
カフェとレストランのワークメイト達が、次々とクリスマスホリデーに入っていきます。
カフェのワークメイトのひとりは先週からタヒチに出かけました。タヒチでひとつめのバカンスを楽しんで、経由地のマイアミで2つ目のバカンスを楽しんで、故郷のコロンビアに帰るんだそうです。
カフェには1ヶ月分のロースターが張られているのですが、そこに、“今日はどこで、何を楽しんでいる”なんて書いてあるのを、見るだけで楽しそうだし、休みを取って遊びに行くことを職場のロースターに書き込むなんて日本では、あまり経験がなかったので、楽しくていいなと思います。

彼を筆頭に、ワークメイトたちは、これからどんどんクリスマス休暇に入っていきます。そんなクリスマスホリデーの予定のない私が、そのことを寂しいなと話していると、オーナーの奥さんが、彼女のふるさと、南島のセントラルオタゴ名産のさくらんぼをあげると言ってくれました!みんながいなくてちょっと寂しいですが、さくらんぼが食べられるのが楽しみになりました!

今日は、ワークメイトの話です。
ワークメイトのフィジリアンカップルが、いつも相手のことを名前で呼んでいないので、なんと呼んでいるのか聞いてみました。すると、お互いに「ジャン」と呼んでいるそうです。音だけ聞くとフランス語のようですが、ヒンズー語で「ハニー」という意味だそうです。バイトを始めたときは、世間話をする余裕すらありませんでしたが、バイトに慣れてきた今は、世間話をする時間も増えてきて、お互いにジョークを言ったり、プライベートな話をする機会も増えてきました。
生活のことや、家族のこと、友達のこと、こういった会話が増えてくると、自然に仲良くなります。
よく家に呼んでくれるのですが、なかなか行く機会がなく、先週初めて彼らの家に行きました。見たこともない食べ物がいっぱいあって、世界は広いな〜と感じます。食べても何味かわからないものもあって、ひとつ食べる度に会話があります。

服装も、ターバンやサリーの意味など、今まで知らなかったことを知ることができます。こんな瞬間のひとつひとつが興味深くて、彼らと話すのが、とても好きです。

今日一番たくさん話したことは、ニュージーランドの選挙についてです。
11月26日が投票最終日だったこともあって、どのパーティーを支持しているか、その理由は?とどんどん聞かれました。
選挙権のない私は、正直、新聞の一面にあるような情報しか知らないので、表面的な会話しかできませんでしたが、移住者である彼らは、これからの移民政策のことがとても気になるようです。私には、ニュージーランドの政治に目を向ける余裕なんてなかったし、こんな話をしている彼らの年齢の頃は、私はまだ学生で政治に対する興味も、あまり持ち合わせていなかったので、正直、よく考えているな〜と思います。
政策に対する考え方は、私とは違いましたが、どっちがいいとか悪いじゃなくて、お互いの意見を言い合えるスタンスで付き合えるのも楽しいです。
今日は帰りに急に「カネカエセ」と言われて、きょとんとしているとこれはヒンズー語で「おなかいっぱい」という意味になるんだと教えてくれました。


自分が興味を持って、そのことを態度で示していると、相手も、いろんなことを伝えてくれます。
それでも、私が覚えたヒンズー語はまだ10個にもなってないと思いますが、すごく単語を知ってる気分になっているのが不思議です。私の脳みそにヒンズー語を覚える場所があったら、英単語を、もっと覚えなきゃ〜!!と言ってる私の隣で、笑いながら、また違うヒンズー語を教えようとする彼女達。
自分のワーホリが終わる前に私のヒンズー語のボキャブラリーは20個ぐらいには増えていると思います。

(manuka)