ニュージーランドに来てすぐの頃のことです。英語に耳を慣らそうと、1日中テレビをつけていました。
日本では、まだ放送されてないアメリカのドラマが見れる!と喜びつつ

そのときに、いろんな意味で驚いたのがCM。
それぞれ、色んな問題を扱っているんですが、エンターテイメント性が高いというか、ドラマっぽい作りものがちらほら。
1つ目は「Alcohol advisory council of New Zealand」のCMです。
ドラマ仕立てで、アルコール問題が語られます。これが、すごくリアルで・・・

アルコールと上手に付き合うことが出来なくなっている同僚や夫、友人に、それぞれ問題を伝えていくという内容がドラマになっています。
英語がわかってない私でもわかるぐらいわかりやすい話しでしたが、なんて言ってるのかちゃんと見たいと思って、CMで出てきた「ease up on the drink」という言葉を頼りに 、ホームページを探してみました。
そこによると、
アルコールやドラッグなどのアディクションの問題を抱えている人が多いんだそうです。
日本も同じですが、こんなにオープンに語られること・・・少ない・・・ですね。
2つ目は、交通事故のCMで、これはどこが出しているのか知らないですが、携帯電話で話しながら運転していたら、急に会話が途絶えて・・・事故を起こして亡くなってしまっていたというものだったり、飲酒運転で事故を起こして、同乗者が亡くなってしまうという内容だったり。
すごくダイレクトな表現のCMで驚きました。助手席で亡くなった人が、だらりと、運転手にもたれてくるシーンまであって、ちょっと恐怖も感じます。
運転気をつけます

3つ目は、皮膚がんのCMです。皮膚がんで入院している女性が、子どもの頃を振り返って、紫外線対策をしていなかったことを回想するという内容。
見ていて悲しくなりました。
実は、先週末、家族達は全員で皮膚がんのスペシャリストを受診しました。がん化する可能性のあるシミを取ってもらうためで、それぞれ、数箇所ずつ手術をしてきました。
日本では、皮膚がんの発症率は、まだ、そう高くはありませんが、ニュージーランドでは、日本の7倍と言われる紫外線と、また肌のタイプによっては紫外線の影響を受けやすく、皮膚がんの発症率が、すごく高いんだそうです。
ママのきょうだいも、30代半ばで皮膚がんのため亡くなってしまっています。
そういうこともあって、定期的に検査を受けています。
私も、ちゃんと日焼け止めを塗ったり、ケアをしようと思います。
そして、最近、気になったのが“like minds like mine” のCMです。精神科疾患の人々に対する差別や偏見をなくそうという政府のキャンペーンCM。
当事者の女性が笑いながら会話をしています。それもテレビCMで!これは、ユニークだな〜と。
このワーホリ中に、福祉関係の機関でフィールドワークなり、できるなら、ちょっとでも働きたい私は、CMがとても良かったという感想と一緒に、自分の希望を、メールで伝えてみました。
キャンペーンは、政府のプロジェクトなので、敷居も高い?し、返事を期待するというよりも、気持ちが伝えられたらいいな!くらいの感覚でした。
なのに・・・翌日に返信がありました

私が、どういうことをしたいのか、それによっては協力できるかもしれないという内容でした。返事があっただけでも嬉しいのに、なんて親切なんだろうと、喜びました。
そして、CMがきっかけで自分の活動が広がる可能性が出てきたことに驚いています。
こんなCMが多いことについて、ちょっとだけ、パパと話したんですが、それは、分かりやすく情報を伝える必要があるからで、NZは移民が多いから、英語が分からない人もいるだろうし、色んな教育を受けた人、または、教育を受けてない人がいるからかなーということでした。
分かりやすくて困る人はいないと思うし、私のように英語がよくわかっていない人にも内容が伝わっているところを見ると、CM効果、あると思います


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posted by キックオフNZ at 00:00
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