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2010年07月29日

載せられなかった写真たち その4 クライストチャーチの隠れ名所

さて、父の写真特集(?)も今日が最後です。
今日は、観光ガイドには載っていない可能性の高い、バスのルートにもないクライストチャーチの隠れスポットをご紹介したいと思いますわーい(嬉しい顔)

それは・・・カシミヤヒル!
何それ?と思われるかもしれませんが、ヒルというのは丘を意味します。
カシミヤという名前の丘なんです。
カシミヤヒル自体は別の観光名所と一緒によく観光ガイドに載っているのですが、隠れスポットを楽しむポイントはそこを訪れる時間なんです。
明るいうちではなく暗くなってから、バスも通らない山道(一応舗装されていますが)を山頂へ向かって進みます。

丘なので目立って「ここが頂上です!」という場所はないのですが、ところどころにカフェの駐車場や、サイクリングやトランピングを楽しむ人たちのための駐車場があるんです。
そこから、クライストチャーチ全体の夜景が見えるんです。黒ハート


100729_1_Noby_night.jpg


意外とまぶしくてびっくりじゃないですか?
クライストチャーチは小さな街ですが、カシミヤヒルは真っ暗なので、夜景が際立ってきれいなんです。
写真を撮った日は曇っていましたが、晴れの日は星や月もキラキラしてきれいなんですよ。

難点は、歩きやバスでは行けないこと。
車を持っている方や観光のためにレンタカーを借りる予定の方、クライストチャーチに車を使える知り合いがいる方に限定されてしまいますが、チャンスがあれば行ってみる価値はあると思います!

「なんだ、バスやトラムで回る予定だから行けないじゃないか・・・」と思った方、ご安心ください。
この夜景は、同じくカシミヤヒルにあるゴンドラからも見ることができます。
ゴンドラは有名なので、街の観光案内所でチケットの予約をしたり、バスの案内頼んだりすることができます。
夜景を見る角度と時間は限定されますが、十分楽しめます。
もちろん、ゴンドラは昼に行っても楽しめます。
クライストチャーチ全体&海岸線が見渡せるのはもちろんなのですが、ガイドブックに書かれていない注目ポイントは・・・地面です!

100729_2_Noby_gondra.jpg

この岩と草の感じ、どこかで見たことがありませんか?
・・・そう、映画「ロード・オブ・ザ・リング」で馬が駆けていた草原、それと同じ草が生えているんです。ファンの方は必見です。景色を見渡す合間に、地面も眺めてみてください。

この場所で実際に映画が撮影されたわけではないのですが、この映画が大好きな方はクライストチャーチから本物のロケ地に行くことも可能です。
何箇所かロケ地があるらしいのですが、最寄りの場所は車で3〜4時間、バスも週数回は出ているはずです。
私は友人の車で行ったので、バスで行ってみたいという方は旅行代理店か、観光案内所で確認してみてください。

それでは今日はこのへんで :)
また写真を撮ったらアップしたいと思いまするんるん



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2010年07月26日

載せられなかった写真たち その3 市内観光

今日は、クライストチャーチ市内の様子を撮影した写真をご紹介しようと思います。
クライストチャーチに留学している私のような留学生にとって、市内は身近すぎてめったに写真に撮らない場所です。
しかしながら父の写真を見て「やっぱり観光名所だけあって、なかなかきれいだなあ」と再認識しました黒ハート

まずは、クライストチャーチのシンボルである大聖堂です。

100726_1_Noby_church.jpg

目の前にあるのは天井ほども高さのあるパイプオルガンです。


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精巧なステンドグラス。
人物の表情までちゃんと描かれています。

また、あまり知られていませんが、大聖堂にはてっぺんにつながる階段があります。
人一人分の幅しかない上段差が大きく(建築当初のままの石の階段なんです)、かつ最後ははしごでのぼらなければならない造りになっているのですが、少々の階段や高いところは平気!という方にはぜひトライしていただきたい場所です。
大聖堂の頂上からは、クライストチャーチ市内が見渡せます。

父とのぼった日は雨だったので、

100726_3_Noby_shops.jpg

大聖堂広場ののみの市や屋台が、カラフルなパラソルを出しているのが見えました。
展望台は東西南北の4方向にあり、それぞれ違った景色が楽しめます。

大聖堂から西へ歩くと、観光案内に必ず出ている植物園へ行くことができます。
歩いても行ける距離なのですが、今回はコレを使いました。

100726_4_Noby_tram.jpg

路面電車、トラムです。
一両のみの観光路面電車で、街の観光名所をぐるりと一周することができます。
レトロな雰囲気の車内は、いつも観光客でいっぱい。
停車駅が近づくたびに鳴る鐘の音が、なんとも良い感じです。

植物園につくと、

100726_5_Noby_chick.jpg

アヒルの親子とカモメがお出迎え?・・・いや、皆好き好きに時間を過ごしているだけみたいです。この植物園では、人間も鳥ものんびり過ごしています。
川が流れて小船がゆきかい、小さな広場ではお兄さんがバグパイプを演奏しています。

植物園内の様子を少し。

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よく手入れされた芝生と満開の花

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見事なアジサイ。土と水の良いニュージーランドでは、日本でよく見る花が巨大化(?)していて驚くことがしばしばあります。このアジサイ、私の背丈以上はあって迫力があります。全貌は写せませんでしたが、この一帯一面にアジサイが植えられていて、すごく良い眺めでした。

市内には他にも、以前ご紹介したカジノや追憶の橋、エイボン川でのパンティングなどが楽しめます。
少し中心部から足をのばせば、歴史ある大学の建物や、私の大好きなウィロウバンク(野生動物保護区)そしてゴルフ場に行けます。

次の日記では、クライストチャーチの隠れスポット(?)をご紹介しようと思っていますので、そちらもお楽しみにるんるん

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2010年07月22日

載せられなかった写真たち その2 アーサーズパス

今日は、父と行ったアーサーズパスの写真を紹介しようと思います。
昨日たまたま日本のテレビでクライストチャーチの様子が放映されており(しかも丸々一時間をクライストチャーチに使った特集でした!)、父と「あそこに行った、ここにも行った、このカフェでごはんを食べた、でもあそこはまだ行ってない!」と盛り上がりました黒ハート

先日写真を載せたアカロア、今日紹介するアーサーズパスもばっちり放映されていました。
もしかするとご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

今日ご紹介するアーサーズパスは、クライストチャーチから車で3時間〜5時間、電車で2時間半の場所にあります。
おすすめは、やっぱり電車の旅です。exclamation

100722_1_Noby_villa.jpg


カンタベリー平野らしい田園風景や

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サザンアルプスの山並みが見られます。
(途中で休憩に降りた駅にて。夏なので山が緑ですが、冬には雪化粧をして真っ白なんだそうです。)

この電車は西海岸のグレイマウスが終点なのですが、父と私は日帰りを予定していたため途中のアーサーズパス駅で下車。
ここで電車好きの父が一枚。


100722_3_Noby_train.jpg

電車はこのような谷あいを進んだかと思えば、いきなり川を見下ろす鉄橋に出たりします。
2時間乗っていても飽きません。


駅についたら、とりあえずコーヒーを一杯。

100722_4_Noby_coffee.jpg

おいしい牛乳たっぷりのラテやカプチーノは、ニュージーランドに来た誰もが間違いなく一度ははまるおいしさです。
父はこれを「牛乳コーヒー」と名づけ、何かあるごとに注文していました。

カフェでは、こんなお客さんに出会えることもあります。

100722_5_Noby_kea.jpg

野生の肉食オウム、ケアです。
肉食というとちょっと怖いイメージですが、ぜんぜんそんなことはありません。
ラグビーボールほどもある巨大さですが、愛らしい顔と旺盛な好奇心、そして「キィィーァ」という独特の鳴き声(名前の由来ともなっています)の、個性的で可愛いやつです。
彼らは、人間&黒くてやわらかいものが大好き。
人が外でコーヒーを飲んでいたら寄ってくる上、車のタイヤ・ワイパー、そしてリュックサックの部品などを無心にかじっている姿に出会うこともしょっちゅうです。

一服したあと、父と私は短時間で往復できるウォーキングトラックに入りました。
重装備がいらず、かつ美しい景色を見られるアーサーズパスのウォーキングトラックは、観光客に人気があるスポットのひとつです。
長さもさまざまで、いろいろな経路があるため、観光客でごった返してしまわないところも私は良いなあと思っています。

トラックに入ると、森はシンと静まり返っていました。
時々思い出したように小鳥が鳴き、気持ちの良い風が吹き抜けます。

小一時間歩くと、折り返し地点にたどり着きました。
そしてそこには!

100722_6_Noby_waterfall.jpg

滝!
フレームにおさめるのに苦労するくらいの高さの滝が、ごうごうと音をたてていました。
木製の展望台が設置してあり、これ以上近づくことはできませんが、滝つぼから流れ出る小川で水遊びをすることができます。
小川まで一緒に撮りたかったのですが、フレームに入らず・・・でした。

この後いくつかウォーキングトラックをまわり、行きと同じカフェでレモネードを飲んで家路に着きました。
帰りの電車は二人ともくたくたで、ついつい居眠り。
クライストチャーチ駅につくころには日がかたむき、きれいな夕日が見えました。
電車の景色を楽しむもよし、カフェでケアと遊ぶもよし、山歩きもよし、思い切ってグレイマウスまで行っても良し。
電車の旅にはいろいろな楽しみ方があります。

アーサーズパスは、家族で出かけても、皆がめいっぱい楽しめる場所だと思います。おすすめです。

次の日記では、市内観光の写真を掲載しようと思っています。
お楽しみにるんるん

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2010年07月19日

載せられなかった写真たち その1 雨のアカロア

今日は、以前ご紹介した私の父の「アーサーズパス旅行記」で載せることのできなかった写真を掲載したいと思います。

旅行記をアップしていた当時なぜ写真が載せられなかったかというと、私が写真のデータをもらい忘れたまま父が帰国してしまったからなんですね。ふらふら
先日父がニュージーランド旅行のアルバムを見せてくれ、ふと「そういえばまだ写真をブログにアップしてない!」と、思い出したんです

なにやら一生懸命撮っているなぁ・・・ということしか知らなかったのですが、アルバムいっぱいになった写真を見て旅行の思い出がよみがえりました。

今日は父とクルーズに行ったアカロアの様子を紹介しようと思います黒ハート


写真の前に、アカロアについてもう一度・・・
アカロアは、南島クライストチャーチの東側にある小さな港町です。
漁業と共に、抜群にきれいな自然を生かした観光業がさかんです。

クルーズの日はあいにくの雨でしたが、結構きれいに写っていますよるんるん

100719_1_Noby_cruser.jpg


私たちが乗ったクルーザーです。このクルーズはニュージーランド自然ツアーのコンテストで優秀賞を受賞しており、おすすめです。


100719_2_Noby_akaroa.jpg

高台から見たアカロアです。入り組んだ海岸を小型クルーザーで進みながら、野生動物を探します。


100719_3_Noby_coast.jpg


海岸には家がポツポツ、残りは広い草原と森林です。
写真を撮ったのは夏のため、草原は乾燥して茶色くなっています。夏に乾燥し、冬に湿っぽくなるのがニュージーランドの気候の特徴です。


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沖へ出るほどに、クルーズ仲間が増えてきます。ニュージーランドイルカの背びれがみえますか?


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ちょっとぼやけていますが、海の色がすごくきれいに撮れているので載せます。

ニュージーランド周辺の海は栄養分が豊富で、独特の青緑色をしています。栄養分のため透明度が低く、熱帯とは違った独特の美しさがあります。


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ウミウの群れです。岩が白いのは雪ではなく、なんとウミウのフンなんです。がく〜(落胆した顔)
えーっ、と思われるかもしれませんが、最近ニュージーランドの生態系における栄養素の循環に海鳥(とそのフン)が大変重要な役割を果たしていることが分かってきたため、海鳥たちも、そのフンもすごく熱心に研究されているんですよかわいい


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締めは・・・断崖上の羊たちです。
写真下部の岩の下は海で、羊たちが草を食んでいる斜面も斜度45度はあります。
この羊たちは一体どこから来たんだ?と観光客の注目を集めていました。
本当にどこにでも羊がいる、ニュージーランドならではの風景です。


もうすぐ日本の学校は夏休みですが、夏休みにニュージーランドに来られる予定があればぜひクルーズをおすすめします揺れるハート
ニュージーランドは冬なので海の上は寒いでしょうが、雪化粧した山並みと澄んだ空、そして野生動物が見られるはずです :)

次回は、アーサーズパスの写真を載せたいと思います。
お楽しみにハートたち(複数ハート)


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2010年07月15日

電話をありがとう。

今回の一時帰国の前に、国際電話カードに50ドルを入れ、リビングにメッセージと一緒に置いてきました。
「なんかあったら電話よろしく!」・・・と。

そうしたら、何もないのに電話をくれるようになりました揺れるハート

私は現在一時帰国中で携帯電話を持っておらず、電話は実家の固定電話にかかってきます。
電話が鳴った後、母が受話器を持って困っているか、父がハロー、ハロー・・・と会話を試みているのがサインです。

すかさず受話器をとると「今なにやってんの?まだjob hunt? 長いんだねー」と、いつもの調子の友人の声が聞こえます。
就職活動や法事等々で張っていた気持ちが、良くも悪くも抜けてしまう瞬間ですわーい(嬉しい顔)

留学後にできた友人には、今まで中学・高校・大学とつきあってきた友人達とは違った良さがあるように思います。
特にフラットをシェアして寝食を共にしている友人達への思いは特別なものがあります。
友人というより兄弟的な、全く気を使わない関係が築けたことは本当にラッキーだったと思います黒ハート
ケンカをしたり、いやーな思いをしたことも無くはありませんが、それらも長期的に見ると「この人はこういう人なんだな」という理解をする大きな助けになっています。


整理整頓や掃除が苦手だった私に自然にお手本を見せてくれた人。

とびきり料理が上手で、今まで食べたことのないものをたくさん食べさせてくれた人。

車の免許がなかった頃、夜景を見に丘の上までドライブに連れて行ってくれた人。

お前のこういうところが気にいらん!と、事なかれ主義の私にケンカをふっかけてくれた人。

・・・いろんな人がいました(います)が、全部私の糧になっています。ぴかぴか(新しい)


一緒に生活をし、過ごす時間が長いからこそ、それまでの友人とは共有することのなかったものを共有する体験ができたと思います。


そんなことを考えている間にも、友人は話し続けます。

友人「聞いてよ、昨日○○(フラットメイト)が窓締め切ってニンニクステーキ焼いてね、家が臭くなっちゃったんだよ」

Noby「ありゃりゃ。けんかになったん?」

友人「ううん、ニンニク使うときは窓あけるか換気扇つけてね、って言っただけ、そうしたら今日ね」

Noby「どうしたの?」

友人「○○が、懲りずにヒラメを丸々一匹、窓も換気扇も締め切って焼いたんだよ。家がめちゃくちゃ魚臭い、そりゃニンニクは使ってないんだけどさ」

Noby「わーい(嬉しい顔)(笑)」

生活習慣も食べるものも、同じ英語を使っても解釈が違う人どうしが住んでいるわけですが、
行き違いがあってもこうやって笑ってしまえる関係だからこそやっていけているのかなあ、と思います。

語学習得のために留学をされる方が多いと思いますが、もしかしたら語学に加え「一生ものの友人」というステキなおまけがついてくるかもしれません。

友人は家が臭いという話をして満足したらしく、電話を切りました。
「あと半分お金残ってるから、また電話する」とのことでした。
今度はどんなしょうもないことで電話してくるんだろう・・・と思ったら、なんだかほほえましくて一人で笑ってしまいました。


今書いていて思い出したのですが、そんなに臭いのなら私の部屋の窓を一日開けて欲しい、とお願いするのを忘れました。がく〜(落胆した顔)

・・・こんなしょうもないことですが、今度は私がかけようと思います。

やれやれ。でも、電話するのを楽しみにしている私がいます。黒ハート


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2010年07月12日

日本面接体験記。

今日は、先日受けた最終面接のレポートをしようと思います。プレゼント

一時帰国中に就職活動を終えてしまいたい留学生にとって、試験や面接の回数というのは結構大きな心配事だと思うんです。

例えば、

一次書類審査
→審査に一週間
→審査数日後に一次面接
→審査に一週間
→その数日後に役員面接
→審査に数日
→最終面接
→数日後に内々定、

というよくある形の面接を受けたとして、最低一ヶ月は要するものがほとんど。
かつ、数社〜数十社受けなければならない現在の状況で、イースター休みは一ヶ月未満、ターム休みもぎりぎり一ヶ月程度の大学留学生にとって、安心して内定を得るのはかなり厳しいのは明らかです。

そこでぜひ利用してほしいのが、先日の日記に書いたマイナビ・CFN等の海外留学生用フォーラム(一次試験を1日数社受けられたり、フォーラム中+1回の面接で内定が出たりします)、そして私の使った手である直接の問い合わせです。黒ハート


面接までこぎつけるのが大変ですが、一度約束を取り付けることができれば、一日で試験・面接を終えることも可能です。

相手の人事の方をつきっきりにさせてしまう以上、志望度の高い企業に対してのみ用いるべき手段ではありますが、「一時帰国中に出来ることは全てやりたい」と考えている方にはお勧めの方法です。


さて、本題に戻ります。

先日、問い合わせによって試験と面接の約束をした企業へ面接に行ってきました。
約束の部屋へ行くとすぐ、お世話になっている人事の方(Aさんとします)が挨拶に来てくださいました。はじめましての挨拶をし、軽く雑談をします。


Aさん「今日あなたをお呼びしたのにはわけがあるんですよ。何人かあなたみたいに弊社規定の履歴書を出していただいた方はいるんですが、その中であなたをお呼びしたのは履歴書が面白かったからなんです。」

Noby「面白かった、といいますと?がく〜(落胆した顔)

Aさん「希望職種の欄ね、ぜーんぶ丸つけられてたでしょ。採るなら何でもやる気概のある人にしようという方針がありましてね、この人は面白いなあと。普通遠慮して全部は丸しないでしょう。」

Noby「・・・・(恥)」

Aさん「いや、元気があって良いなあ、という話になってね。実際話してみてもやっぱり、元気そうだね。」

Noby「あ、ありがとうございます。わーい(嬉しい顔)

Aさん「じゃ、責任者(今後Bさんとします)を呼びますね・・・もしもし、Bさーん。」


まもなくBさんが部屋のドアを開けました。大柄で貫禄のある男性です。

Noby「はじめまして、Nobyと申します。」

Bさん「これはこれは、はじめまして。全部丸つけてた子だね。」

Aさん「はい、そうです。」

Noby「・・・・(恥)あせあせ(飛び散る汗)

イスを勧められ、Aさん、Bさん、そして私が着席します。

Bさん「ところで、あなたは健康ですか?」

Noby「・・・はい?!」

Bさん「いや、もうね、健康が一番大切なんです。私共の会社は大きな会社ではありませんから、何でもやってもらったり、たまには残業があったりするんです。元気なのが一番です。」

Aさん「大きな病気はされたことありませんか?あとは持病とか」

Noby「・・・特にありません」

Bさん「ほんとに?」

Noby「えっと・・・少しお時間ください・・・強いて言うなら、アレルギー性鼻炎です。」

Bさん「何アレルギー?」

Noby「ヨモギとブタクサです。」

Bさん「(笑)じゃあ大丈夫だね。ストレス解消法や趣味は?」

Noby「趣味はスキーです。あと、お酒も大好きですね。」

Bさん「いや、お酒も悪くありませんけどね、水泳も良いですよ。僕もお酒が好きだったけど、代わりに水泳をするようになったんです。水泳なんかの運動をしたときにはね、あなたは生物系だから分かると思うけど、βエンドルフィンという物質がね・・・(βエンドルフィンについて15分間)」

Aさん「・・・Bさん、今日は面接ですから。自分のことをお話するんじゃなくてNobyさんのこと聞いてください。」

Bさん「ああ、すいません。まあ、水泳はいいぞということです。次は精神的に参った話について聞きたいんですがね・・・」

面接は1時間半弱にも及びましたが、ほとんどが健康の話とBさんの経歴の話、私の実家の周りの地理についてでした。。。始終なごやかな雰囲気で、気こそ使いましたがこちらも楽しめました。
AさんとBさんはかなり仲が良いらしく、なんだか漫才みたいでした。揺れるハート

最後に、なぜこんなに健康を気にするのかということを訊ねたところ、精神的にも肉体的にも健康を維持できる人が結局一番成功するからだ、という話でした。

志望動機すら聞かれずなんだか拍子抜けしましたが、こういう面接も存在します。

就職に関するインターネットサイトを見ていると、グループ面接、社長面接、圧迫面接などいろいろな面接について載っていますが、今回帰国して自分が面接を受けると、どれもあてはまらないものがほとんどだということに気づきました。

結局のところ、その場その場で面接官の意思をくみとり、的確な言葉を返すことが大切なのかもしれません。

まだ合否を待っている状態なのですが、皆さんに良い報告ができればいいなと思います :)

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2010年07月08日

CFN報告記

さて、スーツも着慣れ、靴も履き慣れ、就職活動も佳境を迎えているNobyです。わーい(嬉しい顔)
今日は、先日開催されたCFN(日英バイリンガル就職フォーラム)の報告をしたいと思います。

このフォーラムは、先日ご紹介した毎日ナビ主催のものと似ていますが、主催者が異なるフォーラムです。ディスコと呼ばれる、アメリカに拠点を置くエージェントが主催しています。

出展企業も約120社と毎日ナビのものと近いですが、より英語を意識した企業が多いように感じました。
これは、日本で出展企業を募る毎日ナビと、アメリカで出展企業を募るディスコの違いかもしれません。


また、CFNでは募集職種・対象学科に比較的偏りがあった印象があります。

世界を相手に輸出入を行うために語学力の必要な商社と、海外工場・海外支店に技術やノウハウを伝えたい技術・化学系が多くを占め、食品・化粧品関係は少なめ。生物専攻である私にとっては、厳しいフォーラムとなりました。


・・・とはいえ、立ち止まっているわけにはいきません。
とにかく行ってみよう!と、フォーラム開始と同時に入場し、医療・薬品関係のブースを中心に回りました。


先に結果を述べておくと、この日の午前中は全滅でした。
消去法で医療・薬品を選んだことがやはり人事の方には分かったのか、私の専攻が合致していなかったのがまずかったのかは定かではありません。が、やっぱり「他にめぼしいところがないから・・・」という選び方は良くない、と学びました。


そういうわけで、面接に備えて空けていた午後がぽっかり空いてしまった私は、会場内をぐるぐるしながら興味を引かれたところや勧誘されたところに入ってみることにしました。


普段の私だったら入らなかったであろう所にもいくつか訪問したのですが、これがいろんな意味で面白いるんるん

企業名は伏せますが、いくつか紹介します。

☆髪が生えるシャンプーの会社
最近勢いのある、育毛シャンプーを扱う化粧品会社の説明会に行きました。
説明会は面白く大変フレンドリーな雰囲気で、見学者の中には本気で薄毛相談を始める学生さんが出始めるほど・・・わーい(嬉しい顔)
聞いていると、育毛シャンプーの会社でありながら、多くの投資をして精神科医の方たちと連携しているそうなんです。
なぜなら、薄毛は身体に対しての治療だけでなく、心のケアも必要な事項だから。
そして、精神科医・カウンセラーの方たちの「本当に悩んでいる人は、シャンプーを持ってレジに並ぶことにも抵抗がある」という声を受け、店で人に会わずに買えるインターネット販売を始めたところ、これが大ヒット。
1本5000円ほどもするシャンプーが飛ぶように売れ、今では知らない人のほうが少ないほどの商品になっています。


☆大手フードチェーン
説明会に現れたのは、なんとトルコ人。めちゃくちゃ流暢な日本語で、皆を驚かせてくれました。
「僕の会社がやりたいのは、世界の飢餓を撲滅することです!・・・が、最初はお店でどんぶりを作ってもらいます。僕もキッチンで作ってました」
と、店舗に配属されていた頃の写真を皆に見せてくれました。
トルコ人、ガーナ人、中国人、そして日本人。いろんな人が一緒にキッチンに立ったり、会議をしているのがわかりました。
チェーンの海外進出はもちろんですが、近年注目されているフェアトレード等の関係もあり、グローバル人材が求められているのだそうです。


この記事だけでは紹介しきれませんが、他にも日本でのシェアの4分の3を占める眼科医療機器メーカーや、シェア半分以上の塗料メーカーなど、専攻と離れていて知らなかったけれど興味深い会社にたくさん出会えました。


次の日の専攻では、面接に進むことができました黒ハート
・・・まだ結果が出ていないので詳しいことは書けませんが、良い報告ができればいいなと思います手(チョキ)

それではまた かわいい

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2010年07月05日

試験週間

ニュージーランドの学校は今、冬休みです。
休み前には、試験週間がありました。
そのときのことを書いてみました。



今週、ニュージーランドの公立大学は試験週です。
公立のポリテクに通っている私も例に漏れず、試験中です。

ニュージーランドの大学は大抵、試験前に一週間の試験休みを設けているのですが、私のコースはなぜか休みのないまま試験週に突入しました。ふらふら

一年のみのコースで、授業を詰め込みぎみなせいかもしれません。

試験週のスケジュールは・・・
月曜:エッセイ提出
火曜:レポート提出
水曜:試験
木曜:試験&プレゼンテーション
金曜:エッセイ提出

といった感じで、ちょっとぐったりしています。

この記事を書いている今日は、木曜日。ちょうど今、午前の試験と午後のプレゼンテーションを終えたところです。

試験はもちろんなんですが、プレゼンテーションにかなり苦戦しました。ふらふら

1人20分間、卒業研究のテーマについて話すのですが、

「自分は科学者で、卒業研究はまだ行われていないと仮定する。卒業研究を行う研究予算をもらうために、責任者の前で研究企画書を発表する」という状況を想定して行われたんです。

そして実際に責任者・・・ここでは学部長が、審判としてプレゼンテーションを評価するんです。

そういうわけで、自分の研究テーマについて話すだけでなく、予算やタイムライン、起こりうる問題や使用する施設まで細かく発表してゆきます。
とはいえ、内容がつまらなすぎるのもだめらしく、いかに魅力的に発表するか、分かりやすく発表するかも問われます。

私は、卒業プロジェクトでペアを組んだクラスメイトと一緒に発表を行いました。
発表順は3番目。早すぎず遅すぎず、良い感じです。

1番目のグループは「放牧型の牛・羊の排泄物による人への大腸菌O157汚染に関する研究」というテーマでのプレゼンテーションでした。
大変よく準備されたパワーポイントで説明もわかりやすく、「おぉ、やるなあ」と私は思いました。かなり練習したようです。
プレゼンテーションが終わり質問タイムに入ると、早速学部長が質問を始めました。
微生物が専門の学部長の質問は鋭く、完璧だと思ったプレゼンテーションの問題点が次々出てきます。

私は「こんなに鋭い質問が出るのか!」と、どんどん緊張してきてしまいました。
どきどきしているうちに1グループ目が終わり、2番目の発表者の番になります。

2番目に発表をしたクラスメイトは単独で卒業研究を行ったため、プレゼンテーションも1人で行いました。
彼は最初に、「いきなりですが僕、すごく緊張しています。皆もなんだか緊張しているようなので、ニュージーランドの小学校の授業でやるように、チョコレートフィッシュを配りたいと思います」と言い、チョコレートフィッシュ(イチゴ味のマシュマロをチョコレートでコートしたもの)を配り始めましたわーい(嬉しい顔)

みんなつい笑ってしまい、空気が一気におだやかになりました。

3番目の発表者だった私が彼にすごく感謝したのは言うまでもありません。黒ハート
彼のプレゼンテーションは蛍光タンパク質に関することだったので、スライドもカラフルですごく楽しめました。

さて、3番目は私たちの番です。
2人グループですが、最初に喋るのは私です。
2番目の彼のように、なんとかなごやかな空気で発表したいなあ・・・と思い、
「残念ながら私たちはチョコレートフィッシュを準備していないんですが・・・」とプレゼンテーションをはじめたところ、2番目の彼が「まだ一袋残ってるよ」と返事をしてくれ、笑いを取ることに成功exclamation

私たちのテーマは「環境化学研究室における、土壌標準サンプルの作成」です。
長くなってしまうので詳細は省きますが、つまることもなく、あくびする人も出ず、なんとか無事プレゼンテーションを終わらせることができました。わーい(嬉しい顔)

日本の大学・ニュージーランドの大学両方に行ってみて、ニュージーランドは生徒にプレゼンテーション等の口頭発表を多くさせるという印象を受けています。
学会に出て皆の前で発表をしうる学部生以上の学生にとって、これはとてもいい機会だと思います。事実、キウイの学生は発表がうまい人が多く、いつも感心します。


日本の大学に通っていた頃、「3ヵ月後にアメリカの学会で発表をしなきゃいけなくなった・・・どうしよう!!」という先輩の声をしばしばきいていたのですが、もしかすると短期留学はよい解決策かもしれません。
自分が何度もプレゼンテーションをしてみてわかったのですが、自分で練習するのと、日本人を相手に練習するのと、外国人を相手に練習するのでは、緊張度もフィードバックもぜんぜん異なってきます。

とりあえずこれで、私の試験週は山場を越えました。
あとは結果を待つのみです・・・幸運を・・・祈っておいてください黒ハート


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posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(4) | 学校

2010年07月01日

2度目のキャリアフォーラム

こんにちは。ニュージーランドのブログにもかかわらず、再び日本からの投稿です。
今日は朝から実家で畑の野菜の夏野菜カレーを食べ、元気を出して再び東京に来ています。黒ハート
今いるのは海沿いのビジネスホテルで、お茶を淹れてくつろいでいます。


今日はハードな1日でした。どんっ(衝撃)

朝早く家を出て、大阪にある企業の一次試験を受けに。
試験後その足で新幹線に乗り、東京へ。
田舎者の私は地下鉄ですっかり迷ってしまい、夜8時ごろホテルにチェックインしました。

あーしんどい、と思いましたが、午前中大阪で会った女の子を思い出してもうひとがんばりすることにしました。

大阪で一次の記述試験が終わり、エレベータが一緒になった女の子に「手ごたえはどうでしたか?」と声をかけたんです。
彼女の答えは・・・
「実は昨日から熱が出て、くらくらして問題がよく見えなかったんです・・・うーん、名前を書いたのは何度も確認したんだけど・・・」というもの。がく〜(落胆した顔)

気の毒に、家でゆっくり休んでくださいね、と言うと
「この足で長崎なんです」との答えがexclamation×2

自分は十分忙しいと思っていたんですが、上がいました。
彼女のように疲れて熱を出さないまでも、自分も頑張ろうと思いました。

明日から始まるのは、俗に「東京サマー」と呼ばれる大きなキャリアフォーラムです。ボストンやロンドンでキャリアフォーラムを主催している会社と同じ会社の主催で、ちゃんとしたものです。
就職フォーラムに参加するラストチャンスは「東京冬フォーラム」と呼ばれるものらしいのですが、夏のほうが幅広い企業の参加があるのだそうです。

冬まで就職活動を延ばすとビザの問題がある私は、何としてでもこの夏採用枠で就職したいと考えており、準備にも熱が入っています。

参加企業をざっと見ると、イメージされるであろう商社や外資系企業以外にも、意外と理系企業が多いんです。海外に工場があったり、親会社が英語圏にあったりする関係で、日英バイリンガルを必要としているのだそうです。

とはいえ、ほとんどはエンジニアの募集ではない(営業職・総合職の募集)ため、専攻は問わないところがほとんどです。文系の方も安心してください。

このフォーラムでは事前に企業から出された質問に答えて面接を予約します。
質問の回答を入力して送信すると、インターネット上で予約が完了する仕組みです。

質問に答えてゆくうち、面白いことに気づきました。

一社も、志望動機を書かせないんです。exclamation&question


大学時代に打ち込んだことや困ったことのほか、どういう人間になりたいか等の質問が目立ちます。

日本の大学生向けの就職面接で散々志望動機を聞かれた私にとって、これはすごく新鮮でした。黒ハート

なんだかこのフォーラムに来る企業は、「いろんな意味で中身があり、面白い学生」を求めているようだ・・・と勝手に一人で思っています。
私の経験が、うまく生きてくると良いのですが。

記事を書いていたら、すっかり夜遅くなってしまいました。
明日に備えて、そろそろ寝ます。

また、どんな感じだったか報告しますねわーい(嬉しい顔) 

今日東京は雨でしたが、明日は晴れますように!

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むかっ(怒り)


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(Noby)
posted by キックオフNZ at 00:00 | Comment(2) | 仕事
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