らない街…。
悲しすぎます。

郊外に出るとただでさえ本数の少ないバス、更にオークランドのバス路線は放射状に発達しているので、同心円上に移動するのは大変なんです。いったん引き返してまた乗り換えなんてことになったらものすごいタイムロス、心理エネルギーロスになってしまいます。

また、中心街から出るバス停も系統番号によって場所が違うので、どのバス停がどこ行きのバスのためのものか知らないと目的のバスに乗ることもできません。
どうです、この複雑さ。

始めのうちは何が何やら分からないので、混乱してしまいました。いや、実際今でも混乱しています。
なので未だに、いつも行き先を運転手さんに確認してから乗車しています。
「同じ方向に行くバスなら同じバス停にしてくれっ」と願うばかりですが、それはバス会社にも事情があるのでしょう。大人なのでぐっとこらえて、バスマップを確認しています。
で、そのバスですが中心街にある各バス停には、次にくるバスの系統番号と到着予想時間(あと〜分)が電光表示されています。
お、さすが市民の足。
で、もうすぐ来ますという意味の表示が「DUE」なのですが、やっとそのDUEになったよ、もうすぐ来るよと、わくわくほっとしながら待っているといきなりそのバスの番号表示が消えてしまうのです(笑)。
まさにマジック!一瞬我が目を疑ってしまいます。

が、ないものはない。いくつもの系統が通る場所ならいいのですが、そうでないと悲劇です。そのバスは来ないので違う方法を検討しなくてならないはめになります。
諦めて他のバスに乗ったりすると、来なかったはずのバスに追い越されたりします。がっかりを通り越して、独りバスの中で笑うしかないです。
オークランドのバスは見た目がずいぶん古い物が未だに現役で走っているので、故障やら何やらで来なくなってしまうのだろうと思いますが、実際のところ原因は分かりません。
それでもやっぱり市民の足。

今日もオークランダーはバスに乗るため、額に汗してバス停まで走っているのです。
まだ書きたいことはありますが、ちょっと長くなったので、なんと続きは次回、後編に!
皆さん乞うご期待!!

(しゅう)