先日、東日本大震災が発生し、ひたすらショックを受けています。
被災された方々、ご家族、ご友人の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
私が想像もできないような、ご苦労があると存じますが、どうかお力を落とされませんように。
心配と、やりきれない気持ちで過ごした1週間でした。
この地震の一報を受けたとき、私は家に1人でいました。
一報は日本の友人からskypeで連絡がありました。
驚いて話を聞いていると、今度は、ママが出先から電話をくれました。
「日本で地震があったけど、家族は大丈夫?津波が発生していて、NZにも来るだろうけど、NZに来るときには、もう小さくなってると思うから、心配しないで」と言ってくれました。
Yahoo extraを見ると、トップニュースが日本の地震になっていました。そして[stay off beach]にはじまって、津波を警戒するようにという内容のアナウンスが書かれていました。その中に、「ニュースを知った人は家族、近隣者、友人にこれを知らせるように」とあって、ニュースを知ったママが急いで連絡をくれたそうです。
その後も、パパやおばあちゃんたちが次々と連絡をくれました。
「今、TV3のニュースが詳しくやってる」など、私を気遣って、細かく連絡をくれました。
最初から、ただ事ではないと思いながらも、現実のものと理解するのにも時間がかかりました。それでも、次第に悲惨な状況が伝わってきました。
毎日、家族と、ただただ、テレビを見ては心配をしています。
パパやママの友達が遊びに来ても、誰もが真剣に心配をしてくれました。
そして、今日の夕食中に流れていたニュースで、原発が再び爆発したことを知ったママが「manukaの家族が被爆する可能性があるなら、この家に来るように言って。NZには原子力がないから。友達でも、同じ。もし困ってたら、いつでも、ここの家に来ていいから」と、何回も言ってくれました。
NZも、カンタベリー地震が起きたばかり。パパは仕事柄、地震直後から、クライストチャーチに何度も行っています。余震が続く中、クライストチャーチに行くパパを心配し、クライストチャーチで被災された方を思い、胸を痛めているのに、日本のことや、私の家族、友達を心配してくれている。
涙が出そうなくらい嬉しくて、食事中、何度もお礼を言いました。
こちらに来て、ホームシックになったり、慣れない環境で戸惑うことも多いですが、私が笑って、安心して暮らせるのは、ここの家族のおかげだと思います。
オーペアを始めた頃は、ただの滞在先くらいにしか思っていませんでしたが、今では、ここの家族がとても大切な存在に思えてきました。
昨年からの2度に亘るカンタベリー地震以後、地震の話題がよく登場しますが、経験したことがない子どもたちは、地震をイメージできません。パパは仕事で滞在していた日本で阪神大震災を経験しています。ママは東京に旅行中、高層ビルの上層階で地震を経験したことがあるとのことで、地震の怖さを知っています。
最近では、日本同様“耐震”が重要視されているそうですが、古い建造物では、レンガ造りの西洋様式のものもあります。ここの家も、100年以上前に建てたれたオールドハウスで、レンガ造りです。
「もしも、ここで地震があったら、どうしたらいいの?」地震を経験したことがない子どもたちは、パパ、ママに質問します。「まずは、どこからでもいいから外に出ること。出られなかったら、テーブルの下に潜って…」など、子どもたちに教えます。
このような災害が起こらないよう祈るばかりですが、それでも自然が相手です。防災知識を持つことの大切さを改めて感じました。
最後に、カンタベリー大震災で被災したばかりのNZから、日本に救助隊が派遣されること、こちらの被害状況を思うと、本当にすごいことだと思います。国と国とのことですが、とても嬉しくて、ますますNZが好きになりました。
大震災に見舞われた2つの国が1日も早く復旧、復興されることを願います。

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posted by キックオフNZ at 00:00
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