
どの山に雪が積もっていたのかはわかりませんが、もうすぐ冬だなと感じさせてくれる光景でした。雪を見ると、未だに少しワクワクしてしまいます。

私は今、モールの中のフードコートにあるすし屋で働いています。働き始めて、やっと1か月。なんとか仕事に慣れてきました。

仕事内容は、巻きずしを作る、すしのパック、接客です。
私の担当するパートでは、様々な種類の巻きずしを、一日60本以上巻きます。最初は、巻きずしの具を覚えるのが少し大変でした。また、寿司をきれいに素早く巻くということも難しく感じました。自分で食べるものなら、少しぐらい見た目が悪くてもかまいませんが、商品として売るためのすしなので、美味しそうに作らなければなりません。
お客様はキウイが多く、時々日本人が買いに来てくれます。
いろいろなお客様がいて、あるおじさんは、
私:Would you like a bag?
おじさん:はい
と、日本語で「はい」と答えてくれるおじさんもいます。
すし屋のユニホームを着ていると、モール内で「こんにちは」と言われたりします。
いなりずしも売っているのですが、「いなり」の発音をキウイがいうと、「な」にアクセントがきて、「り」がRiになるので、最初は戸惑いました。時々、お客様の中で「いなり」を完璧に日本語のアクセントで行ってくださる方がいますが、最近はそっちの方に戸惑います。

そこでよく感じるキウイと日本人との違いがあります。
お店は、だいたい10時ごろから店頭に商品が並ぶのですが、まだ全ての商品が並んでいない時間帯に来て、できていないものを注文するお客様が多いことに驚きました。
おそらく日本人ならお客様も作っている人のことを配慮して、できているものや店頭に並んでいるものの中から選ぶのではないかと思います。
お客様もお店側の事情を知らないうえ、お客様あってのお店ですから、お客様の要望を受け入れるのがお店だと思います。しかしながら、日本文化には「配慮」という、思いやりの精神がいろいろな部分で生きているのだなと感じました。
時々日本人は、自分の意思を言わないといわれますが、私は日本人は相手を「配慮」している部分もあるのだと思います。
言えないのではなく、言わないのです。
これを言ったら相手との関係がスムーズにいかないなど、両方の関係がうまくいくように、言わないときがあると思います。自分の意見を言うべき時には言うべきであると思うし、関係がうまくいくように言わない時があってもいいと思います。それが日本人が持っている素敵な特性なのではないかと私は思います。

キウイとかかわっていくと、日本人はキウイと違ったように考えたり感じたりする部分に気づくことがあります。
お互いの文化を否定せず、その差異を受け入れることが大切であると私は思います。キウイの文化に同化しようとしなくてもいいと思います。
自分のアイデンティティーは日本文化に由来していることを忘れず、キウイの文化を知ろうとすることで、自分にとっての異文化を楽しめると思います


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posted by キックオフNZ at 00:00
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