大人が自分の意志で自分で行動を決めるのと、子どもを連れてするのでは必要なこと、負う義務の違いも多々あります。
その一つが義務教育です。
ここニュージーランドでも制度は違うものの小学校、中学校にあたる年齢では、義務教育を受けなくてはなりません。それは外国人でも同じことです。
私の子どもは日本ではまだ1年生。当然学校に行かなくてはなりません。もしも法律で義務はなかったとしても学校に行かせてあげたいのは親心です。子どもを呼び寄せるにあたって、学校選びをした次第です。
そもそも『ニュージーランドに住もう』と決めた理由の一つが教育スタイルにあります。
子どもの個性を伸ばすことや自由な発想を大切にする、好きなこと得意なことを伸ばしていくという教育スタイルに感動した私です。
以前、仕事でこちらの学校にきて、先生方や留学生さんにインタビューをして感じたことです。
・日本=『学校は知識や規律を学ぶとろ』
・ニュージーランド=『楽しむ、個人の才能を伸ばすところ』
という違いを強く感じました。
びっくりすることにニュージーランドの小学校には
「入学式がない」
のだそうです。
その子の5歳の誕生日に突然「え〜、今日からみんなの仲間が一人増えます」的に紹介されて、その日から学校生活が始まるそうです。
なので、1年生は徐々にクラスメイトが増えていくことになります。卒業も同様に、卒業の歳の誕生日がくるとその日から学校には行く必要がなくなるのだそうです。だとすると、最終学年ではだんだんとクラスメイトの人数が減っていってしまいますね。
「そして誰もいなくなった…」。それはないとしても、全員で一緒に入学して、全員で一緒に卒業するというのが当然な日本人には何とも、びっくりする環境です。
それはさておき、我が子の学校探しでは電話の対応の練習ということで、電話をかけると生徒が出て対応したり、校長先生が学校を案内してくれたりとなかなか面白い経験ができました。
ニュージーランドの学校は公立学校といえども自治性が高くて、その学校の特色を活かした教育をしているそうです。学校は校長先生と親、地域の代表者の三者で構成される委員会にて運営方針が決まるそうです。
各自治体に教育委員会があって現場とは別に運営される日本の学校とは大きな違いです。現時点では我が子は留学生という扱いで、留学生を受け入れるのかどうかも、学校単位で決まっています。
他にもいろいろ制度の違い、教育スタイルの違いはあるようですが、それはまた今度。
ニュージーランドの新学期は2月から。もうすぐ新学期です。数日後からいよいよ我が子のニュージーランドでの学校生活が始まります。
新しい学校、見知らぬ人、わからない言葉という大きな壁に直面することになる我が子。自分で決めたことでない分不安も大きいのでしょうね。
留学を経験したことのある方なら我が子の気持ちも分かってもらえるのではないでしょうか?
無理せず頑張れ、我が息子!!できるだけサポートしなきゃ

(しゅう)