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2010年08月30日

Maruia Springs

先日、友人とMaruia Springsに行ってきました。わーい(嬉しい顔)
Maruia springsは、クライストチャーチから車で3時間ほど。名前の通り、温泉です。
この温泉は日本人の方が経営されていて、ニュージーランド式の温泉のほかに、水着を着ないで入れるPrivate Spaがあることで知られています(こちらの温泉は水着着用で、洗い場がないのが普通です)

到着しました。

100830_1_Noby_maruia.jpg

なんとなく、日本の温泉地と似たような雰囲気です。いい気分(温泉)
早速水着を着て「日本風大衆浴場」へ。

入ってみると・・・おおっ、日本ぽい!わーい(嬉しい顔)

日本の銭湯と同じオケとイス、そして大きな浴槽があります。
お湯の温度は38度。普段浴槽につかることのないニュージーランドの人たちに合わせてあるのだとか。

岩風呂に行こうとしたところ、キウイのおじさんが
「今日は岩風呂寒かったよ!ここ(大衆浴場)のほうがずっとあったかい」
と言うので中止。おとなしく宿へ帰りました。


同じ敷地内にある宿はモーテル風。人数分のベッド、洗面所とトイレというつくりです。
隣にあるレストランは和洋折衷といった感じで、日本風の内装であるものの西洋風の暖炉やピアノがあり、なんだか不思議な雰囲気です。
ここではサーモンとアボカドの巻き寿司をおいしくいただきました。

次の朝は、評判のPrivate Spaへ。
1人〜1家族用の小さな温泉小屋が5件ほど並んでいます。
この小屋には、Maruia Springsで最も熱いお湯が使われています。
お湯の温度は42度。しばらくつかっているとのぼせそうになります。

100830_2_Noby_koya.jpg

温泉小屋はこんな感じです。

丸二日かけてお湯につかり、満足した帰り道。
せっかくなので、道沿いのウォーキングトラックに入ってみました。

100830_3_Noby_scenery.jpg


山、森、湖。森が湖に反射して見事だったので一枚。

100830_4_Noby_beard.jpg

これは、Oldman‘s beard(おじいさんのひげ)と呼ばれる植物。ニュージーランドの中でも、空気の澄んだ場所にしか生えません。


100830_5_Noby_beard2.jpg

こんな感じで、いっぱい木にぶらさがっています。
空気が澄んでいて、適度な水分がある証拠です。

Maruia Springs付近にはSt.James trackと呼ばれる本格的な山歩きコースもあります。
大人の足で5〜7日かかるようなコースなので、山歩きが好きな方は St.James track→Maruia springsで疲れを癒すというコースも楽しめるのではと思います。

ウォーキングトラックがきれいだったので、スキーシーズンが終わったらトランピングに行こうという計画が持ち上がりました。

週末が何回あっても、私には足りそうにありません。黒ハート

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2010年08月26日

カメラを持って行ってきました

先日カメラを持たずに行ったマウントハットスキー場へ、今度はカメラを持って行ってきました。
意気込んで出かけたのですが、マウントハットへ近づくにつれて霧が濃くなり、視界が悪くなりはじめました。
「吹雪でも滑れるし、雹でも滑れる、最悪なのは霧だよね、前が見えないから」なんて話をしながら進みます。

100826_1_Noby_fog.jpg


何も見えません。

山から下ってくる車とすれ違い、いやーな予感がしはじめました。
しかし「ここまで来たから意地でも行こう」ということになり、半ばむりやり山道を進みます。

10分ほどたつと、日光が差しはじめました。
あらっ、と思っていると・・・


100826_2_Noby_sunshine.jpg

ピカピカに晴れてしまいました。晴れ
何で急に?と思ったのですが、

100826_3_Noby_unkai.jpg


答えはこれ。

分厚い雲が見えますか?曇り
なんと私たちは、雲の中を進んできていたんです。
標高の高いマウントハットではしばしばこういうことがあるそうで、標高の低い地点の天気予報は天気が正反対のことも珍しくないのだとか。


予想外の展開に興奮気味の私たちは、早速リフトで頂上へ。

100826_4_Noby_summit6.jpg

Summit six リフト頂上駅。


100826_5_Noby_unkai2.jpg

雲海を見ながらのスキー、贅沢です。

100826_6_Noby_southern.jpg
ゲレンデの反対側。
サザンアルプスの雪景色です。


100826_7_Noby_skiers.jpg

スキーヤーが・・・ぽつぽつ。
日本のスキー場のように、常に衝突に気を使ったり(もちろん注意は必要ですが・・・)トイレに並んだりということがありません。快適です。

たくさん滑って駐車場へ戻ると、


100826_8_Noby_kea1.jpg


住民がいました。
お食事中です。
食後にカメラを向けると、

100826_9_Noby_kea3.jpg

彼はちょっとシャイなタイプだったらしく、一目散に逃げてしまいました。

帰り道にもう一度、雲の中を走ります。

100826_10_Noby_fog2.jpg


前方に車が走っているのが見えますか?

だめもとで行ったスキーでしたが、結果的に大満足な一日でした。

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2010年08月23日

職業体験 第1週目

今日は、先週ご紹介した職業体験の様子についてお伝えしようと思います。
私がお邪魔しているのは、同じ地区内にある大学の環境学研究室です。
ここで、研究室技師の方のお手伝いをしています。
体験期間は10週間。この間に、出来る限りのことを学びます。

私が主に行っているのは、薬品の分類の仕事です。

学部等のあちこちに散らばる薬品を、1つ1つ専用のデータベースで検索し、人体への危険、環境への影響等を調べます。
危険度の高いものは、研究室のコンピュータの「追跡リスト」に入力。

所在と使用上の注意も入力し、薬品瓶に張る「Tracking(追跡)」と書かれたステッカーを印刷して瓶にはり、危険物倉庫の所定の場所に移動します。
1度Trackingステッカーが貼られた薬品は、一定時間以上薬品庫の外へ持ち出せなくなり、使用量・廃棄法の報告が義務付けられます。こうすることで、人体・環境に有害な薬品の紛失、流出を防ぐしくみです。


完成したらコンピュータのデータを、学校と国に提出する予定になっています。

まだ始まったばかりなので、ひたすら薬品の検索、入力、ステッカーの作成を行っています。この作業はコンピュータに向かうため、根をつめて行っていると頭が痛くなってきます。ふらふら
私の頭が痛くなったタイミングを見計らって(?)いろんな人が別の作業を持ってきてくれます。

この研究室では各人が別々の分析を行っているため、各作業の前には必ず研究概要の説明があります。
難しい内容なのですが、大変勉強になります。

私が担当する作業は、溶液作りや測定機器へのサンプルの分注などの分析作業の中でも単純なものですが、外部の依頼人(つまりお客様です)のサンプルを用いているため気が抜けません。

また、私も分析に携わったことになるため、分析結果表には私もサインをします。責任重大です。

とはいえやっぱり雑用もあります。ダッシュ(走り出すさま)

気体の分析に用いたチューブのふたをひたすら取る作業や、建物内の秤を調節する作業、郵便物の宛名書きなどがあります。
作業をしつつ物の場所を覚えたり人の名前を覚えたりしているうちに、1週目はあわただしく終わりました。

10週間で全ての薬品を整理し‘Super’になる道のりはまだまだ長そうです。ひらめき


2週目以降の様子もまた、報告しますねるんるん

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2010年08月19日

ハプニングだらけの誕生会

8月は私の誕生月です。
もう20代も半ばというところなのですが、なんとフラットメイトのひとりが誕生会をやろうと提案してくれました。黒ハート

「友達呼んで、バーベキューでもしようよ♪」と、彼女。
ニュージーランド風のバーベキューでは大きなグリルを外で使うのですが、あまりに寒かったので(こちらは現在日本と逆で、真冬です)ホットプレートに変更わーい(嬉しい顔)
友人にメールをし、10人ほど私の友人や、フラットメイトの友人を呼びました。

いきない思い立ったので、準備もいきなりです。
私が肉や野菜、飲み物を買いに行き、彼女がケーキを焼くことになりました。
彼女がケーキをオーブンに入れたとき、家の電話が鳴りました。

受話器をとった彼女は、なんだか電話口でもめている様子。
しばらく話をした後、すごく申し訳なさそうに私の方へやってきました。

「Noby,ほんとにごめん、今日いきなりバイト先に、VIP予約が10人入ったらしい」もうやだ〜(悲しい顔)

彼女が働く日本料理店は、ニュージーランドで3本の指に入るお金持ち(!!)が来店するという高級店。彼らの予約は「VIP予約」と呼ばれるらしく、スタッフ総出で対応するのだとか。

「2時間ほどで戻れるらしいからちょっと行ってくる、ケーキは帰ってきて焼きなおすから。悪いけど先にはじめててくれる?」

問題ないよ、と彼女を送り出し、私は残りの準備にとりかかりました。

一人ずつ、友人たちがやってきます。
キウイ、中国人、インド人、韓国人、ネパール人。
いろんな国籍の人があつまって、話も弾みます。

全員があつまったので、バーベキューを始めることにしました。
・・・ところが。
インド人とネパール人の友人が、まったく箸をつけません。ふらふら

どうしたのかとたずねたところ、インド人の友人が「宗教上ベジタリアンで、インド人の私はチキンが食べられるけれど、ネパール人の彼女はチキンもだめ、野菜も一緒に焼いてしまうとだめ」とのこと!
じゃあケーキを先に・・・と思ったら、そういえば・・・まだ焼けてない!!

招待者の半分がインド人だったので、チキンがすぐに底をついてしまいました。
ネパール人の彼女のこともあり、慌てて彼らの分のベジタリアンピザをオーダー。
やっと皆が食事を始めました。
しかしながらバーベキューも、中国人と韓国人の男の子ががんばってくれて(?)ほとんど残ることなく終わることができました。


バーベキューが終わったのですが、デザートがまだ出来上がっていません。
フラットメイトの仕事はどうやらかなり長引いているようです。


お酒を飲まない人が半分以上を占めていたので、なんだか皆手持ち無沙汰な感じになってきました。
そこで、いざというときのために用意していた、ジェンガ(木のブロックが塔の形に積み上げられていて、1人1ピースずつ引き抜いていき、塔を崩した人が負け、というゲーム)をすることにしました。

パッケージには「対象年齢6歳」とかかれていましたが、これが大当たり。
負けた人は1人でダンスを踊るという罰ゲームがあったせいもあり、皆かなり熱が入ります。
塔を崩しては踊り、また塔を組み立て、と繰り返しているうちにすっかり時間も遅くなりました。

そろそろ、お開きの時間です。
玄関まで送ろうとすると、
「じゃあ、帰る前にギフトをどうぞ」と友人の1人が可愛らしい小包をくれました。
開けてみると、中にはイルカのガラス細工と私の大好きなチョコレート揺れるハート

他の友人たちも、ワインのボトルキーパーや手編みのストール、伝統工芸品のポーチ、そして可愛いバースデーカードなどをくれました。

いきなり呼んで来てくれただけでも嬉しいのに、プレゼントまで用意してくれて、なんだかすごくじーんときました。もうやだ〜(悲しい顔)

皆を送りだすと、なんだかどっと疲れてしまい、食器を水につけてすぐベッドへ寝に行ったのですが、真夜中にフラットメイトの男の子に起こされました。


「Noby、Noby、大変、ちょっと台所に来てよ!」と言うので眠い目をこすりながら台所へ向かったところ、台所で火が燃えているのが見えました。
寝ぼけ眼に、火事か?!と思いあわてて走っていったところ、その火は火事ではなくて、なんとケーキとろうそく。

Happy Birthday to you〜るんるん
と、起こしてくれた男の子と結局バイトから帰ってこなかったフラットメイトが歌ってくれました。


「結局帰ってこれなくて、12時まわっちゃった。ごめんね」と、ケーキを焼いてくれた彼女。
・・・この真夜中に、ケーキを焼きなおしてくれただけで十分です。
ケーキはその場でおいしくいただきました。

なんだかすごくあわただしかったけれど、皆の気持ちを感じてすごく幸せだった誕生会でした。いい友達がたくさんいて、私はとても幸せです黒ハート


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2010年08月16日

言葉の力。

留学後、私を悩ませた英語表現があります。


それが’No, thank you.’。


簡単な単語ばかりで言い回しとはいえないほど短いものですが、とっさのときにうまく出てこなかったんです。

なぜなら、Noと thank youという、日本語的には反対の意味を成すものがセットになっているから。
「いいえ」と「ありがとう」は私の頭の中で全く別の経路を形成しており、なかなか同時に出てこなかったんです。

つい、’No, sorry’と言っては、友人や店員さんに「謝らなくていいよ!」と言われていました。

実際’No, thank you.’を意識せずにいえるようになったのは、留学後一年以上が経ってからでした。
他の言葉に比べて、かなり時間がかかったように思います。

すんなり’No, thank you.’が言えるようになってからさらに一年が経ちました。
今日友人と話していると、友人が一言。
「Nobyって、最後に大抵『まあ、いい奴だけどね』って言うよね」
何のことかさっぱりだったので詳しくきいてみると、話をするときの私の癖なんだそうで、

「○○先生の授業、ずっと板書だから眠くなるわ・・・○○先生好きなんだけどね」

「△△が製菓用のクリームチーズ、昼食代わりに丸かじりしてたんだよ!一つまみもらったらありえないくらい脂っこかった、まあ△△らしいけどね」

果ては人以外にも、

「この魚、生臭い!まあ、魚好きだからいいんだけどね」

「車に鳥のフンが!・・・まあ、鳥好きなんだけどね」

癖というのは自分ではわかりにくいもので、こういわれて初めてそうなのかなあと考えました。

留学前にはこんな癖なかったよなあ・・・と考えた末、行き着いた結論が冒頭の’No, thank you.’だったんです。

私の頭の中の「No, thank you回路」が、否定語と肯定語を共存させるのに一役買っているのではないかと思ったんです。

結局本当のところは分かりませんが、友人は「でも悪くない癖だよね」と言います。

彼曰く、否定的な文章でも最後に肯定的な要素があるために、きつく聞こえないのだとか。

確かに、笑って終わる会話のほうが気分が良いものです。
現在、大嫌いなものもなければ絶望的に大きな悩みもなく、友人にも恵まれ充実しています。わーい(嬉しい顔)

もしかすると、「No, thank you回路」の恩恵は意外と大きいのかもしれません。かわいい

何か最近笑ってないなと思ったら、Noを言うときだまされたと思って’No, thank you.’と言ってみてください。

もしかしたら、いつもよりちょっとハッピーになれるかも知れません。揺れるハート


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2010年08月12日

Halswell quarry park

今日は快晴、気温も高め。晴れ

学校が終わってからアルバイトまで約2時間。

晴れすぎて落ち着かないので、学校帰りにバードウォッチングに出かけました。

向かった先はHalswell quarry park。石切り場の跡地です。
ここで必ず出会えるのは、black bird, Starlingなどの街の鳥のほか、fantailやsilvereye(日本のメジロの亜種)などです。
Bell birdが鳴いているのでいつも探すのですが、まだ出会えていません。

・・・と、いつも鳥の話ばかりしているので、今日は趣向を変えてみようと風景・植物の写真を撮ってきました!!順に紹介します。わーい(嬉しい顔)

公園の見た目はこんな感じ。

100812_1_Noby_park.jpg

頂上に小さく見えるフェンスまで、丘をぐるりと歩きます。

100812_2_Noby_stone.jpg

ごつごつした岩肌の正体は、Halswell stone。きれいな層状の良質の岩で、ここが石切り場であった理由でもあります。


植物なんて生えなそうですが、実際歩いてみると面白そうなものにたくさん出会えます。

100812_3_Noby_tree.jpg

オレンジと紫、それに葉の緑のコントラストが美しい木の実。



100812_4_Noby_tree2.jpg

春に向けて着々と準備中。



100812_5_Noby_flower.jpg

見事なピンクの花。



100812_6_Noby_flower2.jpg

葉の形も花の形も変わっている木。実際どの部分が花なんでしょうか??

私は植物に詳しくないので名前はまるでわかりませんが、植物観察に行ってもここは面白い場所だと思います。

黒ハート


同じ敷地内にニュージーランドの固有植物ばかりを植えたスペースやドッグランもあり、平日にはEcology(生態学)やGeology(地理)の授業の一環でやってきた学生たちやジョギングをする住民で、休日には犬を連れた家族連れでにぎわいます。


そして、犬を飼っていない動物好きさんも


100812_7_Noby_sheep.jpg


きっと満足するはずです :)



頂上からの景色はこんな感じ。

100812_8_Noby_top.jpg

しまった、暗い。

頂上についたころには日がかたむき、風が急に冷たくなりました。
日が高いうちにのぼりきれば、もっと地面の緑がきれいです。


公園でしっかり日光を浴びて、気分もリフレッシュ。るんるん

明日もまた、元気に頑張れそうです。わーい(嬉しい顔)


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(Noby)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(4) | ニュージーランド

2010年08月09日

職業体験

現在私の在籍しているコースの必修科目に「職業体験」があります。ひらめき

職業といっても何でもいいわけではなく、学部長が指定した化学系研究室や、食品を扱う会社の研究室に限定されています。

とはいえ、学部長がしてくれるのは職業体験を受け入れうる企業を公示するところまで。

その後は自分で会社や研究室とコンタクトをとり、面接をしてもらいます。

学校からの紹介とはいえ、面接後に採用されるかは学生次第です。
応募が集中した場合は書類選考がなされ、通過した人のみに面接の案内が来ることもあります。

というわけで、私も今学期が始まった直後から職業体験の準備を始めました。わーい(嬉しい顔)
まずは相手と連絡をとり、履歴書を受け取ってもらうところからです。

ニュージーランドでは、履歴書はCVと呼ばれます。

日本のように手書き用の市販のものはなく、キャリアセンターやインターネットを参考にしながらコンピュータで作成します。
私の場合はキャリアセンターの模範CVをダウンロードし、自分の専攻にあわせてつくりかえました。

次に、どこに連絡するかを決めます。
日本のシステムとは異なり、1度に1社のみ応募する形式なので、みんなかなり慎重に選びます。
私は近くの大学の、環境学研究室に応募しました。
応募方法は会社や研究室によって異なりますが、私のところはEメールだったので、出来立てのCVを添付しました。

数日後、メールが返ってきました。
「面接の日取りを決めたいのですが、希望日はありますか?」とのこと黒ハート
まずは第一関門クリアです。

面接は翌週の月曜日になりました。
週の頭に面接を控えていると、なんだか週末も落ち着きません・・・。

月曜日。
午前11時に面接です。
緊張して朝早く目が覚めてしまい、かなり早めに大学についてしまいました。
研究室の場所を確認し、近くのカフェで緊張をほぐします。

気合を入れて研究室へ向かいます。
せっかちな性格はこういうときに現れるもので、やっぱり早めに着いてしまいました。
近くに貼ってある研究内容のポスターをながめていると、廊下の端から背の高い男の人が歩いてきました。

男性「Nobyさんですか」

Noby「はい、そうです」

男性「はじめまして、僕がメールのRogerです、さあ入って」

Noby「ちょっと早いですけどいいんですか?」

男性「大丈夫大丈夫」

背の高い人の正体は、面接のためのメールをやりとりしていたロジャーさんという男性でした。緑のセーターがよく似合い、人のいい感じが伝わってきます。わーい(嬉しい顔)
ちょっとまっててね、と言うと、ロジャーさんはこれまた背の高い女性を連れてきました。

ロジャーさん「この方が、Nobyさんが一緒に仕事をするリアンさんです。この大学で物品の納入と安全管理の仕事をされています」

Noby「はじめまして」

リアンさん「はじめまして、Nobyさんね、読み方はこれでいいのかしら」

お互いに簡単な自己紹介をした後、彼らは仕事内容について説明してくれました。

ロジャーさん「法律が変わった関係で環境学部の薬品庫を建て替えたんだけど、まだ倉庫がからっぽなんだ」

Noby「なんでですか?」

リアンさん「薬品の使用規制が厳しくなって、これまでより多くの薬品の使用記録をつけなきゃいけなくなったの。動かすときも記録しなきゃだめで、どこにどれだけあるかが完全に記録されてないとだめなんだけど・・・」

ロジャーさん「どれが記録する薬品、どれがしなくていい薬品っていうのをわけて、必要な分だけ記録用の帳簿をつくらなきゃいけないんだ。それを作って、薬品の移動を完了するのが君の仕事になる。今後の薬品の管理は全て君の帳簿を元になされることになるよ」

リアンさん「あなたの学校では薬品に関する法律を必修科目で教えるときいたから、今回募集を出したの。早くこの仕事を完了するように国から言われているんだけど、私もロジャーさんも忙しくて手付かず。じゃあ、薬品庫に行きましょうか」

2人が案内してくれた薬品庫は学校の教室ほどの広さがあり、天井までの高さの棚に薬品がびっしり並べられていました。

リアンさん「これと同じ薬品庫がもう1つ。かなりの量だからもちろん私も手伝うよ」

ロジャーさんの部屋に戻りました。

ロジャーさん「君がhappyなら契約書にサインしてもらおうと思うんだけど」

Noby「Happyです、10週間でなるたけ終わらせられるようにがんばります」

リアンさん「10週間これを進めてくれる人がいるだけでhappyよ、全部終わればあなたsuperだわ」

・・・というわけで、あっさりと採用になりました揺れるハート

これから10週間、週の前半はここで薬品整理の仕事をする予定です。

また仕事の様子を報告しますね♪

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posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | 学校

2010年08月05日

スキーに行ってきました。

なんとなく早く目覚めたけれど、授業が休みで一日暇だった先週水曜日。
リビングでコーヒーを飲んでいたら、フラットメイトが起きてきましたるんるん

フラットメイト「寒いなあ」

Noby「寒すぎる」

フラットメイト「腹立つくらい晴れてるなあ」

Noby「家にいるのはもったいないね」

・・・30分後、私たちは車にのってハイウェイを走っていました黒ハート

ルーフラックにスキーを積んで、向かった先はマウントハット。
ニュージーランドではクイーンズタウンに次いで有名な大型スキー場です。雪

2時間弱で到着、天気は快晴。晴れ

山の日差しが雪に反射して、きらきらしています。
慌てて出てきてカメラを忘れたのが悔やまれる景色でした。

スキー大好きな私たちは、早速スキーをかついでゲレンデへ。
フラットメイトはすでに今年5度目以上のスキー(!!)、私は帰国していたのもあり初スキーです。

リフト券を買い、リフトへ。
リフトの上からスキーヤー・スノーボーダーたちの様子を見ると、斜面は固そうです。
標高が高くて気温の低いマウントハットスキー場には、斜面がしっかりしまっていてゆるみにくいという特長があります。午後になっても、まるで午前中のコンディションなんです。
また、変化に富んだコースのため、スキーヤーもスノーボーダーも楽しめます。

広いゲレンデにはジャンプ台もつくられており、たくさんのスノーボーダーがジャンプの練習をしているのが見られます。
私も一回跳んだのですが、お尻から着地して腰が抜けました。
・・・難しいです。

最初の数回は緩斜面で体を慣らし、それから頂上へ。
さえぎるものが何もない頂上は強い風が吹き、晴れでも粉雪が舞っています。
コンディションは最高、何度も滑り降りては上がって、を繰り返しました。

昼前にはお腹がぺこぺこになってしまい、食堂へ。
ニュージーランド名物(?)のフライドポテトをたらふく食べました。
お腹が一杯になったので少し昼寝をし、またゲレンデへ。
頂上から数本、中間地点でまた数本、ベースからのリフトが数本出ているため、
全部違うコースを滑ったとしても丸一日楽しめます。わーい(嬉しい顔)

丸一日満喫して、家路につきました。
・・・しかし、その日満足しても数日後にはまた行きたくなってしまうのがスキーの困ったところ。

次はいつ行こうか、と友人やフラットメイトと思案しています。

今月は少し忙しそうなのですが、暇を見て、今度はカメラを持って行きたいと思っています:)

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posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(6) | 旅行・イベント

2010年08月02日

田舎大好き?!

先週木曜日、私はどきどきしながら教室にいました。ふらふら

なぜなら、必修である分子生物学の最初の授業だったからです。
・・・私にとっては初授業だったのですが、他のクラスメイトたちにとっては2度目の授業。私は最初の授業を、日本にいたために逃してしまっていたんです。

この授業を担当するバーバラ先生は、実力主義で容赦なく生徒に不可をつけることで有名。もうやだ〜(悲しい顔)
Eメールで欠席の連絡をしてはいたものの、欠席者には特別小テストがあるといううわさもあり心配だったんです。

バーバラ先生が教室に入ってきました。
皆雑談をやめ、席につきます。
先生の第一声はこれでした。exclamation

先生「先週日本から帰ってきた人はどこ?」

Noby「は、はい!」

先生「はじめましてわーい(嬉しい顔)

Noby「はっ・・・はじめましてがく〜(落胆した顔)

先生がニコニコ笑顔だったので、小テストを覚悟していた私は拍子抜け。
隣に座っていたクラスメイトが私を小突きました。

クラスメイト「バーバラ先生、日本から学生が来るって楽しみにしてたよ」

Noby「なんで?初めてじゃないと思うんだけど・・・」

クラスメイト「さあ・・・」

頭の中がクエスチョンマークで一杯の私をよそに、先生はごきげんで授業をはじめました。

昼休み。
コーヒーを買いに外へ出ようとすると、バーバラ先生に呼び止められました。

先生「あなた、日本のどこから来たの?」

Noby「○○市のあたりです」

先生「あたり、ってことは正確にはどこ?」

分子生物学が専門の先生は、正確な情報が好きなようです。

日本地図を書いて説明しました。

Noby「このへんの、田舎です」

先生「田舎!私、田舎大好きなの!」

Noby「なんでですか??」

私のこの質問を皮切りに、先生は田舎の魅力について話し始めました。
何でも日本が好きで何度か観光に行ったことがあり、主要な観光地はほぼ網羅したけれど、一番印象に残っているのは誰も外国人観光客のいなかった田舎なのだとか。

先生「そこで民宿にとまったんだけれど、そこでの体験が面白かったの。タタミの上に小さなテーブルと小さなお茶セットがあって、縁側のドアをあけたらきれいな庭が見えて、時間になったら布団を下ろしにきてくれて。きれいに片付いていて、布団をしまうからかもしれないけれど、ぜんぜん狭苦しくなくて居心地がよかった。すごくステキなシンプルライフだと思ったわ」

その旅館の料理も美味しかったようで、いまだに忘れられないそうです。

しかしながら、話の最後に私の頭に疑問が浮かびました。

Noby「ところで先生、なんだか最初から私が田舎から来たって分かってたような口ぶりでしたけど、知ってたんですか?」

先生「知ってた。デイビッド先生(別の授業の担当の先生)とNobyさんのEメールの話になってね」

Noby「はい」

先生「デイビッド先生が、Nobyは昨日、日本で草取りをしていたらしい、って言ってたから、きっとそうだと思って」

Noby「・・・」

じゃ、また午後の授業でね♪と言うと、バーバラ先生はごきげんで去ってゆきました。

学科一厳しいバーバラ先生との初対面がまさかこんな感じになるとは思いませんでしたが、結果オーライです黒ハート

さて、今日も授業です。
期待(?)を裏切らないように、頑張ろうと思います。
では、行って来ますexclamation


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(Noby)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | わたしの出会った人たち