
電気・上下水道・電話線・幹線道路はほぼ全ての復旧が完了し、学校や職場も平常どおりに戻っています。
なんだかいろいろとのんびりしたイメージのニュージーランドですが、今回の復旧はすごく早く進んだ印象です。
建築業に携わる人たちが休日返上で働いているのがいたるところで見られるほか、私のアルバイト先にも日曜日に大量の商品の配達がありました。
「日曜に来るの初めてですね」と配達員さんに声をかけると、
「めったにないことだけど、今回ばかりは休日返上で遅れを取り戻してるよ」とのことでした。
キウイの皆さんの、頼もしい一面を見た気がします。

地元の地震特集には「2000戸余りが居住不可」「Avonhead地区の道路に大きな亀裂」等、被害の大きかった箇所と復旧の様子が繰り返しクローズアップされているため(当たり前ですが)、今日は一般の人たちの生活はどうなのか、実際にインタビューした結果を書こうと思います。
インタビューといっても、アルバイト先にやってきたお客さんとの雑談や友人達の話なのですが、市民がどういった感じで過ごしているか、なんとなく感じていただければと思います。
「家屋への影響はゼロ。影響といえば、猫が3日間家出したのと、私のタバコの本数が増えたくらい」(近所の女性)
「屋根の煙突が折れてしまった。まあ暖炉は数年間使っていないし、取り外しの手間が省けたと思おう。誰も怪我をしなくて本当によかった」(タクシー運転手の男性)
「置物とワイングラスが壊れたけど、家は大丈夫だった」(常連のおじさん)
「僕の家は壁が抜けてしまって、もう住めない」(公営住宅に住む男性)
「家は大丈夫だけど、職場の建物が倒壊して仕事がはじめられない。でも保険に入っていたから生活に問題はないよ」(貿易会社社員)
「授業はなくなっても課題の量はそのまま。図書館が閉まっていて本が借りられないから何も進められなくて困ってる。切羽詰まるのは嫌いだし、早く学校に戻りたい。」(大学生・先週の会話)
「余震が怖いので、北島へ行く」(アラビア人・大学生)
「お客さんが減って困る。皆、家で過ごしがちになっているように思う」(レストラン経営者)
「怪我も被害もないけれど、行きつけの果物屋さんと美容院が当分営業しないのが寂しい」(近所のお姉さん)
このように被害の程度、生活の状況は様々ですが、お互いに助け合って日々を過ごしています。
私の家にも、温水タンクの壊れた家の人がちょこちょこシャワーを浴びにきています。
一日も早く、全員が普段どおりの生活に戻れますように。

一日も早く、全員が普段どおりの生活に戻れますように!、という方。
ニュージーランドっていい国ですね、という方。
応援しています!、という方。
クリックで応援よろしくお願いします。


(Noby)