こんにちは!manukaです。
先日、ここで書いたトラブルの行方を報告したいと思います。
“車の故障”(5月16日)について。トラブル発生から3週間、ようやく、事態は収束に向かっています

そもそも、運転していたのは私でしたが、今回の故障は車のコンディションやメンテナンスの問題もあって、私としては、家族に請求された修理代の全額、もしくは新しく購入する車の半額を負担することに、納得できていませんでした。
私が乗り始める前から水温計や、なんとかランプ、バッテリー・・・が壊れていた車。

坂道になれば、毎回スピードダウン。しかも、今回のオーバーヒートも、水が入っていなかったわけではなく、タンクに水は入っていたけど、パイプが壊れていた。
タンクに水が入っていて、オーバーヒートする意味がわからないし、過去には、メンテンスのために自分でガレージに持っていくことを提案したこともありました。
その時は、家族がチェックしてくれて
「大丈夫。必要があるときは、家族が持って行くから」
と言ってくれていたのに〜!!という割り切れない気持ち。

でも、家族からしたら、私が異常に気付いてから数キロ走行したのが故障の原因だし、エンジンルームのことを知らなかったとはいえ、ここはNZなんだから・・・
それに、新しい車を買うとなったら、自分達がお金を出さなきゃいけない・・・ごもっとも。
そう、ここはNZ

もしかしたら、こういう場合に、次に購入する車のお金を支払うのがルールなのかも?
NZに住んでいる以上は、NZのルールを知る必要がありましたが、知っているわけもなく・・・
そこで、相談したのが、シチズン・アドバイス・ビューロー(CAB)です。
普段から良く利用するインターネットの掲示板で、いつも適切なアドバイスをしているSSNZさん(セツルメントサポートNZの職員さん)に相談をして、紹介してもらいました。
NZの労働省が運営する事業で、日本語で相談をすることができます(毎週月曜日のみ)。
そして、話し合いが必要な場合は、電話の3者通話機能を使って通訳をしながら、交渉を手伝ってくれたりもします。
先ずは、正確にお互いの言い分を確認するために、通訳をお願いし、その後、交渉の手伝いをお願いしました。
そこで、言われたこと「メンテナンスの不備について、家族は回答しようとしないし、請求額にも疑問があるから、いくらなら払えるなどは絶対言わないほうがいい。このケースでは支払わないと言っていいと思う」また「交渉がうまく行かなかった場合に、家を出るつもりはある?自分のベストな決着方法は?金額を決定するのに、第三者(簡易裁判所)に判断を求めたい?」など、次々と、自分の意見や決断が求められます。
そう、どんなに交渉を手伝ってもらっても、アドバイスを受けて、どうするかを決めるのは
「私」
なんです。
アドバイスを受けて、とりあえず2000ドル支払う必要がなく、ホッとしたのも、つかの間。次々と判断を迫られます。
でも、同じ屋根の下で暮らしている状況で、相手に冷静に自分の意見を言うのは難しく、結局、1度の話し合いでは結論には至りませんでした。次は一週間後として、再び、憂鬱な日々を過ごしていました。
しかし!
事態は急展開。
1回目の交渉以降、挨拶もなくなった状況で、ガレージに車を預け続けると、料金が発生するから、結論を急いで欲しいと言われました。ただでさえ、気まずい中で、しかも、私が頼りにしていたCABの日本語サービスはお休み。
こうなったら、インフォーマルなネットワークに頼らざるを得ないと、信頼しているXさんに、お願いをして家族と話しをしてもらいました。
家族も驚く英語力と交渉力。「本当に日本人?自分より喋れる!」とびっくりしていました。
そして、家族に、私の気持ちがちゃんと伝えてくれ、久し振りに穏やかなムードに。やっと、自分で話し合いが出来る状況になりました。
結局、私が出した結論は、請求された2000ドルを全額負担するつもりがないこと。最悪、半額の負担なら納得できること、それ以上の請求があるなら、簡易裁判を利用したいこと。そして、その場合には、同じ家で生活をしながら交渉を続けるのは、難しいから、家を出たいことを伝えました。
そして、家族は、簡易裁判を利用したくないし、出て行って欲しくないということで、修理代の半額の1000ドルで決着をすることになりました。
金額で言えば、大きなトラブルではなかったのかもしれません。
金額が問題ではなく、気持ちの問題だったんだと思います。
分からない英語を直訳しながら理解すると、怒られているように感じたり、交渉戦術とは言え、オーバーなジェスチャーで感情を顕にされたりすると怖かったり、言いたいことが言えず辛かったですが、助けてくれたCABの方やXさんのやり取りを見ていて「日本人でも、こんなに話せるようになるんだ!私も頑張ろう!」と思うきっかけになりました。
そして、家を出ることを本気で考えた2週間、自分のワーホリの目的や過ごし方もたくさん、考え、行動しました。
家族とも、オーペアの仕事内容のことなんかまで話ができました。
今まで人に甘えることが苦手だった私が、素直に周りに甘えられました。
終わってみれば、失ったものよりも、得たものが多いトラブルでした。
助けてくれたみなさんに感謝しつつ、次のステップを踏み出したいと思います。
長くなりましたが、以上、ご報告でした!

manukaさん、よくがんばりましたね、という方。
NZでは自分の意見、判断を求められますよね、という方。
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(manuka)
posted by キックオフNZ at 00:00
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