私は自分の車を日本から代理店に頼んで輸入しました。
日本でかかる費用はあらかじめ、日本で支払っていたのですが、ニュージーランドでかかる費用分はニュージーランドドルで代金を銀行で振込みをしなくてはいけません。
私にとって銀行振込みをするのはニュージーランドで初めてのことなので、当然勝手がわかりません。
電話をかけてインターネットでの方法を聞くとなにやら振込ができるようにするには事前に登録をしなくてはいけないとのこと。で、そのためになんかの番号を教えるようにと言われたのですが、つたない私の英語ではそれが何なのかよくわからない(汗)

で、電話の相手に窓口でその事前登録が出来るか聞くと「どこでも出来るよ」とのこと。
翌日、学校近くの銀行にいき、振込みしたい旨を説明して、昨日の電話の件も説明をしました。
が、「それはここではできない」

「???」昨日の話と違う。

堂々巡りなので、いったん諦めることにしました。
その日は学校が早めに終わったので、オークランドのシティ図書館で勉強することにしました。
クイーンストリートという一番大きな通りには、やっぱり愛用の銀行の大きな支店が
『でーんっ!』
とあって、その前を通ったときに銀行の振込の件を思い出しました。
「まあ、時間もあるし、念のため」
と思いその大きな支店に入りました。
で受付の人に「インターネットで銀行振込がしたいのですが…」
となぜか(笑)恐る恐る尋ねてみました。

「Sure!!」
と一言、その人は私のカードを受け取るとカチャカチャとキーボードを操作し私の携帯電話の番号を尋ね、
「これでできるよ」
とあっさりと手続きしてくれました。

実際にはこれで携帯電話メールが送られてその番号を入力すると振込がなされるという仕組みです。
で、その日のうちに無事に振り込みすることができました。
それにしても、同じ銀行なのに人によってできると言ったり、できないと言ったりこちらとしては何を信じてよいやら困ってしまいました。
時によると、お店の人同士で「ああしたら」「こうしたら」と話し合っていることもあります。
ニュージーランドに来て感じたことシリーズですが、こういった場合相手の言うことを鵜呑みにせずに自分なりに情報を確認していく手続きが必要です。

これ、大事

相手を信用しないということではなく、相手任せにしないで自分でしっかりと確認する。
これも、こちらの文化のひとつということなのでしょう。
先に挙げた銀行の例では電話口でしっかりと次の手続きの方法を確認する必要があったのでしょうね。
え、それができれば電話で手続き出来るのではないか?
それはさておき、自分の責任で自分に必要な情報を把握しておくということが求められているようです。
ニュージーランドに限らず外国での生活ではその点が鍛えられると思います。
もしもの時を考えて、念には念を入れてという癖がついたように思います。
日本に帰ったときに、妻に同じように接していたら
「なにっ、信じていないの?」
と言われて、必死に説明をした私でした(笑)。
(しゅう)